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【実録】1回死んでみる会ビフォーアフター

人はそんなにすぐには変わらないし、変われない。でも、強烈な原体験を経て、変わっていくことはよくある話。変化することを目的に、意図的に原体験を作り、変化するきっかけを作ってみたい。

そんな想いで、「1回死んでみる会」という、なんともな名前の会を主催してみたのが7月だった。もちろん、ホントに死ぬことは無く(笑)、死んだと仮定して、考えてみるという内省プログラム。1回死んでみる会は完全なる手弁当で、ゼロから考えて仲間2人と作ってみた。

1回死んでみる会とは?

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「ハイ、あなたは死にました(笑)」と言って、死因カードを引くところからスタート。死因は様々だけど、突然に死はやってくる。

死んでしまったので、話すことは出来ない。部屋も暗くしてある。そこに10個の質問がやってくる。質問の後には1分間の静寂であり、内省タイム。そうして10個の質問と向き合ったところで目を開ける。

そこで初めて会ったチームメンバーに、死んでみて感じたことを10分語るのだけど、相手は死んでいるので、反応は無いし、声を出してはいけない。なので、10分間ひたすら自分のことを話続けなくてはいけない。

この10分で本当に深いところまで到達する。自分のことがとてもよくわかってくる。

自分にとって、本当に大事なことは何か。自分らしさとは何か。何のために生きるのか、そして何のために死ぬのか。。。


そして、生き返る。

生き返って、また手にした命。

さて、あなたは何をするの?どうなりたいの?


そして、それを宣言する!というのが、この会のプログラム。誰でも出来るので、ぜひやってみてほしい。

生き返ってから半年の変化が衝撃過ぎる

こうして、一回死んで、生き返った僕らは半年後にまたこのメンバーで会うことを約束した。宣言が単なる宣言で終わらないように、半年後にみんなで変化やアクションについて話そうということで。

そして、本当に半年経って集まったところ、みんなの一回死んでからの半年の変化が激しすぎて衝撃だった。個人の濃密な内容なので、ここでは詳細には話さないがざっくりビフォーアフターはこんな感じ。

✓元々は夫婦でそんなに仲良くなく、別居してた時期もあるくらい。でもこの会を境に、家族と向き合うことを決め、子供の保育園のお迎えも7割くらいは自分が行くことにした。それにより、家族との会話も増え、平和になった。面白いことに、仕事にも身が入るようになったのか、会社でもTOP3に入るような成果をだすことが出来た。

「うそーん、いきなり変化しすぎじゃん。しかもいい話過ぎるでしょ!」なんて突っ込まれつつも、この変化にニヤニヤしている。ちなみに、家族が平穏だと、仕事の成果も出やすいっていうのは本当にそうだと思う。バランスって大事。

✓前回の宣言で、「好きな人達を連れて、東南アジアで働く。移住!」と宣言した彼女。思い立ったら吉日、実際に仕事のお休みを利用して、海外に1週間程度滞在して、ここで働くこと、移住することを検討してみる。でも、そこで「本当にこの生活したいんだっけ?一生?」って気づいて、日本に帰って決めたテーマが「稼げる女になる!」

これまた「変わりすぎだろ~」とか突っ込まれつつ、これまたニヤニヤしている。自分の話をみんなが聞いて、突っ込んでくれるのって嬉しい。この彼女みたいに、旗を立てて、そこに向かってみて、違ったと思って軌道修正する。これで全然よくて、迫力を持って前進している。

✓仕事や勉強などに没頭しすぎて、奥さんから愛想つかされ、かなり危機的な家族関係だった方。そこから、家族と向き合いなおして、今では、奥さんと一緒に共同で会社を設立。副業として家族でビジネスをすることになった

みんな、衝撃過ぎてびっくり!!!そんな激変あるん??離婚一歩手前から、夫婦でファミリービジネス始めるなんて。事実は小説より奇なりである。

✓「壊」という字をテーマにした方。いろいろな仕事で成果出してきた彼女だけど、今までのやり方を壊したり、自分の得意じゃないことにチャレンジして自分を壊したり、そんな意味の「壊」。元々はそんなに英語が得意じゃなかったみたいだけど、最近は英語で大学院での特別授業をやったり、自分の会社じゃない社外の仲間とのプロジェクトも参画したりしている

うう、素晴らしすぎる。。。お手本のような感じの彼女が言っていたのは、やっぱり宣言するってことが大事だってこと。

こんな感じで、あっという間の3時間。みんなの変化を聞いて、衝撃、刺激を受けたと同時に、大笑いした楽しい時間だった。

感謝する

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ちなみに、僕自身も同じように一回死んで考えてみたところ、

「感謝する」

という言葉が出てきた。この背景としては、僕は今まで「感謝される」人になりたい、仕事がしたいって思ってきたところがあるのだけど、もう20年も仕事をしてくると、知識、経験、人脈などなど少しは人にgiveできるものが増えてきて、「感謝される」仕事が出来てきたかなとは思うようになってきた。ちなみに、よく偽善者とか、性善説のロマンティストとか言われたりもするけど(笑)

一方で、感謝しているのか?と。。。親に対して、家族に対して、会社のメンバーに対して、友人に対して、などなど。。。そして、その感謝をちゃんと伝えているのか?、伝えないといけない。そんな風に思った。

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すぐにやったことは、自分の親が生きてるうちに絶対にやっておきたかった、親子三世代で旅行すること。ちなみに、娘にとって、なにより楽しかったのは、みんなで人生ゲームをやったこと、とのこと。

それからも「感謝する」を意識してから、なんか物事がうまくいきだした気がする。不思議と仲間が集まってきて、ミライフの社員が増えたし、今回始めるミライフキャリアクリニックも自分ひとりでは絶対にできない内容だし。

「感謝する」を意識したら、人が集まってきて、助けてくれて、結局また感謝してる(笑)

宣言することの大事さ(言霊ってある)

最後のまとめ。やっぱり宣言することって大事。深く内省して、心から思った言葉は自分を支配するし、自分を変えていく力があると思う。

言霊ってある。

ミライフキャリアクリニックでも最後の卒業式で、全員「自分ビジョンブレゼン」をやるんだけど、これは綺麗なことを言うことでも無いし、達成しなきゃいけないものでもない。大事なのは、自分にとって本音、本気で目指す旗を立てること。そしたら、そこに向かっていける。向かっている途中で、違うって思ったら、また旗を立て直せばいい。何度でも。人生振り返ったときに、この「自分ビジョンプレゼン」が自分が変わるきっかけになったって言ってもらえたら最高の仕事だなって思う。

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