唄うヨガ・キールタンとの運命的な出会い
(この記事はアメブロからこちらに移行したものです。)
※キールタンとは:様々なマントラをメロディーに乗せて歌い、リードする人物がメロディーを歌い、その後に集まった皆で同じように歌い(コールアンドリスポンス式)、何度もマントラを繰り返し歌っていく。
私がキールタンに出会ったのは、2014年。オーストラリアへワーキングホリデーにいった時。
その頃、私は新米ヨガ講師になったばっかりで、自分にまだまだ自信がなく、教えるということもすっごくどきどきしていた時でした。
そんな時にあるヨガの先生に出会い、ヨガの哲学とかも学べるし、キールタンっていうマントラを唄う会があるんだけど、行ってみない?と誘われて、すっごく興味があったので向かったのがシドニーのGovindas Ashramというところ。
こちらのアシュラムはクリシュナ意識のアシュラムで、毎週いろんなプログラムが組まれていて、キールタンをしたり、バギャバットギータを説明してくれたり、すべて奉仕活動の一環として行っていたんです。
このクリシュナ意識の信者さん(デヴォーティ)たちに出会えたことが、運命の出会い。
彼らはとても穏やかでクリシュナ神のことを心から愛し、その信仰を毎日行い、周りにとても親切な素敵な方々でした。
はじめてキールタンに参加した時、すごく不思議になり、人前で唄うということがとても恥ずかしかったのですが、回を重ねるごとにどんどんその魅力に引き込まれている自分がいました。
皆の声と一体となって響きあうマントラの波動がなんとも心地よく、極楽な気持ちになるのです。 何度も涙を流したこともありました。心からの浄化が起こっていたのかなと思います。
それからというもの、私はこのアシュラムに頻繁に訪れて、デボーティたちと友達になって、料理を手伝ったり、準備を手伝ったり、キールタンにかかせないハルモ二ウムやムリダンガ、カタルなどの楽器を習ったり、すごく楽しい時間を過ごしました。
彼らの優しさや相手に真摯に接する姿は、今思い出しても涙があふれます。
彼らがいたから私はキールタンの世界に入ることができたのです。
私はずっと歌うということに躊躇していました。。それは母が音楽家で声楽をやってるので、人前で唄って、比較されたりするのが嫌だなと勝手に感じて、なぜか歌への愛を封印していたのです。今考えたら歌は大好きなのに、自分を閉じ込めてたんだって思います。
でもオーストラリアに行って、キールタンで、どんな声でもどんなメロディーでもどんな人が歌っても、すべてそれは神から与えられた個性であり、祝福するべきことなんだって感じたんですね。
それから自分の殻を破って、マントラを唄うことがすごく楽しくなりました。
ファームから帰ってきてまたシドニーのアシュラムでキールタンをリードさせていただける機会があったのですが、その時なんと1時間も唄いっぱなしだったのです!周りのデボーティさんもびっくりしていました。それだけ、今までの自分で自分自身を縛っていたものが解放され、喉のチャクラも開いたのだと実感しました。
自分は下手だから、とか
恥ずかしい、とか
すべてを超えて、唄うヨガ・キールタンで高次元と繋がって自分の心とも繋がることができるんです。
神聖な言葉をただ口に出すだけでも効果はありますが、メロディーにのせて、自分の声と周りの声とリードの人の声とそれぞれの音色が融合して、唄っているうちにどんどん高揚し、同時にその瞬間に集中できるという一種の瞑想法でもあると思います。
座って静かに瞑想が苦手な方は、是非マントラを唄うヨガにトライしてみてください。
MIRA's YOGAでは不定期で唄うヨガ・キールタンのレッスンを開催しています。
ご興味のある方は、www.mirasyoga.com や インスタ@mirasyoga で検索してくださいね。