【あたらしいふつう展オープニング】「1000人に聞いた未来予測」
※本記事はFabCafe「あたらしいふつう展」の常設展示です。
こんにちは! ミライズマガジンです。
本日は「あたらしいふつう展」よりお越しいただきありがとうございます。
わたしたちは「SF prototyping」という手法をベースとしながら、
SF作家と企業をつなぐことを目標に活動するオンラインマガジンです。
「作家と企業をつなぐってどういうこと?」
「そもそもSF prototypingってなに?」
という方は、まずコチラの記事をご覧ください。
今回の「あたらしいふつう」展では、
「"未来"の最大公約数-1000人に聞いた未来のビジョン」
と題して、
1000人の方に「2050年の未来がどうなると思いますか?」
というアンケートをとりました。
有効回答数は本日時点で706件となっております。
(会期中に1000人に達する見込)
まずはオープニングとして、その集計結果からお伝えしていきます。
1.回答者の属性
・男女比はほぼ1対1
・20代~50代が中心
・業種は製造業・IT・小売が中心
となりました。
2.回答者が予測した「未来」
「2050年にはどんなテクノロジーが生まれると思いますか?」という質問に対する回答について、頻出単語をピックアップして集計しました。
やはりというかなんというか、一番頻出した単語はAI。
全体の22.9%を占めています。
【「AI」が含まれる未来予測】
AI のさばく仕事が大幅に増加していて、更に電子化、スピーディで便利な様々な、ネットやオンラインサービスも気軽に手に入れる事ができていると思う。
(38歳、男性、卸売・小売)
政策を決定するAI
(51歳、男性、IT・ウェブサービス)
今以上にほとんどなんでもオンラインで済んでしまうテクノロジー。AIも加速して顔認証もすすみ、意思に関係なくプライバシーもデジタルで一括管理されてしまっている世界になるかもしれません。
(49歳、女性、卸売・小売)
次いで二位となったのが自動運転。
2位の「自動運転」と4位の「完全自動運転」を合計すると21.6%。
ほぼ同率一位と言っていいほど多くの方が予測をしています。
【「自動運転」が含まれる未来予測】
30年後には交通はドライバの要らない完全自動運転になり、飛行機形態になる。この飛行機は電気で動き、AIによって決められたルートを使い移動する
ため、都心では高層ビルへの入り口が複数階に作られる。路上ではこういった飛行機での移動手段が取れない貧困層の集まりになっていく
(男性、30歳、製造業)
自動運転は当たり前ですが、AIが搭載されていて、会話をしてくれる。自動タクシーのようなものができている。行きたいところをAIに伝えて送ってもらって支払いはスマホ決済、クレジットカードなどで現金は使わないなど。
(女性、39歳、その他)
車の自動運転が標準化し免許書廃止
(男性、20歳、IT・ウェブサービス)
三位にはAR、VRといった、いわゆるXR系の回答が。
産業からエンタメまで広く活用できる技術だけに、期待が大きいのかもしれません
【「VR」「AR」が含まれる未来予測】
お洒落なVRメガネが登場。
そのVRメガネをかけると、目に映る人々がすべて自分好みの容姿に見える。街並みも自分好みの風景になる。
(35歳、女性、その他)
電話で声を送れる。→メールで文字や写真を送れる。→今度は人を転送できるようになる?さすがにテレポーテーションはできないかと思いますので、何らかの技術を使いVRやらアバターやらで仮想現実とでもいうのか… 実体ではないかもしれないが、一緒にいることを想像できて会話もできる感覚。リモートなんだけど現実にいるようなテクノロジーができていると思う。
(43歳、男性、福祉)
ヴァーチャルでのライブ体験が一般的になっている
例えば、歌手のライブをVRやARで現実に目の前で行われているようになったり、実際に美術館に行かなくても、自分の目で見ているような美術品を見ることができるようになる。
(28歳、男性、コールセンター)
四位には医療・介護系のキーワードが並びます。
介護ロボットのほか、再生医療による難病の克服
ご時世をうけて新型コロナウイルス関連の予測をする方も多くいました。
【医療・介護系のKWDが含まれる未来予測】
介護ロボット 現在介護士が行っている作業をほぼ任せられるレベルまでに進化する もちろん会話も出来、患者のリクエスト、支持に対応できる
(60歳、男性、金融・保険)
自動治療カプセル。重症患者さんが入る。
全自動で、苦痛もなく、感染症の併発を防ぐ。
(26歳、男性、サービス業)
再生医療分野でのほぼ全身のコピー
(33歳、男性、フリーランス)
3.今後の展示スケジュール
1位~4位のキーワードにもとづく回答をもとにプロットを作り、
短編小説を掲載していきます。
プロットのイメージはこのような形です。
1000人の予測から、はたしてどんな物語が生まれるのか?
お楽しみに!