シンプルと複雑の狭間

他の世界を知らないがゆえに、世の中とはそういうものだと理解するのか、多様な世界に触れて、振り回され、悩み、考えてきた結果、真理を悟るのかでは、同じ「シンプル」でも違う気がする。

答えそのものはシンプルなんだけど、生きてきた経験そのものが、「あれだけ時間を使って求めた答えがこんなものであるはずがない。」と否定して、また悩みの境地に身を移してしまう。

たぶん、歴史そのものが、そういった繰り返しで、
シンプル→複雑→シンプル→複雑と何度も同じところを往復している。

こうなんだよと教えられたらいいのだけど、経験と多様性が邪魔をして、「そんなのウソだろ。」と思ってしまうから、正しいことは自分で見て考えていくしかないんだよな。

「大人の言うことを素直に聞きなさい。」と言われて育ったけど、不可能。
その大人が迷っているのだから。
「子供に何がわかる?」とか言う言葉も迷っている自分を悟られたくない為のカモフラージュだったのだと思った。

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