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植物の生長とは。。。(農業)

植物が育つことを生長と言います。この生長には栄養生長と呼ばれるものと生殖生長とよばれるものの2つがあります。 茎や葉を伸ばして植物体を大きく育てる栄養生長と次の世代を作るための器官である花や果実を育てる生殖生長です。

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ちなみに「成長」と「生長」の違いは特に明確に使い分けされているわけではありませんが、国語辞典のなかには,生物の体が大きくなることを一般的に「成長」といい,植物などがのびて大きくなることを「生長」といって,表記を2種類に区別 するものもあるようです。
 
ホウレンソウやキャベツ・ハクサイなど葉を収穫する葉菜類では栄養生長だけを意識していればOKです。しかしトマト、ナス、きゅうりなど果実を収穫する野菜類では栄養生長と生殖生長の両方がなければ収穫に結びつきません。

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実はこの2つの生長にも光合成によって養分を作る働きとその流れが大きく影響しています。栄養生長が行われている時は葉で作られた光合成産物は主に茎や根に送られます。そのため茎・根が成長するのですが、この生長が過剰になった状態が過繁茂です。一方、生殖生長が始まると光合成産物のほとんどが花や果実に送られその生育に使われるようになります。その結果、茎・葉の成長が抑制されます。この状態が進行すると草勢の低下という状態になります。

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