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子どもたちがつくる街2:コミュニケーションあふれる大きなまちづくり!

1/7にベネッセコーポレーションのみらいキャンパスのイベント「建築士になって、【みんな大きな街をつくろう!】」の第2部です!

子どもたちがコミュニケーションを取りながら協力して街をつくり、みんなの街がひとつになっていきました!


1部はこちら

自然の素材を使って、みんなで協力して、山、川、海がある大きな土地ができました!

さぁ、土地を選ぼう!!

「どこがいい?」まずは街をつくりたいところにみんなに移動してもらって、場所選び。
2人が重なっていたら、相談してもらうのですが、この日は、どの子も一緒につくろう!ってなっていって、スムーズに自分の土地が決定♪

はじめましてでもチームでできたらいいなぁと思っていたので、みんながすぐにチームになれて楽しみが増えました!

ちゃんと領土の交渉も隣同士でやっていて。
「どこまで?」って聞いて、「ここまで」って
初めましての子どもたちが、自分でコミュニケーションをきちんと取っていってる姿はすごいなぁと思いました。

今の子どもたちに言われている、コミュニケーション力の不足ですが、本当にないのかなぁと思うくらいに、そして、2人でつくるところは、協力したり、自分だけでやりたいところは自分だけでやったりと、自分と相手を感じて見て作っているのが見て取れました。

途中ね、まぁまぁ、子どもたちが、はしゃいでました(笑)寝っ転がって泳いじゃう子どももいて、大笑い。はしゃぎすぎると注意はするけど、ギリギリまで見守ります♪

後から思えば、そうやってみんなで、はしゃいで、ノリノリになるのもよくわかるよね、これから楽しいことも待っているもん。

でも、「初めましてのみんな」が大前提なら、この打ち解け方はすごいことなんだなと感じながらでした。何回も、「みんな、はじめましてだよね?」って聞くくらいずっとの友達みたいでしたよ。

板ブロックを使うので、注意事項を。

・怪我するかもしれないこと
・壊れちゃうことがあること
・板ブロックは持って帰れないこと
これね、ちょっと高いのよーってかかっている費用のこともちゃんと話すんです。高価なことも知ってもらいたいので。

そしたら、子どもが、「おれ!そう高いと思った!これは高いよ!10万くらいするんだよね!」って言ってくれました。
そうそう、ほぼ当たってるよ✨
そうやって、子どもが高いの知ってるの当然って入ってくれたら、みんな大切に使わないとっていう顔になるから不思議です。

itaブロックで街をつくろう

街づくりは、それぞれの子どもたちが、自分の考えで形にしていきます。出来上がった形は、みんなのオリジナル。毎回、よくこれだけ違う表現をしていくんだって見ている方がすごいなと感じます。

最初の方は、そんなに感じないのですが、一気に形が見えてくるようになると、あー、すごい!!って言葉しかでなくなる(笑)語彙力なし。

山の上斜面の段差を利用して、建物を考えてたり、
ソーラーパネルがついてたりする工夫もあるし。
自分の家族のことを思って、家族が住める家になっていたり。
原子力発電所のメリットを教えてくれながら、発電所を使っていたり。お隣の川の中には、ダムを作っていて、そこでも発電しています。

子どもたちがきちんと、土地の利点を生かすことができているのがよくわかります。

なんだか見たことあるタワー作ってるぞ?と思ってRくんに聞いてみたら、
「ほらそこにある、タワー。見ながら来たんだよ。」
それって都庁?って聞いたら分かんないって言うんだけど。
でも、そっくりそのまま都庁を再現している。私も確信がなくてスタッフさんに聞いたら都庁とのことで。

立ち上がっていく都庁タワーは、それは、迫力がありました!

長い回廊を作っているМちゃんは、それを曲げたいけどどうやったらいい?って聞いてきて。
カーブにはできなくて、直角でどうかな?と提案してみました!
うん!これでいいよ!やりたいことをきちんと伝えてくれるから、私もどうやったらいいか一緒に考えていきます。あとの発表で、工夫したところは?でこの曲げたところが出てきたのは、ほんとにやりたかったんだなぁと思って、できて良かったなと思いました。

タワーのバランスが少し悪くて、あー倒れちゃう💦となっていたМくんは、斜めになって倒れてくるのを、どうやったら倒れないか?を一緒に考えました。

土台を作ることを提案して、こうやってみるとバランスとれないかな?手を動かして、実際にやってみたら、あー、できた!!!

