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おっさんベンチャーのジャズセッション(サウナ付き)

2019年の上半期。希望から絶望に落下するジェットコースターに乗っていた。そして、気付いたら、ひとりぼっちになっていた。

人材業界の未来シナリオ

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僕はひとりぼっちになったが、淡々と仕事をこなしていた。その一つが出版である。

元々は早稲田ビジネススクール(大学院)に通ってた際に書いた論文がベースになり、リクルート時代の大先輩の黒田さんに助けてもらい、最終的には共著という形で、世に発表することが出来た。

何度も出版社に企画を断られながらも、黒田さんが諦めずに話を持ってきてくれた。それだけではなく「これは本にして世に出すべき。俺も一緒に書くから、がんばろう」って言ってくれた。この本は本当に黒田さんがいなかったら本になることはなかったと思う。捨てる神あれば、拾う神あり。黒田さんに拾ってもらった。

本の出版が決まってからも、なかなか筆が進まず、何度も座礁しかけたけど、最後までやり切ってホント良かった。本書くのって、苦労100、利益無しって感じで、コスパ最悪なんだけど、それでもこの内容は人材業界で働くみなさんに届けたかった。これが2019やり切ったことの1つ。


なぜか仕事は好調

メンバーが増えたり減ったり、入れ替わりが激しかったけど、実は2019年のミライフの業績は安定していた。

コツコツ、細々とやっていたエージェントの仕事でも実績が出てきて、クライアントさんからの期待にも応えられるようになってきた。クオリティが高いということが企業、個人に感じてもらえている実感が持ててきた。

相変わらず、講演やら研修やらもお声がけ頂くこと多く、ホントありがたかった。

売上増は七難隠すってよく言うけど、これをまさに実感した。社内ではひとりぼっちでも、クライアントの皆さんは優しかった。引き続き、期待してくれた。これが何より嬉しかった。


そして、仲間がやってきた

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7月(もりぞー)、11月(まっさん)と立て続けにミライフに仲間が増えた。これは創業時からフルリモートでやってくれてるメンバー(DA2)もいれての集合写真。というわけで、今、ミライフは4人で活動してる。

新しくジョインした二人とも人材業界15年以上のベテランで、1月は女子校の先生みたいなポジションだったけど、今は人生初の男子校であり、まさにおっさんベンチャーに属している。

二人とも経験豊富で、自分で独立できるって思うくらいだったけど、それぞれに想いがあり、ミライフのやりたいこと、理想に共感してくれて、最後は「ひとりでやるの寂しいじゃん」って言ってやってきてくれた。

正直、このおっさんベンチャーがめちゃめちゃ面白い。よくよく考えてきたら、リクルートで28歳でマネージャーにしてもらってから、ずっとマネジメントの道を走ってきた。自分も大したことないのに、若いメンバーを育成とかしてきた。でも、今はマネジメントしている感じが全くしない。いうならば、ジャズのセッションしてる感じ。みんなが好きな楽器持ち寄って、それぞれに反応しながら即興で音楽やってる。

もちろん、これでいいのか、上手くいくのかはわからないけれど、とにかく楽しい。こんな風に仕事ができるっていうのは理想的だなぁって思う。そのためにも、このスタイルで結果出したい。

それにしても、またしても、捨てる神あれば、拾う神あり。だから人生は面白いと思う。

この仲間で、月に一度は渋谷の銭湯♨️(改良湯)にいき、サウナに入り、ビールを飲んでいる。おっさん的にはこれが最高である。

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なぜかweworkに移転

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そんな中、渋谷スクランブルスクエアのオープンが近づいてきた。

ミライフの創業は表参道なんだけど、その後はずっと渋谷なので、ダンジョンと言われる渋谷の街の変化をずっと見てきた。

そのダンジョンのラスボスがいそうなのが、渋谷スクランブルスクエアで、渋谷の駅上にドカンとそびえ立っている。

徐々に建設が進むのを最初から見てきて、「あんなビルで働きたいなぁ」と、なんとなく思っていた。

とは言え、独立して、ベンチャーの実力でどうにもならないのがオフィスである。

仕事の質も、仲間のレベルも高い自信があったとしても、オフィスばかりは、この弱小零細企業が駅前の最新ビルに入ることは難しい。さらに、敷金で12か月とか言われたら死んでしまう。。。

そこにチャンスがやってきた。渋谷スクランブルスクエアにWeWorkが入るという。WeWorkは都内にも増えてきたので、クライアントのアポとかで、何度も行っていて、素敵だなぁと思っていた(家賃が高い以外は…)。

そんな想いもあり、オープンするタイミングが一番の入居のチャンスだと思ったので、見学から1日で渋谷スクランブルスクエアのWeWorkに入居を決めた。


WeWorkのご利益

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移転してきてまだ1か月だけど、かなり満足している(家賃が高い以外は…再)

一番の変化としては、圧倒的に来客が増えたこと(仕事、遊び問わず)。そして、元々のクライアント含めいろいろな企業と同居人として付き合っていけるのは面白い。もっともっと何かが生まれそうな気がする。

社内的には、「新しいことやろう」っていう感覚がガンガン生まれてきている。毎日のように新規事業議論を堅苦しくなく雑談でしている。これはWeWork効果なのかわからないけど、自分たちがワクワクしている感じがあって、これまた何かが生まれそうな気がする。

つまり、僕らにとってのWeWorkのご利益は「何かが生まれそう」ってことになる。その何かわからん「何か」に高いお金を払う。普通に考えたら、ロジックで論破されて、生産性悪い、コスパ悪いとなるはずである。でも、この「何か」がすごいことになるかもしれない、今は何が「何か」かわからないのだけど。。。いやいや、「何か」は後から作るものなのかもしれない。

右肩上がりで、先が読めていた時代は、やることを型化して、KPI決めて、生産性を上げることだったり、無駄を取ることでパフォーマンスを上げてこれたかもしれないけど、これからは『新しい価値を作ること』が勝負所になると思う。そうなったときに、この右脳っぽい判断が効いてきたらいいな。いや、きっと効く!と信じたい。。。


そんなわけで、以上、初noteは上半期&下半期に分けての2019振り返りでした。

自分にとっては希望から絶望、絶望から理想と1年間ジェットコースターに乗りっぱなしだった。そして今はとても幸せ。でも、これからずっと上がっていくこともないと思うし、それだとしたらそれはそれでつまらないから、いろいろ仕掛けていく中で、いい感じに失敗して、ジェットコースターに乗り続けていたいと思う。

2020は個人として、発信を強めていきたいと思っているので、コツコツゆるゆる頑張っていきまーす。

次回は年始宣言で、2020にやりたいことについて書きます〜

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