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人生を変える習慣化のポイント

■習慣化の大切さ
 人生を変えるには、大きな行動をするよりも習慣を変えることが大切です。海外に行ってみるというような、大きな行動というのは、気づきや感動を得られます。しかし、その行動が続かないのであれば、その後の人生を大きく変えるには至らない事の方が多いです。それよりも日常の習慣を変える方が人生を変えるということに対するインパクトが大きいです。次のようなような言葉があります。
 
・心が変われば行動が変わる。
・行動が変われば習慣が変わる。
・習慣が変われば人格が変わる。
・人格が変われば運命が変わる。
 
 これは、大リーグのヤンキースに所属していた松井秀喜選手の座右の銘として知られています。もともとは、ウィリアム・ジェイムズという心理学者の言葉だと言われています。この言葉からも、習慣を変えることが人生を変えるために必要であることが分かります。しかし、「三日坊主」と言われるように物事を習慣化するというのは簡単ではありません。習慣化するためには、意志や根性だけは不十分です。今回は、習慣化するための3つのポイントについてご紹介したいと思います。
 
■習慣化の3つのポイント
①小さくしてゼロにしない
 新しい物事を習慣化するためには、毎日続けるということが必要です。一日でも途絶えてしまうと、もう一度やろうとする気が起きずに「三日坊主」になってしまうのです。ですから、毎日続けるということが大切なのです。そして、続けるためには、やるべき行動を小さくすることが必要です。簡単な事であれば、毎日続けることも苦にならずに続けることが可能です。
 ランニングを習慣にしようという時に、毎日60分走るということを目標にしてしまうと、高い確率で挫折します。習慣化しようとしている行動が大きすぎるからです。まずは、運動靴を履いて、外に出るというように、目標とする行動を小さくします。これくらいであれば、毎日続けることも可能だと感じませんか?習慣化するためには、行動を小さくしてゼロにしないことが大切です。
 
②21日間続ける
 ゼロにしないで続けられるようになったとしたら、どれだけ続ければ習慣化されるのでしょうか?その答えは、21日間です。21というのはマジックナンバーで、卵からヒヨコにかえるまでも21日間だと言われています。21日間続けることによって、脳の中の神経細胞が出来上がり、無意識の力を使って物事を進められるようになります。無意識を使えると、根性や意志力を使わなくても行動が続けられるようになります。
 無意識で物事ができるようになれば、頑張らなくても習慣化できるということです。そして、習慣化された段階で、少しずつ行動を大きくしていけばいいのです。靴を履いて外に出るということが習慣化されてきたら、近くを歩いてみる。近くを歩くのに慣れてきたら、1日1万歩歩いてみるというように、徐々に行動を大きくしていくことで良い習慣が形成されやすくなります。
 
③時間を決める
 習慣化のための3つ目のポイントは、時間を決めるということです。物事をやるときに、時間が決まっていないと、いつやるかということを決めなくてはいけません。いつやるのかを決めるというのは、案外と脳を使います。結果、いつやるのかを決めるだけで疲れてしまい、行動に移ることが出来なくなってしまうのです。ですから、習慣化するためには、何時にやるのかを決めてしまうと良いです。
 大リーグ選手であった、イチロー選手も、選手時代は、毎朝カレーを食べて、試合から逆算して、何をやるのかということが「ルーティン化」されていたと言われています。いつどのようにやるのかを決めることによって、習慣化がしやすくなります。
 
 以上が習慣化するためのポイントとなります。良い習慣を作ることによって、人生を良い方向にかえていくことが可能になります。①行動を小さくしてゼロにしない、②21日間続ける、③時間を決めるというポイントを押さえつつ、良い習慣を作っていきましょう。
 
(第62回 2022/5/31)

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