札幌市内で小規模音楽イベント向けにレンタルしやすい会場(屋外・屋内公共空間系)
ミライノオンガクではCDJセット+PA機材の貸出・設営・運用プランを提供しています。
屋外をはじめ、常設機材がないどんな場所でも小規模音楽イベント(DJやライブなど)ができるサービスなのですが、具体的に音楽イベントが開催可能とされている場所がどこにどういった形で存在するのかは(利用者の方には)なかなか調べづらい情報かと思います。
この記事では札幌市内で音楽イベント用途に利用できる屋外・屋内公共空間系の会場をリストアップしてみました。すべてが札幌市系の会場です。
ほとんどの会場をミライノオンガク主催イベントで利用できるか検証したことがあり、またいくつかの会場は実際に使用したこともあります。
屋内の占用空間(ホールなどの音楽イベント用会場)はまた後日ご紹介しようと思います。
民間企業などの私有地での開催は経験上どうしてもコネ頼みになることが多いようです。誰でも利用できるとは限りません。
ここで挙がっている札幌市系の会場でしたら、ちゃんと手続きさえすれば誰でも利用することができます。
お役所と交渉…と思うとハードルが高いように感じられるかもしれませんが、実際はお役所対応をされることはなく(そもそも役所ではない)、かなり優しく利用案内をしてくれます。
ミライノオンガクに機材提供を依頼されるのでしたらサポートすることも可能ですので、ぜひ読んでみてください。
屋外の会場
屋外で音楽イベントをやるにあたってなによりも大切なのは、雨対策です。
小規模でやる場合はイベントの運営だけで手一杯になりがちで、雨対策まで手を回すのはなかなか困難です。
(プロの音響屋さんやイベント屋さんでも「雨降りのイベントは罰ゲーム」と言う人はかなりいます)
屋根つき常設ステージがあればかなり快適ですね。お客さんも一時的に避難できる場所があれば文句なしです。屋根があっても雨粒が入ってくるような横殴りの雨の場合はイベントを中止にした方がいいでしょう…
また、搬入のしやすさも大事なポイントです。どこまで車を乗り入れられるか、途中に不整地がないかを確認しましょう。
札幌芸術の森 野外ステージ
#ろくえふ 改めてありがとうございました。屋外でのDJイベントがけっこう身近なものであること、快適な距離を保って自由に楽しめること、そして実現可能性も高いことを知っていただけたら幸いです。楽しい一日でしたね。 pic.twitter.com/joMEiR24Dp
— ミライノオンガク (@mirainoongaku) August 11, 2021
利用可能時間 : 10:00〜21:00(前後2時間延長可)
利用料金 :
入場料0円〜500円 → 46000円
入場料501円〜2000円 → 92000円
入場料2001円〜5000円 → 184000円
入場料5001円〜 → 368000円
入場料徴収 : ○
雨天対応 : ◎ (ステージ+観客席舗装部まで屋根つき)
アクセス : △ (地下鉄+バス)
音量制限 : 特に言及なし
PMFやBIG FUNなど大型音楽イベントでもおなじみの芸術の森野外ステージ。実はけっこうお手頃な価格で借りられます。
設備面は他の会場と比べてダントツです。
ステージは天井+3方向壁つき、観客席舗装部にも屋根つき。降雨の心配をほとんどせずに屋外イベントを実施できるのはここだけです。
小規模音楽イベントでは広すぎるかも？と思うかもしれませんが、観客席舗装部をメインフロアとし、後方の観客席芝生部をフリーゾーンとすればのびのびと楽しめます。ミライノオンガクのCDJ+PAプランでもこの設定なら十分です。
搬入車をステージに直接つけられるので設営もしやすく、空調つき控室まであります。けっこう夜遅くまで使えるのもいいですね。
難点があるとすれば、入場料設定に応じて利用料金が変化するところでしょうか。
500円なら92名、2000円なら46名の入場があれば利用料金がペイできます。
またアクセスが地下鉄真駒内駅からバスで15分ほど、そこからさらに5分ほど歩きます。本数は多いですがちょっとややこしいです。美術館で大型展示がある場合は車での来場が制限されることもあります。
飲食の手段もほとんどありません。自販機はあります。キッチンカーを手配すればステージ真横まで呼ぶことができます。
いくつかの難点を差し置いても最高の会場です！
雨の心配もなくのびのびとやれるのが大好きです。ミライノオンガクでも複数回利用しています。
個人規模でこれだけ利用しやすい屋外の会場もそうないと思います。ぜひやってみませんか？
モエレ沼公園 野外ステージ
利用可能時間 : 9:00〜16:00
利用料金 :
入場料0円〜500円 → 31700円
入場料500円〜2000円 → 63400円
