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R4年度 うるま市キャリア教育事業 ~ミラカナ~ 与勝緑が丘中学校

プログラムについては別記事にまとめています
R4 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて

こんにちは。うむさんラボ広報チームのたかこです。
今回は中学校2校目となります、与勝緑が丘中学校でのレポート。
10月5日に2年生を対象に名刺づくりワークショップを行いました。

与勝緑が丘中学校は県立の中学校となっており、与勝高校と中高一貫校となっています。

与勝緑が丘中学校ってどんなところ?

与勝高校は、昭和55年に開校し、与勝緑が丘中学校は、平成19年度に1期生を迎えました。県内では歴史の浅い若い学校でありますが、伝統校に負けない実績と校風を誇り、地域の拠点校としてまた県立学校初の中高一貫教育校として伝統は確実に育まれ、着実に進歩・進化しております。

与勝緑が丘中学校・校長挨拶より

与勝緑が丘中学校では職場体験が直前に控えているとのこと。
生徒自らが職場体験先へ電話をし事前挨拶のアポをとるため、電話応対や言葉づかいにも触れてほしいとのご相談があり、通常2時間のワークの所を3時間開催しました。

ファシリテーター(全体の進行役)と各教室をZoomで繋ぎ、ワーク前半のスタートです。
クラスファシリテーターの社会人と大学生メンターが1名ずつクラスにいて、連携を取りながらワークを進めていきました。

ワークショップ前半では、名刺の役割や名刺を通してマナーについて考える時間。
実際の名刺を見てみる所からスタートし、名刺の持ち主である社会人のお話を聞きます。
今回お話していただいた社会人の方は、専門学校で留学に関する相談や事務を行っている方でした。
名刺には聞きなれない肩書が記載されていたりお話を聞いて初めて知る仕事内容や情報に触れ、名刺からわかる情報には限りがあることを学びます。

※ 中学校プログラムについて

休憩時間を挟み、中盤の名刺の肩書を作成するワーク。
ワークシートを使い自分自身と向き合っていきます。

印象的だったお話は、なかなか自分の強みや特徴が出てこない生徒が、ファシリテーターの「昔は自分の中で弱みと思っていたことが、今は強みだと思っている」という話を聞いて、自分の特徴を「優柔不断」と書いたそう。
それを見た周りの生徒より「優柔不断って好奇心旺盛ってことだよね」との会話が生まれていたようです。
自分自身ではピンとこないかもしれませんが、自分が思っている姿と周りの目に映る自分の姿は違ったりするもので、周りの人から教えてもらう自分のいい所もあります。
自分自身では弱みと思っているところが、ある人にとっては強みに映るかもしれません。
友達のいい所を引き出す会話が生まれていたことに嬉しく思いました。

ワークショップ後半は言葉遣い・電話のマナー・名刺交換の仕方を行いました。
私は学生時代に幾度となくマナー講習を受けましたが、いざ社会人になると緊張しすぎて失敗したことは数知れず。
数をこなして少しずつ慣れてきたタイプの社会人です。
社会人になって十数年、今でも難しいと感じる場面もあります。
春になると新入社員相手の電話応対をするたびに心の中で「頑張れ」と応援していました。

中学生にとって電話をかけたり挨拶に行く事は初めての体験だと思います。当然難しく感じるだろうし、緊張でガチガチになるかもしれません。
でもマナーは相手へむける気持ちが一番大事だと思います。
真剣か真剣じゃないかって伝わってきますよね?
初めからうまくできる人の方が少ないと思いますし、真剣な気持ちが伝われば多少間違えたとしても相手もわかってくれると個人的には思っています。

ワーク中、職場体験にワクワクしている子も不安でいる子も、素敵な経験をしてきてね!と心の中で応援していました。

3時間の長丁場となりましたが、終わってみると緑が丘中学校の生徒の集中力に驚かされました。
またタブレットの設定や名刺交換など、先生が協力してくれたのでスムーズに行うことができました。
どこの学校に行っても感じますが、協力してくれる先生方の存在はとても心強いです。

最後に与勝緑が丘中学校の生徒が考えた、自分の肩書を少し紹介します。

  • 元気でキューピーのようなサッカー選手

  • 吠えるライオン役者

  • 愛が100点作曲家

  • のび太のような学級長

  • トルコアイスのような空手家

紹介した肩書以外にも、面白い肩書や興味を掻き立てられる肩書がたくさんありました。
生徒一人ひとりオリジナリティあふれる肩書は見ていてとても楽しいです。

まだまだ始まったばかりのプログラム、次回の名刺づくりワークショップでもどんな肩書に出会えるのか楽しみです。


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