もっとうともうと

 考えたってしょうがないのだけれど、最近の私は特に周囲の人から嫌われているような気がする。ある特定の人に極度に嫌われているという感じではなく、多方面の関係者に程よく嫌われているような感じ。嫌われているというか、疎まれているというか。なんか、怖い。
 そんなことを考えているわりには、私は自己顕示をやめる気配が一切ない。書かなくていいことを書いて、言わなくてもいいことを言って、いなくてもいいところにいるような感じ。そりゃ疎まれる。というか自分が一番疎んでいる。疎んでいるというのに変わろうとはしないで、疎み切れないままうとうとして、また次の日も同じスタンスでいる。
 もっと疎もうとして、自分が嫌になって、生活を捨てたくなるくらいなら、私はこうして疎み疎まれながら、みっともない暮らしをしていればいいのかもしれないけれど。私はもっとうまく存在できるはずなのだ。何から始めればよいのだろうか。感謝を伝えることからだろうか。でしゃばらないことからだろうか。いっそ、謙虚でいたって疎まれるくらいの存在。それくらい鼻についてみてもいい。眠くなってきちゃった。うとうと。
 人の眼を気にする前に、自分の眼を気にした方がいい。今の私を、過去の私が、未来の私が見たら、何て言うか。きっと褒めはしないぞ。