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肥料の無駄を省こう! 土壌診断(農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。以前、「肥料価格の高騰について (農業)」の記事の中で肥料価格高騰対策として、

①肥料の転換
②無駄を省く
③肥料の共同購買
④肥料購入先の見直し

を上げさせていただきました。(下記記事を参照ください)

このうち、今回は「⓶無駄を省く」について記載したいと思います。
最新のドローン技とAI術を使った肥料削減「可変施肥」というやり方もあります。これは特殊な波長を撮影するカメラ(センサー)を使用して、ドローンにより作物の葉の光合成の度合いや土壌の肥沃度などの測定を行い、「必要な時に、必要な分だけ、必要な箇所に対して、追肥ができる」ので無駄な肥料や農薬を削減できるというもので非常に興味深い技術ですが、手軽にすぐに無駄を省く方法としては、「土壌診断」の活用です。

土壌診断を行い、現在の土壌がどれだけ肥料成分を持っているのかを肥料成分ごとに分析・把握し、作物ごとに生育に必要な肥料量に対して不足している分だけを適切に施肥することで、肥料過剰を防ぎ、今まで過剰に投入してきた肥料量を削減することで、肥料の無駄を省くことができます。

これは過剰施肥による生育への悪影響を回避するだけでなく、肥料費の削減につながり、また必要な分のみを施肥するので施肥する手間(労務費)も削減することができます。

土壌診断では化学性診断、物理性診断、生物性診断などがあり診断内容によって価格が変わりますが、肥料削減効果だけを考えるのであれば手始めに化学性診断から始めるのがいいと思います。より高みを目指す方は土壌にいるの微生物の状態などを把握する生物性診断も行っていただければ、、、、と思います。

各企業より土壌診断サービスが提供されていますので是非確認してみてください。

診断する内容によって診断結果が出るまでの時間に違いがありますので、自分の栽培スケジュールも合わせてどのような分析を行うかを考えてくださいね。

みらい蔵
ヤンマー 

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●DGCテクノロジー


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