イノハナ2nd回顧録(登録直後編)

【このテキストは?】
 雨宮さんがデスゲームシミュレーションいちゃいちゃPBW創作交流ゲーム『フタハナ』の、最新版2021/9月に行われた通称『イノハナ2nd』をプレイするにあたって準備したり立ち回りで考えていた情報などをまとめた記録になります。
 あくまで1PLの思考や価値観に基づいたプレイのため、参考や「こういうPCもいたんだなー」程度に留めてご覧ください。


【開催前期間登録直後編・マップ内の視察と情報収集、大まかなコミュニケーション形成】

 さていざ始まりましたイノハナ登録開始日の9月17日、時間はおよそ夜の22時くらいだったはずです。
 ゲームの世界観的には、ある時PCの下に不思議な招待状が届いてそれに書き込むとフタハナ島という舞台に呼びこまれるという設定です。
 その為私のPC(以下ナカ)は、現代っ子な中学生キャラのためスマホゲーを自宅で弄っている最中に突然見た事の無いページが開いた、という形にしました。
 主に紙媒体で届いた、書類の間に挟まっていた、死ぬほど眠い中で紙仕事をしていたら紛れていてうっかり書く程に環境がブラック等々、
 どういう状況で招待状を書いたのかは個人差があって面白かったです。

 個人的には願いを叶える、という動機がきっちりないと開催期間中に殺しをしに行く動きになりづらいので、なるべく『この願いは不可能みたいな話だとしても絶対に叶って欲しい』というモチベーションで書いているRPや背景に今回はしています。
 逆に願いなんてどうでもいいから還らせてくれ! なんてPCの場合は悪戯半分だと思っていた、って理由で書くのもいいのかもしれません。
 取り敢えずこの招待状を書いたって部分だけは共通要素なので割と他のPCに話も振りやすいから私は大事にしています。意外とRPやフレーバー的に使えるかもしれないからスクショでも撮って見返せるようにしておくのもいいかも?


 開始地点は割とど真ん中の廃墟地点にしました、理由はただ一つ『人が多い場所の方がチャットが捗る』。
 前回は廃墟のやや北辺りの森にしたのですが、そっちはそっちでそこそこ賑やかでした。だが初参加なので廃墟近辺にいると好戦的な人に狙われるかもよーという先人のアドバイスもあったのです。
 今回はそれを盛大に踏み越えて廃墟のど真ん中!! 人も多い、武器も多い、きっと血の気の多いやつも多い!(この時点ではイノハナレギュレーションだと武器が存在しないことをまだ知りませんでした)。
 そんな予測の下にフタハナ島に降り立ったら、

 始まっていたのはデスゲーム大喜利でした。

 ああーー今回の癖強PC枠はそういう感じかーー。
 前回もいたのですが大体何かしらいます、イロモノというか癖が強いというかブレない凄い人。
 前回は開幕から常にズレまくった時報を鳴らす頭がサイレンの人とかいました。
 今回は他にも常に合コン会場だと言い張っている人とか、中々アクの強い面々の発言が見えてきます。
 私も全体chのノリに合わせてがやがやするのは好きなので大喜利は大分最後の方まで乗りました。この辺は好みも大分わかれるのですが私は好き。

 重要:苦手な発言をしているPCや今このタイミングでその話は見たくないって方はプロフィールの"特殊設定"にあるミュート機能を使いましょう。大事な会話に割り込まれるのを防げます!


 あとは主に多いのは『何ココデスゲーム会場?』って驚く一般人ムーブの方。

 素晴らしいです、デスゲーム会場に巻き込まれた一般人ムーブ凄く一般人っぽい!
 この手のシチュエーションの時に、自分がやりたいデスゲーム巻き込まれシチュのロールはきっと各々好きなモノがあると思います。
 ちなみに私が好きなタイプは『そんなふざけた環境や状況を日本で出来るわけないでしょフィクションじゃないんだし』系です。
 そんな感じで実際に殺しや超常的な事が起きるまでサバイバルぽい振る舞いで平和に歩き回って様子を見ている感じがナカのスタンスになりました。

 不思議な島に突然投げ出された数多の一般人たち。
 ココは何処、お前は誰、状況確認と自己紹介が全体chで飛び交って凄い爆速でログが流れていきます。
 正直見落としかねない程に早い、ので設定できる人は"ディスコードのウェブフック機能"を活用するといいかもしれません。
 コレを使うと、チャット上でアンカー(>>数字 のアレです)を組み込んで相手に発言されたりメッセージを貰うとディスコードに通知が来るのです。
 いつ返事が来たかと張り付かなくていいので便利! 次回参加する予定の人は入れてみてもいいかもです。

 宣伝が混ざりましたが、私もやる事は皆さんと大体同じ。

『見た目が気になる人や発言が気になる人を探して片っ端からアンカーを付けて返信を飛ばす』
『何かしら話題を振りやすいような当たり障りのない、皆が答えやすそうな質問を投げつける』

 とにかくフタハナはエモさと人の繋がりを活かして7日間で如何に情緒をぐちゃぐちゃに煮詰めてジャムを作るかのゲームです。
 既に戦いは始まっています、どの程度の濃度で人と交われるかは分からないけど、まず印象に残ってもらわなきゃ始まらない!
 だからとにかく声を掛けてみる、駄目だったら次、反応や返しがしっかりしてたら覚える、本戦始まって全然絡めなかったらごめんね!
 それくらいの勢いでまずは会話のフックを思いつく限り提案してみます。ついでにそうしている内に自分のキャラクターの設定や性格も形成されていくってメリットもありますね。

