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「#2 駐妻と呼ばないで」から見えた、”キャリア=人生”という捉え方【駐妻おしゃべり会@Clubhouse!優しく繋がり合う場所を作りたい②】

おしゃべりを通して”優しくつながり合う場所”を作りたい

ブラジルへの海外転勤が延期中、8歳6歳兄妹を子育て中のママライターほっぺです。

2月末から毎週木曜日11:00~30分、Clubhouseで定期roomを開催しています。

「駐妻カフェ」運営責任者、駐在妻キャリアサポートコーチとして活躍されている飯沼ミチエさんとふたりでモデレーターをつとめており、本日は3回目の開催です!

ちょっとしたモヤモヤを、口に出して共感しあう大切さ!

ミチエさんはこれまで常々、「おしゃべりの力」の大きさを発信されています。

子育てや家族のこと、仕事といった日々のモヤモヤ…何かで大々的に発信するほどのことではないけれど、繰り返されることで時に疲れてしまう様なこと。
そういった心のひっかかりを、口に出したり共感しあったりするだけで気持ちが軽くなり救われることってあると思います。
それによって、必要以上に悩みを大きくしないという側面もあるのではないかとも感じます。

特に駐妻って先が見えないことも多く、独特のモヤモヤを抱えている方が多いと感じます。

Clubhouseの面白さは「オフトーク」!

私が感じるClubhouseの面白さは「オフトーク」!
様々な活用の仕方があると思いますが、オフレコだからこそ、みんなの本音やぶっちゃけ話、興味ある分野の最新情報など生の声を聞くことができるところだと思います。
オフの場だからこそ盛り上がれるという部分は大きいと思うので、あくまでおしゃべりや雑談を気兼ねなくできる温かな場にし、「優しくつながり合う」場所にしたいと考えています。

先週2回目のテーマは「駐妻と呼ばないで」

自分の夫が海外転勤となり、そこに一緒に行くかどうかとなった時…
よく耳にするようになるのが「駐在妻」「帯同」といった言葉です。

私自身もよく「海外転勤が延期になって…」などと話していますが、ミチエさんによると正しくは、

現在海外駐在中 → 現在海外駐在帯同中
駐在経験のある方 → 駐在帯同経験のある方

という表現になるといいます。

この問題はデリケートで難しい部分もあり、実は海外転勤に同行している女性の中には、そういった表現について違和感を持つ人も少なくないというやりとりから、2回目のテーマとすることが決定しました。

「駐在中」の主語は誰?世代による認識の差

一般的に40歳前後から上の世代の方は、自分の夫の海外転勤に同行している状態でも「駐在中」という言葉を使うことが多いそう。おそらくそれは、女性の駐在員が極めて少なく、誤解される可能性がなかったから。

ただもっと若い世代からすると、「駐在中?自分が駐在員ってこと?」という疑問がを持つ方が多くなります。

「帯同」という言葉の難しさ

ここで出てくるのが「帯同」という言葉です。

下記は、ミチエさんが駐妻カフェ内のマニュアルを元に教えてくださった「帯同」と「同行」という言葉についてです。

解説
・帯同…誰かを連れていくこと
・同行…誰かについていくこと

・誰かと対等の立場で一緒に行くときは「同行」
・家族・駐在妻が主語で「帯同」を動詞で使うのはNG

例文
駐在妻が主語の場合、

誤:「夫の海外駐在に帯同することを決めました」
正:「夫の海外駐在に同行することを決めました」

とあります。と考えると、駐妻カフェ的には

現在海外駐在中 → 現在海外駐在に同行中
駐在経験のある方 → 駐在に同行した経験のある方

「あくまでも主体は自分。自分が選んで海外に来ている」という思いがあるからこそ、「帯同中」ではなく「同行中」という表現にしてほしいと考える方もいらっしゃるといいます。

ただ現状では海外転勤に同行することを「帯同」と表現することのほうが多く、全ての言葉を「同行」にしてしまうと、情報を検索することができず、届けたい方に届かないリスクも…ミチエさんもそのあたりを試行錯誤しているそうです。

駐妻が抱える「キャリア」や「生き方」についての問題

最初はそういった表現や言葉について話していましたが、だんだんと話は「キャリア」や「生き方」についての話題に発展して行きました。

スピーカーに上がってくださった方の中で「自分のキャリアをしっかり形作れていないまま海外に来てしまい、今後どんなふうに頑張っていけば良いか具体的にわからず悩んでいる」という方がいらっしゃいました。

最初の駐在同行が24歳頃だったため、ご本人としては社会人としての経験が浅いと感じていらっしゃり、何かやってみたいけれどいわゆる「バリキャリ」みたいな経験や知識も豊富の方に相談するのは気が引ける…

「でも熱い想いはあり、今後頑張りたいと思っています。第一歩、どう行動すればよいでしょうか?」

という言葉が印象的でした。

「キャリア=人生」という捉え方

ミチエさん、そして同じくスピーカーに上がってくださっていた駐妻のキャリア支援をされているCAREER MARK 共同代表の鎌田薫さんの答えは、

「キャリアという言葉の本来の意味は「人生」です」

というお話でした。

特に日本では「キャリア」=会社などでの仕事や経歴とイメージしがちですが、「キャリア=人生」という捉え方をすると見える世界が少し変わるのではないでしょうか。

駐在に同行して海外へ行くことも、ご自身の立派な「キャリア」です。

習い事やボランティア、そして海外で生活するという暮らしそのものまで含め、自分が海外で経験していることをどう捉えるか、その「捉え方」を変えるだけで、海外経験が財産になります!

私自身も出産離職や、子育てをしながら常に「いつ海外転勤があるかわからない」という状況に置かれていたことから、今のフリーランスでライターをするという道が拓けていったこともあり、おふたりの言葉はとても胸に響きました。

これは駐妻に限らず、特にライフスタイルに合わせてフレキシブルに生きて行きたいと考える女性にとって大切なメッセージではないかなと感じますし、私自身も微力ながら発信を続けて行きたいと考えていることでもあります。

一見不自由に見えることや、今自分が当たり前のようにしていることの中に、もしかしたら思いもよらない未来のタネがあるかもしれない。

キャリアというのは少し固い印象もある話題でしたが、roomが終わるころには前を向いて走り出したくなるような、そんなワクワクするひとときでした。

ご相談してくださった方が、その日にブログで想いを綴ってくださっていたことも嬉しかった!

本日も11:00スタートです。是非お気軽に遊びにいらしてください☆

これからも、今ある日常への感謝を忘れずに、今の自分ができることを頑張っていきたいです。


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