中小企業のWEB担当。心の葛藤。。。
会社のX(twitter)をはじめる目的って?
はじめまして。ミラテックのweb担当です。昨年5月末に会社のサイトを公開。そして、ついでにX(twitter)のアカウントを開設。でも会社のXをどのように活用するか?が整理できないまま、休眠状態で今に至っています。
当社は主に鉄道(保線)工事を手掛ける建設会社です。なのでXの活用と言ってもBtoCでもなければBtoBで受注機会を拡大しようって感じでもありません。
つまり目的がないと言えばない。。。
唯一あるとすれば採用活動でしょうか。
Xを告知力を伴う情報発信ツールとして活かすには、単純にX広告を使えば良くて、ターゲットを適切に絞れば広告コストは抑えられますし、せっせとフォロワーを増やす必要もありません。そう言った意味では、アカウントを持っているだけで既に目的は達成していると言えるかもしれません。
しかし、一方でポスト数が少ないと折角の来訪者をガッカリさせてしまう。Xも会社で運用するなら立派なオウンドメディアです。"メディア"である以上、コンテンツは充実させていきたいものです。
Xは「見てもらいたい・知ってもらいたいコンテンツへの導線」
さて、コンテンツを充実させたいという思いはありますが、フォロワーを増やすためだけの不毛な努力はしたくありません。
例えば記事に「いいね」してくれた方を片っ端からフォローするとか。
プロモーション目的なら"数こそ正義"ですからフォロワー獲得に執念を燃やすのも致し方ありませんが、当社の場合は違うので。
あと「おはよー」「きょうは晴れ」「これ美味しかったー」とかもちょっと控えたいです。
"ポスト(ツイート)=つぶやき"ですから、こういったポスト自体を否定する気は全くないのですが、継続は力なり的な発想の「毎日ポストできるネタ」ならば不要だと思います。会社のXである以上は少なくとも"情報"でありたいものです。
一方で、会社の魅力だったり仕事や職場の紹介、どんな人が働いているか?などは定番のテーマだろうと思いますが、これらをメインに発信するならプラットフォームはXじゃないような気がします。
目まぐるしく流れるタイムラインにあって、140字の短文ではどうしても散発的な情報発信になってしまうので。
そう思ったとき、ふと、Xは「見てもらいたい・知ってもらいたいコンテンツへの導線」となれば良いのでは?と考えるようになりました。
主要な情報発信のプラットフォームとしてではなく、他のプラットフォームと組み合わせて使用することが効果的かも。
建設会社だと、現場の写真をどしどし公開するっていうのもありなのかもしれませんが、請負工事ですので発注者様に無断であれこれ投稿する訳にはいかないという事情もあったり・・・
もう一つの違和感
Xの運用について二の足を踏んでいた理由。
それはポストの主体問題です。
会社のXだから、会社なの?X担当なの?いったい誰なの?
会社のXの運用について思案しているので、同業他社のXを覗いたりもしますが、感情豊かなポストがとても多いです。
カタログチックな文章よりも、よっぽど親近感を覚えるし、読んでて楽しかったりします。
でも、会社の公式と考えると少し違和感を感じるものも中にはあります。
そして、いざポストしてみようと書き始めてみると、その違和感は読んでいる時よりもさらに大きくなります。
書いているのは私であって私ではなく会社なのです。
文章を書くにあたって、こんな窮屈なことはありません。
見たところ、ゆるーい感じの公式Xが多いですから、まだマスコットキャラクターを作って、キャラ付けして、それを演じた方がよっぽど楽なんじゃなかろうか?なんて思ったりもしました。
(ん!!!)
「そうか。公式だからと法人然としてポストしようせず(会社を一人称にせず)、一人称となるキャラクターを設定する必要があったんだ。」(心の声)
と言うことで、私は今から「web担」というキャラを演じるweb担です。
ひょっとして、"〇〇たん"や"〇〇タン"の「たん」って、担当の「担」からきているネットスラングなのか?
そうだったのか。。。
てっきり「さん」を舌足らずでかわいく発音したのが「たん」なんだと思ってた。
書きたいことは'note'に。そしてXで
Xのアカウント開設と同じタイミングで、実はこのnoteのアカウントも開設していました。親会社がnoteで情報発信をしていたことがきっかけなのですが、こちらも今の今まで完全に放置していました。。。
再びnoteに挑戦・運用してみようと思ったのは、当社サイトのあるブログ記事のアクセスが伸びていることに気付いたことからです。
1つはGoogleのText to Speech APIに関する記事。もう1つはパノラマ写真を表示するPannellum APIに関する記事で、いずれもWEB技術系の記事です。
社業と関わりのない記事をアップすることに幾分ためらいもありましたが、当社サイトの制作の過程の1つだからと思って公開しました。
もちろん私はその道のプロではありませんから、その記事の内容は不十分なものかもしれません。しかし知りたい情報にたどりつく足がかりだったり、課題解決のキッカケ程度にでも役立ったのなら嬉しく思いますし、公開して良かったと思います。
「会社や仕事に関することはもとより、たとえ社業と直接関係のない事柄であっても、仕事を通じて得た知見を発信することは価値あること。」
(もちろん守秘義務等に配慮は必要ですけど)
そんな内容の記事を引き続き当社サイトのブログに投稿しても良いのですが、noteというプラットフォームの中で発信すれば、より多くの人に届くかもしれないし、読者からのレスポンスがあればモチベーションになります。
そしてnoteに記した新着記事をXで告知すれば、もっともっと多くの人に届けることができる。誰でもない、見知らぬ誰かの役に立てるかも。
そうだ!そうしよう!!
結論
中小企業のSNSアカウントなんて別に誰も気にしないし、気にされることもないだろうに。。。という意見もありますが、ネットという大海原に自ら晒されに行く訳ですから、準備は大事!絶対!!
おかげで、このnoteを自問自答で(たまにChatGPTに聞きながら)書いているうちに、私自身、しっかりと"腑に落ちた"状態になることができました。
もし、SNS担当になって私のように悩んでいる方がいらっしゃったら、以下のような事項をとことん考えてみたら良いと思います。
目的
プラットフォームの選定
キャラ設定
投稿の方針と内容
プラットフォーム間の連携 など