マルシェに出店する❗① ~目的をしっかりと~ by 小川隆宏
マルシェに出店するのは手間がかかる。マルシェはコスパが悪い。
多くの農家の方からそうしたことをよく聞かれる。マルシェに出すためには「出店の申し込み」、「お釣りなどお金の準備」、「個装などパッキング」、「配送」、「ブースの設営」、「当日運営」「ブースの撤去」など非常に手間がかかる割に、実際にマルシェでの販売価格は大した金額にはならない。
確かにマルシェで売上を上げようと考えればコスパは悪いのは間違いない。
そこで大切なのがマルシェへの出店目的をどのように捉えるかだ。
マルシェ出店の目的を営業活動としてとらえるのではなく、認知度アップのためのプロモーションとしてとらえ、一般消費者だけではなく、様々な業者に自分の栽培へのこだわりを伝える場として考えることが大切だ。
またマルシェを単なる一時的なイベントとして捉えるのではなく、定期開催される市場として捉え、「毎回そこに行けばあの農家に会える」という状況にすることも大切だ。
レストランのシェフや目利きのできるバイヤーにとってマルシェに行けば必ずお目当ての農家に会え、話が聞け、作物が買える。
そういう機会にしていくことが大事だ。
そうして作物や農家への信頼ができ、それがブランドになり、上手く行けば直接的な継続取引になる。
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