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【日経新聞をより深く】東京23区の物価2.8%上昇 9月、30年5カ月ぶり伸び率~インレフが本格化~

1.東京23区の物価2.8%上昇

総務省が4日発表した東京都区部の9月の消費者物価指数(CPI、中旬速報値、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が102.7で、前年同月比2.8%上昇した。上昇は13カ月連続で、消費増税の影響を除くと1992年4月(2.9%)以来、30年5カ月ぶりの高い水準の伸び率となった。

円安や資源高の影響で、エネルギーや食料品といった生活に欠かせない品目の値上がりが続く。QUICKが事前にまとめた市場予想の中央値(2.8%)と同じだった。先行指標となる東京23区で4カ月連続で2%を超え、9月の全国ベースの指数も2%以上の伸びが続く可能性が高い。
生鮮食品を含む総合指数は前年同月に比べて2.8%、生鮮食品とエネルギーを除いた総合指数は1.7%それぞれ上昇した。

エネルギー関連は前年同月比で24.2%上がった。電気代は27.9%、都市ガス代は25.8%ともに上昇した。総務省によると、調査対象の各社で料金の調整制度の上限に達し、会社側が燃料価格の上昇分の一部を肩代わりする状況にある。上昇率は抑えられ、8月からそれぞれ1.1ポイント、2.7ポイント下がり、エネルギー関連の全体の伸び率への寄与度も0.05ポイント低下した。

食料品は前年同月から4.2%上昇した。あんぱんは13.8%、チョコレートは10.0%それぞれ上がった。ロシアによるウクライナ侵攻後、輸送ルートの変更を余儀なくされているサケは24.0%上昇するなど、購入頻度の高い品目で物価上昇が続く。生鮮食品を除いた食料品は4.5%上昇と、8月を0.7ポイント上回った。

宿泊料は前年同月比で6.6%上がり、8月の2.9%上昇から拡大した。指数全体を0.08ポイント押し上げる効果があった。

(出典:日経新聞2022年10月5日

30年ぶりの水準ということですが、日本のインフレ率がいかに低かったかが良く分かります。以下に日本のインフレ率の推移を。

(出典:TRADING ECONOMICS/日本のコアCPI

2.消費者物価指数の内訳をみる

(出典:総務省消費者物価指数

さけ、あんぱんなどが高くなっているようです。そして、食品では食用油の上昇が目立ちます。揚げ物は値上がりしていくでしょう。

3.10月の値上商品

(出典:日経新聞・値上げラッシュ、価格はどうなる?
(出典:日経新聞・値上げラッシュ、価格はどうなる?
(出典:日経新聞・値上げラッシュ、価格はどうなる?
(出典:日経新聞・値上げラッシュ、価格はどうなる?

未来創造パートナー 宮野宏樹
【日経新聞から学ぶ】


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