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少子化について思うこと

先日、今年の出生数は80万人を切るというニュースが流れました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9087fd3b8feca4c99b8378cd1d1f7c3e3b2382aa

参照先:ヤフーニュース 『出生数80万人下回る“過去最少ペース”…専門家「対策に今後10年間が最後のチャンス」』

この減少率に、政府も対策を検討するということですが・・・

1990年代生まれに期待をしているようですが、どうなるのでしょう?

これまでの出生数など確認してみたいと思います。


出生数、合計特殊出生率の推移

厚生労働省のHPに『出生数、合計特殊出生率の推移』というものがありましたので、お借りしました。


引用先:厚生労働省HP 図表1-1-7 出生数、合計特殊出生率の推移 https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-01-07.html

このグラフを見ると、推定として2040年に74万人という数字があります。
今年度予測が80万人を切り、大手シンクタンクの予測では77万人と記事にありますので、来年には74万人を割り込む可能性もあるのではと思いました。

もしも来年74万人以下となれば、2040年予想よりも17年前倒しとなります。


これまでの出生数

1950年から2021年までの出生数を表にしました。

出生数の推移

このデータは、厚生労働省HP 図表1-1-7 出生数、合計特殊出生率の推移 のエクセルデータに、厚生労働省の2022年9月16日の報道発表『令和3年(2021) 人口動態統計(確定数)を公表します』https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei21/dl/14_hou.pdfの数値を組み込んで作成しました。


団塊ジュニアのジュニアに期待?

団塊ジュニアが1970年代生まれの頃ですから、1990年代というと、団塊ジュニアのさらにジュニアに期待ということでしょうか?

団塊ジュニアの時は、対策が遅くてあまり効果が無かったので、早めの対処ということなのだと思いますが、どうでしょうか?


出産控えはお金だけの問題か?

多様性の時代

現代は多様性の時代で、従来の大人になったら仕事して、結婚し、家庭を持ち、子どもを育ててといったライフスタイルに変化が起きている気がします。

結婚しても子どもの居ない暮らしを選択する家庭やそもそも結婚という選択をしない人生を選ぶ人も増えているように思うことがあります。


責任

また、社会に対して、家族に対しての責任もありますし、成熟している社会となり、家庭を築くことへの責任の重みがより大きくなってきたことが、背景にあるのではないかと思っています。


最後に

家族が増えればその分お金も余計にかかります。だから、お金の問題はとにかく重要ではあるのですが、それだけではなく、社会の変化が家族という存在に対しても変わってきていると思うのです。

よって、お金さえばらまけばどうにかなるというような、従来型な対策にだけはしないで欲しいですね。



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