ブッダから学ぶ⑦火事になったらまず火を消そう
エピソード:「火のたとえ」
ある日、ブッダの元に悲しみに暮れる人々が集まりました。
彼らは生活の困難や失望、心の苦しみについて話しました。
ブッダは静かに彼らを見つめ、次のように話しました。
「人々よ、心の苦しみは火のようなものです。家が火事になるとき、家主はすぐにその火を消し止めようとします。彼は火の原因を探し回るのではなく、まずは火を消すことに全力を尽くします。
私たちの心の中に生じる苦しみも同じです。
まずはその苦しみを和らげる方法を見つけることが大切です。