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トマトの生育診断とコントロールする② ~生育バランス~ (農業)

前回はトマトなど果菜類の生育診断の重要性をあげたうえで、「草勢管理のやり方」について述べました。その中で生育診断では草勢の「強い」「弱い」生育のバランスの「栄養生長」「生殖生長」を2軸で考えることが大切であることをのべました。


今回はその中で生育のバランスの「栄養生長」「生殖生長」の診断のやり方とそのコントロールの方法について述べたいと思います。

●栄養生長・生殖生長のバランスは開花の位置で判断する
栄養生長とは植物体が大きくなる生長です。一方、生殖生長では果実・花・受粉など次世代のための生長です。トマトなど果菜類で販売するのは果実であり 葉・茎を大きく育てても儲かりません。トマトの茎を過剰に生育させても仕方がありません。しかし果実の肥大ばかりが過剰になってもいずれは茎の生育は弱って終わってみれば収量減になってしまいます。

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