〜なぜ六ヶ所村?再処理施設建設までの歴史に迫る!〜
原子力発電で使い終えた使用済み燃料を
再処理して出てくる高レベル放射性廃棄物。
それが、どこで保管されているか、みなさんご存知でしょうか?
実は、青森県の六ヶ所村という村に、そのための施設があるのです。
ミライブとしては、ぜひ見に行かないと!というわけで、
実際に青森県の六ヶ所村におじゃまし、地域にお住まいの方にお話を伺いました!
そこには、すごいドラマがありました。
六ヶ所村にお住まいの
吉岡さんと伊藤さんに再処理工場建設前のお話からお伺いしました!
なんと、昔の六ヶ所村は、とっても生活が大変だったそう。
東北地方特有の冷たい風「やませ」のせいで農作物は育たないし
アクセスも悪いので産業や観光もダメ・・・。
家族を養うために、出稼ぎでお父さんはしばらく帰ってこなかったり、
食事はじゃがいもや山菜が中心だったそうです。。。
そんななか、1969年に新全国総合開発計画の中に、
むつ小川原開発計画が位置付けられ、
六ヶ所村に巨大な石油コンビナートなど、
大規模な工業地帯が整備されることとなりました!
これで、お父さんは出稼ぎにいかなくて済む…(涙)
と思っていたら…1970年代の石油危機の影響で、
このプロジェクトは頓挫。。。。。(涙)
そうしているうちに原子力関連施設の受け入れのお願いが来たのです。
初めは住民たちも疑いの目を向けていました。
期待していたプロジェクトが無くなったのに、そんな話信用できるか!と。しかし、立ち止まっていても状況は変わることはありません。
原子力関連施設を受け入れた茨城県東海村に視察し、
周辺地域が受けているメリットを目の当たりにしました。
そうやって自分たちの目で確かめ、受け入れを決め、
現在の六ヶ所村の発展があるのです。
ここで、話を聞いた学生からのQ&Aコーナー!
慎重派は、村の中にはほとんどいない、という話を
吉岡さんと伊藤さんから聞いて驚きました。
初めて聞く、びっくりする話が多かったので現地のリアルを、外の人たちにも知ってもらうイベントがあればいいんだろうな、と思いました。
ミライブは中立な立場を貫くためにも、今後は慎重派の人たちの意見も聞きたいと思います!
「ミライブ」ってなに?
私たちが参加している「ミライブ」は、原子力発電によって出た高レベル放射性廃棄物の地層処分問題について、より多くの人に知って・考えてもらえるように、全国各地の大学生と、専門家やクリエイターといった社会人が協働して活動していくプロジェクトです。
気になる人はこちらもチェックしてみてくださいね!
⇒ミライブ公式HP