入場料2000円〜 → 126800円
入場料徴収 : ○
雨天対応 : × (屋根一切なし)
アクセス : △ (地下鉄+バス)
音量制限 : 「近隣住民の迷惑にならない程度」(だいぶ厳しい)
広大なモエレ沼公園の一角を会場として使う感じです。屋根も常設ステージもありません。
利用可能時間がだいぶ厳しいですね…昼間のイベントと割り切ってもかなり短いです。また音量制限も(具体的な数値はないですが)かなり厳しいようです。
個人規模の音楽イベントの実施例をほとんど見たことがありません。
ふれあい広場あつべつ
利用可能時間 : 8:00〜21:30
利用料金 : 13900円
入場料徴収 : △ (可能だが沿道から全部見えてしまう)
雨天対応 : ○ (ステージ屋根つき, 観客も降雨時に避難できる場所あり)
アクセス : ◎ (地下鉄駅徒歩2分)
音量制限 : 75dB/5m ( = 84dB/1mぐらい)
新さっぽろ駅…というかサンピアザや青少年科学館のところにある公園ですね。
利用料金がとてもリーズナブルです。アクセス性も抜群ですね。周囲の飲食店もいっぱいあります。音量制限もまあまあ出せる数値だと思います。
難点はやはりアクトが沿道から丸見えというところでしょうか…入場料の徴収は可能なようではありますが。
通行人などみんなに見てもらいたいタイプのイベントには最適かもしれません。
そのうちミライノオンガクでもレンタルして何かしらのイベントをやろうと思っています。
清田区役所 市民交流広場
利用可能時間 : 8:00〜21:30
利用料金 : 8100円
入場料徴収 : ？ (沿道から全部見えてしまう)
雨天対応 : ○ (ステージ屋根つき, 観客も降雨時に避難できる場所あり)
アクセス : △ (地下鉄＋バス)
音量制限 : ？
清田区役所の横にあるイベントスペースです。
かなりリーズナブルな料金ですね。入場料徴収はたぶん無理かな…？
アクセスはバスのみですが、目の前が清田区役所のバス停なのでそこまで困らないと思われます。駐車場も利用可能みたいです。
ここもそのうち利用してみようと思います。
大通公園 西6丁目 野外ステージ
詳細不明
以前どこかで利用案内を見た気がするのですが…改修工事中だからか見当たらなくなってますね。けっこう割高で条件も厳しかった気がします。
屋内の公共空間
専用に区分けされたスペースではなく、人通りのあるところでオープンに開催できる会場です。
当然ながら入場料は徴収できないので、利益をあげることもできません。とにかく人目に触れるところでやってみたい音楽イベント向けですね。
白石区複合庁舎まちづくりイベント広場
利用可能時間 : 10:00 〜 21:00
利用料金 : 0円
入場料徴収 : ×
アクセス : ◎ (地下鉄駅徒歩15秒)
音量制限 : 隣接テナントの迷惑にならない量まで けっこう出せる(「ブラスバンドは流石にダメ」)
白石区役所の地下、地下鉄白石駅直結のイベントスペースです。
驚愕の利用料0円。申込もwebフォームから。
音量は意外と出せます。なぜかClearsonicの遮音板(スタジオライブ等でドラムの周りに立っているアレ)があり、隣接テナントも防音ガラス仕様とのことです。実際にDJイベント中に目の前の喫茶店に入ってみましたが、耳をすまさないと聞こえませんでした。
(ちなみに2022年8月現在の隣接テナントは吹き抜け上階の居酒屋だけです)
机や椅子などのこちらで持ち込みにくい備品もちゃんと揃っています。
人通りも多いので、パブリック向けにアピールしたい小規模音楽イベントに最適な会場だと思います。ミライノオンガクでも何度も利用しています。
難点は企業PRなど営利目的の利用が禁止されていること、利用予約が数ヶ月先まで埋まっていることでしょうか…あと冬場はけっこう寒いです。
札幌駅前通地下広場(地下歩行空間) 北3条交差点広場[西]・北大通交差点広場[東]・北大通交差点広場[西]
利用可能時間 : 6:00 〜 24:30
利用料金 : 50000円〜180000円
入場料徴収 : ×
アクセス : ◎ (地下鉄駅そのもの)
音量制限 : 「75dB」 (けっこう厳しい)
チカホのイベントスペースですね。
料金設定が個人規模でやるにはかなり立派…！基本的には企業向けのPRスペースという感じですね。
人通りの量は言わずもがな。1日あたり9万人だそうです。
搬出入のルールが細かく決められており、音量制限もかなり厳しいそうです。個人規模でやるのなら音楽イベントそのものというよりPR目的でやったほうがよさそう…？
以上となります。
もし「ここも使えるよ！」という情報があったらぜひご提供ください。
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