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若いうちはWILL CAN MUSTのMUSTが大事

先日書いた、WILL CAN MUSTと年収の関係性という記事が結構見て頂いているようなので、短編で続きを書いてみようと思う。

僕はリクルートエージェントのマネージャー時代に「ユウスケ塾」なるエージェントの教科書的資料(パワーポイント100枚くらい)を作って、勝手に全社に配布していた。さらにいうと、全国の支社に呼ばれれば、そこで勉強会を行ってきた。全然ミッションでもないのだけど。。。

リクルートキャリアでは、今でもその資料は新人が入ったりすると配られていると聞いているし、なぜか転職した人が「これだけは!」といって、こっそり持ち出して、今でもバイブルとして使っていると聞いたりしている(笑)

その中の一つのエッセンスが今日の話。

『やりたいこと』と『できること』

図1

やりたいこと(WILL)は未来
できること(CAN)は過去

とよく言われます。

自分のキャリアを考える時にも、エージェントとして、個人の方のキャリアを考える時にもこのことをしっかりと把握することが大事。
  ★やりたいこととできることは違う★
  ★過去と未来はつながっている★

採用の話で言うと、経験者採用や即戦力採用というと基本的には『できる人』を採ります。希望・意欲は聞いてません。ある程度デジタルです。

逆に業界・職種未経験採用になると話が違います。今までやってきた『できること』と『やりたいこと』を聞いて、『期待できそうな人』を採用します。要は・・・意欲(WILL)でカバーが可能

当たり前だけど、企業研究は大事

面接において、意欲を一番分かりやすくアピールするのはなんといっても企業研究で、その人の軸と、その企業に入ってやりたいことが一貫性のあるストーリーになっている人は強い。ただ、新卒の時は自己分析や業界研究・企業研究を必死でやった人も、中途になると、表面的な企業理解で、丸腰で面接に飛び込む人が多い(爆死)

そういう人は「(薄っぺらい)御社のVISIONに共感して~」とか言う。。。

最近は企業のカルチャーが分かるような記事も多いので、とても参考になるけど、それでもHPを見ただけでは意外にいいところはわかりづらい。だからこそ、その企業を良く知っているエージェントが介在する意味があると思うし、その介在してる意味を発揮していくと、成果は大きく変わってくるはず。エージェントにはそんな役割を果たしてもらいたい。

結局はやるべきことやらないと…

ちなみに自分自身のキャリアに置き換えた時に意識してもらいたいのは、

『未来(WILL)-現在(CAN)=やるべきこと(MUST)』

もしくは

現在(CAN)+やるべきこと(MUST)=未来(WILL)

ということです。

山の登り方はどっちでもいいんだけど、結局はやるべきことやらないと、やりたいことなんてやれないってことかなと思う。特に若いうちは目の前の仕事(MUST)をちゃんとやり切って、成功体験(CAN)を積んでいけると、なにかやりたいこと(WILL)が出てきたときに選択肢を持てるようになる。

これが俗にいう、「どこに行っても通用する」ってやつかなと思う。(実際にはどこに行っても通用するなんてことはないけどね~w)

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