説明するんじゃなくて、やってみるができて、実際にできる。この体験がいいなと思ってます♪

大きな建物を作る子もいたら、小さな建物をどんどん作っていく子、メインの建物じゃなくて、塀にめいっぱい凝る子。こだわりは本当にいろいろでした!

島にも家を建てていいよ!と提案して、タワーを建てたり、いろいろ工夫をして建物を建てていました。島への橋もきちんと自分たちでつけていきます。

あんなににぎやかだったのにね、途中、数分だったけど、静かになるシーンがありました。みんながぐっと集中していくのが分かります。

そんな時はね、あえて私もしゃべらないで、しっかりその時間を味わいます♪子どもの顔を見て、様子を感じて。あー良い時間だなと。元気いっぱいの子どもたちだからこそ、いろんな時間を体験できたらいいなと思っています♪

そんな貴重な時間も経ながら、板もどんどんなくなっていっちゃいました!

コミュニケーションあふれる大きな街づくり

街と街を今度はつなげていくのですが、板がなくなっちゃったので、みんなでペンで道路を描くことにしました!

自分の街からそれぞれ出発をして道を通していきます。

「つなげてもいい?」
勝手につなげていかないで、きちんと、聞いてから
「いいよ!」だれも、拒否しません。

話をしながら聞きながらどんとん、道がつながっていくんです。話しながらということは、お互いが顔を見ながら、しっかりコミュニケーションをとって、あの道路が通りました。


ちょっとこの時間も、あーいいなーと!今日、初めて会った子どもたちが、こんなふうにコミュニケーションとって街をつなげていくなんて!大きい道、細い道、高速道路も。様々な道で、みんなの街がひとつになっていくんです♪感動します♪ほんとに。

広い敷地だからと、駐車場もたくさんいるんだってことで、駐車場もたくさん描いて。きちんと、だれ専用なのか書いてあったり、番号もきちんとふってあったり、子どもたちの配慮も見えて。車や人もどんどん描いていって魅力的な街になっていきました♪

そのうち繋がったかなってところでMくんが
「ねぇ、この街で遊ぼうよ!!」
って提案してくれました。
「OKじゃぁどうやって遊ぶの?」

「余った板を8枚数えて、これを車にするんだよ!」
「ナイス提案♪分かったーじゃぁそうしよう。」
そしたら別のRくんが、
「この板の種類が二つあるから、人と車にしよう!」

子どもたちの提案で板を2種類子どもたちにわたして、車で自分たちの街を出発!みんなで、お友達の街に行ってきてね!
みんなとても楽しそうに、遊びに行ってます♪

こんなにみんなが遊んでるなんて!!

この間に大人のスタッフさんに、入っていただくことに。いろいろ、子どもたちに話しかけてもらいました!きっと今なら、イキイキと話をしてくれるはず!

発表となると、子どもたちもとっても緊張するし、自分が思っていることを伝えきれないかもしれません。

今なら、すんなりその子のあるがままで、表現してくれるんじゃないかな!と。

作った街で遊ぶことができて、とても良かった♪道を付けて車を動かしてみたら、実際、子どもたちの街が変化するんです。
道をつけてつないでいくには、この家は少し邪魔だなとか、このままだとうまくつながらないなと、考えてつないでいった道。

工夫がたくさんあふれる、自分たちが作った大きな街で、しかも、お友達の街に行って声もかけていく。ただ、作るだけじゃなくて、交流をすること。街をつなげていくメリットのひとつ。子どもたちがリアルに実現していってぐっとよい時間になりました。

高速道路もスピード上げて、ビューンとみんなで通っていて、楽しそうでした✨

次は、ドキドキの発表です!
子どもたちがつくる街3:ドキドキの発表から、見えてくる子どもたちの力。


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