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株主優待と配当金について

株の勉強を始める前、私は株主優待についてはなんとなく知っていましたが、配当金については名称すら知りませんでした。
なので、以前の私は株主優待の内容だけを考慮して銘柄を選ぼうとしていました…が、配当金というものを知った今は、銘柄選びのひとつに株主優待と配当金の両方を考えて選ぶようにしています。

それではまずは、株主優待と配当金についてまとめます。

株主優待

株主優待とは、企業が資金還元のひとつとして自社の製品やサービスなどを株主に提供してくれるものです。内容は様々で、生活に役立つものから株主優待限定のオリジナル製品という企業もあります。
その会社の株を買えば必ずしも優待を提供してもらえるわけではなく、株主優待を受けられる条件も企業によって様々なので注意が必要です。

例えば旅行好きの人の場合、航空会社の株主になって航空チケットの割引券を貰えるとしたらそれって、とっってもワクワクしませんか??
私は、すっごくワクワクしちゃうし株を続ける楽しみのひとつでもあります!

配当金

配当金とは、お金を出してくれた株主に対して「お金を出してくれてありがとう。おかげで儲けが出たから、その儲けのお金を少し分けてあげるね。」というものです。
これも嬉しいですよね♪

配当金は、1株あたりで換算されるので1株以上保有していれば配当金を貰う権利を有することができます。

例えば、1株あたり40円の配当金が貰える企業の株を200株買ったとしたら、40円×200株=8000円と計算できます。
なので、保有しているだけで貰える配当金は全部で8000円ということになります。
すごいですよね!!
しかし残念ながら、配当金にも約20%の税金がかかってきますので、8000×20%=1600円引かれてしまいます…
それでも、6400円は貰えるので値上がり益よりも利益を得やすいのが配当金の強みだと思います。

配当金の利回りなどを銘柄選びの際は考慮するのもいいですよね。
ただし、配当金は業績に左右されるので、必ず記載されている金額が貰えるというわけではありません。また、業績関係なく配当金を出さない企業もあるので注意しましょう。

ちなみに、配当金が貰える時期、回数や金額は企業によって違うので四季報でしっかり確認することが大切です。

ここまで配当金も株主優待も企業によって様々と書きましたが、共通して決まっていることもあります。それは、権利確定日に権利が確定するということです。

権利確定日

権利確定日とは、株主優待や配当金を貰える権利が決まる日のことを指します。この権利確定日に株式を保有していることで、はじめてこの恩恵を受けられる権利が確実のものになります。

例えば、3月31日が権利確定日だった場合3月31日に株式を保有していれば権利を得られます。
要するに、株式をいつ買ったのかは重要ではなく3月31日にちゃんと株式を持っているかどうかが重要です。

ここで知っておかなければいけないことは、株式は買ってから受け取るまでに2営業日かかる…また、売って手放すまでに2営業日かかる…ということです。
つまり、31日に株式を保有するためには2営業日前の29日に買う必要があります。(この2営業日前のことを権利付最終日と言うそうです。)

逆に、売却したい場合は権利付最終日の翌営業日、3月30日に売却すれば4月1日に手放すことになるので3月31日は株式を保有していることになります。(この権利付最終日の翌営業日のことを権利落ち日と言うそうです。)

買うなら権利付最終日、売るなら権利落ち日です!
*土日祝日を挟む場合は、それも考慮しなくてはいけません。


まとめ

私を含めた株の売買を始めたばかりの初心者さんは、この株が上がるのか下がるのかわからず不安ですよね、、
でも、仮に株価が下がって利益が出なくても持っていれば配当金が手に入ると思ったら少しは始めやすくなるんではないでしょうか?
また、配当金プラス株主優待がある企業だったとしたら持っているだけで楽しみも増えてお得な気がしちゃう!!

だけど、配当金と株主優待だけに気を取られるのは危険なので、そこは毎日の株価とバランスを取りながら権利確定日を意識するといいと思います。

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