「ママの! パパの!」

むすめちゃんと、

お散歩に行くと、

帰り道に必ず、

家から徒歩1分の、

ローソンに吸い込まれる。

仕方なく入ると、

お菓子コーナーに直進する、

むすめちゃん。

 何も買わないよ~

「だ~め~!」

お決まりのやり取りを交わして、

むすめちゃんはグミを、

パパはアメリカンドッグを購入。

あいかわらず、

むすめちゃんには、

勝てないパパ。

 お家に帰って食べようね

「公園で食べる!」

 お家にジュースあるから、帰って食べよ?

「早くお家帰ろ!パパ!」

手のひらクルクル、

むすめちゃん。

そんなこんなで、

お家に帰って、

パパがアメリカンドッグを、

食べようとすると、

「むすめちゃんも!それ食べたい!」

アメドを欲しがる、

むすめちゃん。

もちろん、

あげちゃうパパ。

 あちちだから、気をつけてね

「ありがちょ」

あちちが怖いのか、

ちょっとづつ、

ちょっとづつ、

かじって食べる、

かわいいむすめちゃん。

頑張って2/3程食べると、

「もういらない、ママあげる!」

残りをママに渡す、

むすめちゃん。

 え、パパのは?

思わず聞き返すパパ。

するとむすめちゃんは、

1/3残ったアメリカンドッグを指差す。

「これは、ママの」

そして次にむすめちゃんは、

アメリカンドッグを食べ終わった後に必ず残る、

カリカリ部分を指差す。

「これは、パパの」

 ・・・

 ・・・

少しの静寂の後、

妻、爆笑。

 え?パパ、カリカリだけ!?

「うん、そうだよ」

無慈悲な回答に、

納得いかないパパ。

 これは?(1/3アメリカンドッグを指差すパパ)

「ママの!」

 これは?(カリカリ部分を指差すパパ)

「パパの!」

 なんでやねん!

妻、爆笑。

確かに、

アメリカンドッグで一番おいしいのは、

カリカリ部分やけど・・・

そうこうしてる内に、

妻、1/3アメリカンドッグ完食。

手渡されたカリカリ付き棒を見つめ、

敗北をの味を噛みしめる、

パパでした。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?