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集中力の高め方5選

■集中力の重要性
 集中力というのは、仕事の生産性を高めるうえで非常に重要です。同じ時間で仕事をしていても、集中しているときと、集中していないときでは、アウトプットの量・質共に雲泥の差が出てしまいます。また、集中すれば、5分くらいで終わることも、集中していないと何倍もかかってしまうということになりがちです。
 
 このように集中力は非常に大切です。しかし、集中力を高めようとすると、とかく精神論に陥りがちです。「頑張って集中するぞ」みたいな感じで、気合で集中力を高めても、案外と継続できません。また、集中できる時とできない時でムラが発生します。ですから、ムラをなくして、継続的に集中力を高めるときに大切なのは、テクニックや仕組みを使って集中力を高めていくことだと思います。今回は、集中力を高めるための5つのテクニックをご紹介したいと思います。
 
■集中力の高め方
①簡単なタスクから始める
 仕事や勉強をしようと思ってもやる気が出ないときがあります。このような時に効果的なのが、作業興奮を利用することです。大掃除をする時に、やる前は面倒だなと思っていても、いざ掃除をしてみると気分が乗ってきて、アレもコレもと色々なところを掃除してしまうという経験はありませんか?あれが作業興奮です。
 簡単なタスクから始めるというのは、作業興奮を利用して仕事や勉強のモチベーションを高めるために有効です。やる気がなくても、できてしまうような簡単な仕事から始めてみるということを行ってみてください。
 
②ルーティンを作る
 次のコツは、ルーティンを作るということです。人間は、何時やるか、や「どのようにやるか」と考えるだけで脳を使ってしまいます。脳をムダに使わないためにもルーティン化してしまうことが重要です。ルーティグ化とは、少し違うかもしれませんが、アップル社のスティーブ・ジョブスやメタ社のマーク・ザックバーグといった起業家は同じような組み合わせの服を着ています。あれも服を選ぶという行為で自分の脳を無駄遣いしないようにしているのだと思います。
 毎朝、何を着て、何を食べて、どのようなタスクから着手するといった、ルーティンワークを作ってしまうと、作業興奮も利用しつつ、脳を疲れさせずに集中をしやすくなると思います。
 
③BGMを使い分ける
 BGMも集中をするためには、有効です。記憶するような場合には無音が良いとされています。記憶以外にも頭を使うような作業をする場合には、無音の方が捗る場合が多いと感じます。逆に資料を作るというようなアウトプットする場合には、音楽などがかかっていると良い場合もあります。状況に応じて、BGMを使い分けることで集中がし易くなります。
 
④雑念的な考えをメモで吐き出す
 雑念があると物事に集中することが難しくなります。雑念を整理するためには、書くことがお勧めです。書くことで、雑念が吐き出されるため、集中しやすくなります。また、書くことで客観的に自分の考えを把握できて、タスクの順番ややり方などについても良い案が浮かぶことがあります。書くことでお勧めなのが、起きてすぐに日記を書くことです。その中で今日一日のやるべきタスクを整理すると、やるべきことの優先順位が明確になり、高い集中力で物事に当たることができるようになります。
 
⑤適度に休息をとる
 集中力を上げるための最後のポイントは、適度に休息をとるということです。休息をとるというのは、作業時間を計測するということとセットになっています。33分33秒の法則のように、作業時間を区切って、時間が来たら強制的に休憩時間をとるようにすると、作用時間に集中しやすくなります。また、適度に休憩することで、次の作業時間も高い集中力でタスクを行うことができるようになります。
 
 以上のように、集中力を高めることは仕事の生産性を高めるために非常に重要です。集中力は精神力で高めるというよりも、テクニックで高めていくことが求められます。今回ご紹介した5つ方法を取り入れてみて、集中力を高める一助にしてください。
 
(第65回 2022/6/21)

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