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クリニックが商標登録した件

 先日当院はクリニックのロゴやクリニック名を商標登録しました。商標登録をすると、他人が同一や類似の商標を無断で使用することができなくなります。
 まだまだ医療機関(特に保険医療機関)では商標登録するところは稀だと思います。しかし在宅医療の現場を見ると〇〇ホームクリニック、ホームケアクリニック〇〇など同じような名称のものが溢れかえっています。これまでは地域にある〇〇内科と見れば一般的な開業医として認知することができたと思います。しかし、特に在宅医療では一見するだけではそのクリニックがどういうクリニックなのか、大きな医療法人なのか、その地域だけで運営している個人もしくは小規模のクリニックなのかなど判断がつきません。
しかし、特に地域医療を提供する側は自分達の医療機関ではどのような医療が提供できるのか、周りに周知してもらうことがとても大事だと感じています。

今後のクリニックの需要予測

これまでは在宅医療や訪問診療はまだ新しい医療で、それだけで十分な宣伝効果がありました。しかし今後外来患者数が減少、医療費の削減などから在宅医療を提供する医療機関が増えると予想されます。それにかかわる医師も増えると思います。

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出典:平成29年患者調査と国立社会保障・人口問題研究所
日本地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)

だからこそ自分達のクリニックがどういうクリニックなのか、名前を見ただけでわかるように差別化することがとても重要になってきます。特に紹介をいただく病院や地域のケアマネージャー、看護師にわかってもらうことが必要になります。

商標登録のメリット

  • 他のクリニックとの差別化

  • スタッフへの意識づけ

  • 事業展開の方向性を考えやすい

商標登録することや文字化することで、自分達の事業への責任が明確になると感じています。みんなに認めてもらえる医療を提供できれば、スタッフも自分達の業務やクリニックに自信を持つことができるのではないでしょうか。

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