良く使うショートカットキー5選

■ショートカットキーとは？
　デスクワークにおいてパソコンは必須ですので、パソコン作業を効率的に進めることは非常に大切です。パソコン作業を円滑に進めるために、ショートカットキーを活用することが有効です。
　ショートカットキーを使うことにより、キーボード上で作業を完結することが可能になります。つまりマウスに持ち替えて作業をせずにキーボードのボタンを押すことで作業を行うことができます。ですから、ショートカットキーを覚えることによって効率的にパソコン作業を行うことが可能になるのです。
　ショートカットキーは様々あります。筆者もそれほど多くを覚えているわけではなく、詳しい方ではありません。しかし、15年ほどコンサルティングなどにおいてパソコンで作業をしてきました。その中でほぼ無意識的に使っているショートカットキーがあります。 無意識的に使うほどですので、使用頻度が高いということが言えると思います。今回はそのようによく使うショートカットキーを 五つに厳選してご紹介したいと思います。
■ショートカットキー５選
①Ctrl + S
　一つ目のショートカットキーは「Ctrl + S」です。「Ctrl + S」は上書き保存を行う機能です。「Ctrl」キーと「S」キーを同時押すことで実行されます。通常保存する時には、マウスの右クリックを押して、メニューを選択することが必要です。あるいはマウスを使ってカーソルをファイルに合わせて保存メニューを選択して保存します。しかしショートカットキーを使うことによって、「Ctrl」キーと「S」キーを押すだけで、上書き保存ができてしまうのです。これは、非常に作業時間を短縮できます。このショートカットキーは、パワーポイント、エクセル、ワードなど様々なアプリケーションで使用することができます。上書き保存するときにこのショートカットキーを使わない選択肢はないというほど便利な機能だと思います。ただし注意点がひとつだけあります。それは、「Ctrl + S」は「上書き保存」であり、「名前を付けて保存」は出来ないということです。ですから、新しく作ったファイルの一番初めの保存というのは必ず名前を付けて保存をする必要があります。しかし、一旦名前を付けて保存した後には、ショートカットキーで上書き保存をしていくことができます。多くの作業においてこまめに保存するということは非常に大切です。ファイルが途中で止まってしまって、それまでの作業が無駄になってしまうというようなことがあります。しかし、こまめに保存しておけば、前回保存した作業進捗に戻ることができます。ですから大きなロスがなくなります。そしてこまめに保存するためにはショートカットキーを使うということが非常に大切です。
②Ctrl + C、Ctrl + V
　「Ctrl + C」、「Ctrl + V」というショートカットキーもよく使います。「Ctrl + C」はコピーをすることです。「Ctrl + V」 はペーストすることです。つまり、コピー&ペーストをするためのショートカットキーだということです。マウスを使ってコピー&ペーストをしようとすると右クリックをしてメニューを選択してコピーをして、そして貼り付ける対象の場所で右クリック押してメニューを選択してペーストするという作業が発生します。 これは非常に手間がかかる作業です。しかしショートカットキーを使うことによって、キーボード上でコピー&ペーストができるようなります。この二つのショートカットキーも効率的にパソコン作業するために必須と言ってもいいと思います。
③Ctrl + 1
　次は「Ctrl + 1」というショートカットキーです。これは エクセルで有効です。筆者がよく使うのはエクセルの罫線を引く時に使います。エクセルで表を作る時に枠線を書く必要があります。その時に枠線を書いたり消したりすることが必要なのですが、細かな設定のために「セルの書式設定」というポップアップを使います。「セルの書式設定」を開くためには通常はマウスを使って右クリックをする必要があります。しかしこのショートカットキーを使うと、一瞬で「セルの書式設定」というポップアップを開くことができます。 そして、「セルの書式設定」の罫線というタブで、細かな設定を行っていくことが可能となります。つまり、「Ctrl + 1」というショートカットキーは「セルの書式設定」というポップアップを開くだけの機能なのですが、個人的にエクセルの表を作る時には非常によく使うショートカットキーです。
④Ctrl + Alt + Delete
次は「Ctrl + Alt + Delete」というショートカットキーです。このショートカットキーはパソコンが固まってしまった時に使います。パソコンのメモリー不足などでマウスでカーソルが動かなくなってしまったような時です。このままではパソコンを強制終了するしかないという時に使います。このショートカットキーを使うことによって、キーボード上で再起動ボタンやタスクマネージャーを開くことが可能になります。タスクマネージャーを開くことによって、動かなくなってしまっているアプリケーションを強制終了することが可能です。一部のアプリケーションを閉じてしまうことによって、パソコンが動き出すということもありますし、再起動することも可能です。ですからパソコンの調子が悪い時にはこのショートカットキーを使うことがよくあります。
⑤Ctrl + F
　最後は「Ctrl + F」 というショートカットキーです。このショートカットキーは文字列を検索したいときに使います。ワード、エクセル、パワーポイント、 PDFなど 色々なアプリケーションにおいて文字を検索するということはあります。このショートカットキーを使うとすぐに検索のポップアップが出てきます。ですから効率的に文字を検索することが可能になります。このショートカットキーも日常的に使う機能ですので押さえていただければと思います。

　以上の5つは非常によく使うショートカットキーだと思います。効率的に作業を進めるために有効です。お使いではない場合には是非お試しいただければと思います。

（第31回 2021/10/26）