見出し画像

私なりの愛。ときめきと性欲の分離。

コロナ療養中に見た土屋アンナの投稿

ベッドから動けない中私はスマホの中でできることをやり尽くし、
インスタのおすすめ欄に出てきた土屋アンナの投稿を脳死で何気なく見ていた。

愛する事を学ぶ?

『あなたは今までたくさんの人に愛されてきた。これからは愛することを学びなさい』
息子の17歳の誕生日に送っていた言葉だ。

今まで『恋すること』と『愛すること』の違いを知りたくて、ぼんやりと考えていた私は、この言葉を見てスルーできなかった。
ああ、この人は、『愛すること』は学ぶことができることを知っている、素敵なお母さんだなと思った。そして『愛すること』は学ぶことができるなら私もできるようになるかもしれないと少しほっとした。

『恋』と『愛』

ドキドキして不安で悲しくて辛くて、でもそれを欲してしまう。
そういった感覚を私は今まで『恋』とラベリングしてきた。
恋は渦中にいるときは辛いこともたくさんあるのに、振り返ってみるとキラキラしていて、まぶしくて懐かしい。

26歳。同級生の結婚の報告を聞いて、祝福の気持ちと胸がぎゅっとなる感覚が入り混じる。4年間今の彼氏と付き合ってきて、同棲もして結婚も視野に入れた時、これから私はあのキラキラしてまぶしい時間を過ごすことはもうないのかと思うと不安になった。

欲深いと自分で思う。でも少し悲しかった。
そして、時折ニュースになっている浮気や不倫をした人たちの気持ちも少し分かってしまう自分が怖かった。

色々検索した。ひろゆきも同じ相手にずっとドキドキするのは無理っすよと言っていた。
既婚者の先輩たちの話も聞いた。なぜ、結婚生活を続けられるのか。素敵な話もあったがそれはその2人の答えだった。

私の両親や周りの大人たちを見ていると、ドキドキ、キラキラした『恋』とは違う何かで家庭を守っているようだった。その何かとはきっと『愛』なんだろうと思っていた。
私も『愛する』ことができれば、、、。でもどうすればいいのだろうと結婚に前向きになれなかった。今の彼氏を大切にしたいから、今の彼氏と幸せな家庭を築きたいからこそ知りたかった。

その答えは推し活

人生の謎の答えは、そのことについて考えているときではなく、
何気ない日常の中で考えていた事がある日繋がっていって、
その答えが見つかることがあるから人生は面白い。

その日確か私は、『恋は認知の歪み』である説について考えていた。

ここから先は

1,293字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?