「そもそもココに来る前にみんな何していたの?」
「何か招待状ってモノ書かされなかった?」
「僕某市公立中なんだけど、近所の人いないー?」

 ココでやっぱり役に立つのは招待状を書かされていた、という共通認識だと思っています。
 どれだけ生まれや育ちが違ってもココだけは共通のはずです。そして招待状の内容は非常に物騒な単語や『中々人には言いづらいであろう願い』まで
 話題には事欠かないパーツが沢山詰め込まれています。反応した人にはどんどん情報を掠り当てして反応を伺います。

 そしてPCの都合とPLの都合が混ざってくるのですが、開始直後のログは非常に流れるスピードが速いのは先ほども言った通り、なので「ココだと騒がしすぎるから二人で話そう」という提案をしたりされたりするチャンスでもあります。
 そう、メッセです。プライベートコミュニケーション、いちゃいちゃの場、逢引会場、好きな表現で大丈夫です。
 ココからそのPCさんとのエモロールやいちゃロールが始まったり始まらなかったりします。取引交渉だけして終わったり、開催前のやり取りくらいしかできない時もあります。
(正直言うと開催前に声かけまくったけど本戦開始したら忙しすぎて全然コミュニケーションできなかった人もいっぱいいました、ゴメンネ……)

 ともあれ、そんな感じで私も気になった人にはどんどんプライベートで声を掛けてみたり、掛けられたりしてみます。
 相性がいいかどうかは始まらないと分からない、当たって砕けてダメなら蘇生です。ステルスしているPCさんばっかりだから相手もきっとそう思っているに違いない!
 という感じでいざ最初に声を掛けられたのは、男子大学生なPCのTさん(仮名)だったのですが、

 なんと初っ端からナンパめいた話の振り方をされてアプローチをされてしまいます。
「俺たち同じ三文字でミ終わり、早速良いお付き合いの予感がする(一部引用しつつ改変しています)」
 的な事を言われます。コレは……このPLさんはめちゃくちゃ積極的な気がする……!
 と同時に私のPL脳とPC脳が同時に熱を帯びます、ドキドキするって奴です。まさか最初からお熱い恋の予感……。
 えっちしたいって勢いできた私でもこのロケットスタートには驚くしかありません。まだ開催から1時間経っていません!
 積極的な人ってコレくらいグイグイ来るんだ!? と雨宮さんも大変驚いていました。そして同時に理解しました。

 この島でえっちなお付き合いで関係を結んだら私もコレくらい積極的にアプローチしてリードしよう……!!
※この認識が後々色んな意味でバディを巻き込んでしまう事になるのですがそれは後々書くと思います。


 取り敢えずこの人と本格的な関係を作るかは保留としつつも、それとなくドキドキそわそわしちゃうロールは欠かせません。
 やっぱり色恋したいじゃないですか、それも男の娘です。心は女の子なので男性に言い寄られたらドキドキしちゃうスタンスでRPしています。
 このゲームでの恋や誰かを好きになる、というRPは最終的に島の中で添い遂げるバディを作る為の一歩です。第一印象と最初の数時間で決めるわけにもいきません。
 それに私は一応フタハナを目指す=キルも狙う想定で動くつもりです、今は素性を隠していますが相手がそういう立ち回りで平気かどうか、すり合わせられるかの見極めも必要です。
 そんなことを考えながらナンパを受け流していた……つもりなのですが勝手にPLまでドキドキしてナンパ大学生にときめいています、このPCもPLもチョロすぎでは?

 そう、ヤバいのは段々とPCの性的嗜好とPLの思考が寄ってくるのが怖いですね。フタハナプレイ中は終始男子PCばっかり見てニヤニヤしていました。
 イケメン揃いですよこの島はぁ……イケメンインフルエンサーや天才音大生、高校生にもより取り見取りでナカちゃんのセンサーも大喜びです。
 後に段々と男同士の恋愛っていいよねって方向性に拗れてナカちゃんの趣味が腐り始めてくるのですがそれはまた別の話。

 ともあれココで決めるのは流石に早すぎる!! 流石に!! と心の中でブレーキを掛けつつ保留にしてもらう(それでも大分絆されてた気がする)形でお誘いはキープに。
 こんなに私ってチョロかったっけ……あと人生初のBLロール(自称女の子の身体は男なので)かコレは……? と思いながらも、他の人ともコミュニケーションや人脈作りに奔走するのでした。


「僕のタイプは、うーん……見た目は可愛くてもかっこよくても、キレイ目な方が好きかな。
 あとは"優しく受け入れてくれる"人が好きかも、引っ張られるとちょっと……ドキドキする」


 これが初日の開始数時間で言っている男子中学生のセリフですよ、信じられますか奥さん?
 もうちょっと慎ましやかな女の子男の娘にするつもりだったんですけど……その辺については次回があればちゃんと慎ましやかな振る舞いにする理由も含めて書くので今回はこの辺で。

 好きとかいいねとかブックマークとかツイートとかRTとかしてくれたら読んでる人がいるーって勝手に喜んで続きが生まれます。
 読んでる人がいるって分かってるから書いているような内容なので! あと書いて欲しい話があれば言われたら書けるだけ書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?