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作物の流通を考える・・・・!

農業はなかなか儲からない、、、、。
これはどこに行っても誰に聞いてもよく言われることです。

「儲かる」とは利益を稼ぐことです。利益=売上ー(労務費+経費)で計算されますので、結局のところ「儲かる」ためには売上をアップさせるか、労務費・経費を削減するかしか方法はありません。

売上をアップする、、、、。「売上高=出荷量×販売単価」ですから、出荷量(収穫量)を増やす、販売単価をアップするの2つのパターンがありますが、ここでやっぱり考えていきたいのは 販売単価を上げること です!

そこで作物ごとの流通経費をみてみます。

流通経費一覧

この表は農水省の「青果物卸売市場調査報告」をもとに作成しています。
簡単に説明しますと、消費者が100円で購入するとすると生産者の手取りはいくらかを作物ごとに見ています。

トマトの場合だと消費者が100円で購入すると、生産者の手取りは48円ということになります。同じくニンジンなどを見ますと消費者が100円で購入すると、生産者の手取りは36円ということです。

もちろん中間流通の各業者もしっかり仕事をして手数料をもらっているわけですから、別に中間流通の業者が暴利を得ているわけではありません。

農業者もこういったしっかりとした流通があるおかげで栽培に専念できるというメリットがあります。

しかしなんとか売上高をアップさせて利益を獲得しようと思うなら、自分の作物の流通を変えていく必要があります。やはりしっかりと利益を獲得している農業者は自ら自分の流通を構築し、少しでも高く売る努力をしています。

大規模農業者で取引量も多い農業者であれば仲卸業者や小売業者とダイレクトに商売をされ、物流も独自のものを構築されているケースが多いですし、中小規模農業者であれば地域の直売所などでしっかりと売り切ってしまえるように努められています。

ただし、利益を取り込むために仲卸業や小売業、直売所などとダイレクトにビジネスをしようと安易に取り組むと、営業活動はしないといけないし、梱包、運送のための労務費や経費も掛かってしまうのでご用心。

ご質問などございましたら下記メールまでお気軽にご連絡ください。
t.ogawa19720117@gmail.com


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