見出し画像

土壌診断をはじめよう!(農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。輸入に頼っている化成肥料は価格が高騰しています。背景には円安だけではありません。世界的な人口の増加で国際的な肥料の争奪合戦がありますので、肥料価格の高騰は今後も続くものと考えたほうが良いと思います。

そういった中で価格が高騰している化成肥料の使用割合を減らし、その分、国内調達できる有機肥料で賄おうとする動きや、今まで“勘”によって施用していた化成肥料を、土壌診断を行い、必要な量を必要な分だけ化成肥料を投入することで、今まで勘に頼って過剰に投入していた化成肥料分を節約しようとする取り組みが各農家でされています。

土壌診断を行い、適切に肥料施肥を行うことは単に経費の節減になるだけでなく、栽培に適した土壌環境を作り出すことになりますので、農作物の品質にも良い影響だ出ます。

今、農業の経営環境は非常に厳しい状況にありますが、これをある意味でプラスに捉えてこの機会にしっかりと無駄を見直していくことが必要だと思います。

現在の土壌診断の実施状況を見てみると「土壌診断を行っている」は58%、「土壌診断を行っていない」は39%となっており、約6割の農家の方が土壌診断を行っていることになります。

出典:日本農業新聞より加工

土壌診断には、「化学性」のみを診断するものや、「化学性」に加えて「生物性」「物理性」も診断するものなどもあり分析する内容によって費用も異なります。

土壌診断はぜひ行ってほしいと思っていますが、まずは「化学性」のみでよいと思います。有機農業など「より肥えた土作り」を目指す方は「生物性」などを診断する必要もありますが・・・。

とにかくまだ土壌診断を行っていない方は、まずはこの機会に経営面からの視点で「化学性」の土壌分析から始めてみてくださいね。

<土壌診断>


【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAIL:t.ogawa19720117@gmail.com

【関連記事】-----------------------------------------------------------------------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?