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R4年度 うるま市キャリア教育推進事業 ~ミラカナ~ 城前小学校

2022年9月27日、城前小学校の6年生を対象に「ワーカーズトーク」を実施しました。
ワーカーズトークとは、さまざまなキャリアを持つ社会人講師を派遣し、その職業について話をすることで、子どもたちに自分の将来について考えてもらうための取り組みです。

城前小学校では、学校側の希望と擦り合わせた結果、動画視聴による学習を実施することになりました。
そこでこの記事では、城前小学校でのワーカーズトークの様子をご紹介します。

なお、キャリア教育事業「ミライカナイ」については別記事にて詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

R4 うるま市キャリア教育推進事業 『ミラカナ』 プログラムについて


城前小学校ってどんなところ?

本校は、『教育の成果と課題は、目の前の子どもが教えてくれる』という教育理念のもと、幼児・児童一人一人を見つめ、「幼児・児童のどこが良くなり」「どこに課題があるか」についてマネジメントサイクルを生かした教育活動を進めていきます。また、あらゆる指導の中で、「(子どもの良い考えや行動を)みとめる」「(子どもの良い考えや行動を)ほめる」「(子どもの知・徳・体をバランスよく)そだてる」のみほそ教育を推進しています。

うるま市立城前小学校 学校長あいさつより抜粋

城前小学校の6年生は、2クラス68名です。2、3校時の総合学習の時間を使い、動画視聴によるワーカーズトークを実施しました。

まずは、講師選びをサポートできる環境づくりから

ワーカーズトークを行う前に、児童たちが講師選びで混乱しないように下記のことを提案・実施しました。

  • 講師一覧表を教室に貼り出す

  • 児童は自分が興味ある講師を選ぶ

  • お友達が本人にとって良いと思う講師を選ぶ

あらかじめ講師情報を共有しておけば、児童たちは事前に気になる講師を選ぶことが可能です。視聴したい動画の数はとくに定めず、児童がこれだと思う講師を選んでもらいました。

動画視聴のワーカーズトークで児童の自主性を育む

ワーカーズトークが始まると児童たちはタブレットを使いこなし、事前に選んだ講師の動画を開いて視聴を開始しました。

一部操作に手間取る様子の児童もいましたが、検索の方法を教え合いながら児童同士で解決していたため、とくに問題が発生することもなく穏やかにワーカーズトークが進んだように思います。

動画視聴中はイヤホンを使っていたため、静かに集中していました。
気になるところがあれば一時停止し、文字情報を速やかに確認。児童が重要だと思う情報がワークシートへぎっしり書き込まれていました。

児童によっては4~5人の講師の話を聴いており、それらからも勤勉な様子が伺えました。

当日は下記の流れで授業が進みました。

  • 5校時に2人の講師を視聴し、各自ワークシートを書き上げる

  • 6校時に1人の講師を視聴し、グループで共有する

  • クラス全体でも共有する

進捗は順調で、グループ共有を2回と全体共有まで実施することができました。

グループワークにおいては、司会者や発表者に対する態度が礼儀正しく、返事や意見などが飛び交っていました。

日ごろから対話的学習が根付いているのだな、と感心する一幕でした。


動画視聴によるワーカーズトークをとおして、先生方は児童たちに、

①ツール(クロームブック)を使いこなす力
②多くの講師(業種・職種)から選ぶ力
③主観と客観性からの選択力
④お友だち同士での対話をとおして視野を広げる力

こうした力を発揮させたいと考えていたようですが、見守っていた限りでは児童たちは自主的に考え、選び、発言していたように思います。

今回のワーカーズトークが児童たちの自主性を育み、自分の未来について考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。




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