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大学院に行こう!(この春の挑戦)

仕事を今までどおり続けながら、科目等履修生として4月から週に一日、大学院の講義を受けることにしました。
わたしにとってはやるぞ!と気合いの入った物事なので、このことについて書き残しておこうと思い、久しぶりにnoteに文章をしたためています。

大学院に行ってみたい、と考えたのは、コロナ禍で外国へ旅行に行くのが難しくなったことが、わたしにとっては直接のきっかけだったように思います。

2020年以前は、年に数回海外を一人で旅行することが大きな楽しみでした。
慣れ親しんだ場所ではないところに身を置き、街を歩いたり観光したりノートを書いたりして、大げさに言うと世界と自分を見つめることが、わたしにとっては人生に欠かせない喜びの時間でした。

ところが、ご存知のとおりコロナ禍の世の中では「移動」が制限され、余暇で外国へ行くことが困難になってしまった。

はじめは、この特殊な状況で見えるものを見よう、近くに目を向けるきっかけにもなるし、いずれ加齢などで旅することが難しくなったときに、大きな移動を伴わなくても旅で得ていたような所見を感じられるようになるのは大事だろう、と思い直して過ごしていました。

本当なら、遠くへの移動という劇薬がなくても日々を新鮮な気持ちで豊かに過ごせたら最高。本や映画だってわたしを限りなく遠くに誘ってくれる、かけがえのない友です。
それでも、次第に澱のようなものが心に溜まっていく感じがしていました。

知らない物事に触れたい、未知の中に身を置きたい。

それがわたしにとって、凄く大切なことなんだと切実に実感する日々の中で思い至ったのが、「学問」を通して未知の世界を知る、という道でした。


宝塚歌劇のファンであるわたしにとって、この選択肢に目を向けるきっかけとして、美園さくらさんの存在も非常に大きかったです。
月組トップ娘役に就任するほどの素晴らしい舞台人である美園さんは、劇団に在籍しながら大学の単位を取得し、退団した年度に大学を卒業して慶應大学の大学院に入学し、現在は研究の道を邁進されているという、非常に稀有なキャリアを歩まれています。

そのような生き方があるのだ、と蒙を開かれるのと同時に、わたしも行こうと思えば大学院に行けるんだ、と気づいたのです。

学びたい内容については機会があれば書こうと思いますが、検討した結果、出身大学の大学院に行くのが、勉強内容としても、地理的にも一番良さそうと思い、まずは試験がなく学費も抑えられる「科目別履修生」という形を選択しました。


突然ですが、ホロスコープ(星読み)の世界では、射手座は「旅・高等教育・哲学・宗教」などを象徴していると言われています。
一見ばらばらなこれらの物事の共通点は、未知の世界を遠く深く探究することである、という解釈があり、星座が象徴する様々な価値観の中でも、わたしはこの考え方が特に好きで、自分が大切にしているものと重なる部分があると思っています。

そのようなこともヒントになり、物理的に遠くへ行くのがまだ難しいならば、学問を通して心を未知の中に置くことは、自分にとって新しい旅の形になるかもしれない、と思い至りました。


実際に仕事をしながら大学院の授業を受けることがどんな感じかや、費用のことについても、後々書いてゆきたいと思います。


最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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