イノハナ2nd回顧録(準備編)

【このテキスト何?】
 雨宮さんがデスゲームシミュレーションいちゃいちゃPBW創作交流ゲーム『フタハナ』の、最新版2021/9月に行われた通称『イノハナ2nd』をプレイするにあたって準備したり立ち回りで考えていた情報などをまとめた記録だよ。
 あくまで1PLの思考や価値観に基づいたプレイのため、参考や「こんな風にプレイしている人もいたんだなー」程度に留めてお読みください。


【準備編・イラストとキャラ設定】
 前回のデスハナ(死ぬほど人が死ぬフタハナレギュレーション)の際は、登録開始が宣言されてからキャラを用意するという滑り込みスライディングも甚だしいキャラ準備だった為、今回は予め絵を依頼して描いて頂くスタイルで準備する事にしました。
 デスハナの際の交流の縁もあったSさん(プライバシー保護の為仮名)に『診断メーカーで出てきた題目で一発描き、NOリテイク』を条件にフォロワーさんからキャラを用意して頂けるとの事で(本当にありがとうございました、めっちゃ可愛くて追加でアイコン依頼したくらい可愛い)それに応募して描いてもらう事になります。
 その際の条件を簡単にまとめると。

・紫髪の黒目
・男の娘
・イケメンオーラ出してる殺人鬼

 ……殺人鬼?

★雨宮さん、キラーRP目指すのがココで確定する。

 さあどうしましょう、前回のデスハナではガン逃げ引き籠り交渉全振りの財閥令嬢なんてやっていたので私には戦闘なんて全く分かりません。
 なんなら4日目くらいまでHPの回復アイテムはなんなのかすら知らないありさまだった私に戦闘……キル……!? どうしろと……!?


 なんて狼狽えると思われるかもしれませんが、そこは雨宮さん実は前回の反省を元に色々と情報収集をしていたのです。
 イノハナは最初に貰える異能次第で戦闘向けかどうか、そもそも戦ってキルを狙えるチカラなのかが最初に決まっているそうです。

 つまり……最初からキラーなんて無理って異能を配られたら無理でしたごめんなさい出来るって応募の段階から分かってるってコト……!!

 めちゃくちゃな言い分かもしれませんが、本当にイノハナはそんな事があり得る為Sさんがとても理解の深い方で助かりました、なんなら最初から無理そうなら大丈夫だよとまで言ってもらっています。
 なのでキラーは貰った異能が戦闘向きだった場合、を想定して設定を組んでおくことになります。そうなると残りは『動機付け』と『退路断ち』が必要になってきます。

 動機付けは文字通りにフタハナ島に来る程に願いが欲しい理由と、人を殺してでも自分の願いを叶えなくてはならないというRPをするためのPCPL共にカクゴする燃料になります。
 倫理観が一般日本人のソレ、というレギュレーションのフタハナ2ndではこの辺のソロールやよその子との相談を経ずに誰かを殺しに動くのは個人的にエモさが物足りなく感じちゃうなと感じてしまうわけです。

 退路断ちは、生還すればそれだけで十分という環境に自分を置かない為の設定決めになります。
 ぶっちゃけてしまうとイノハナは前回の情報から、7日生き残ってしまえば豪華客船が迎えに来て生還する事だけは(比較的)容易という情報を得ていました。
 なので『願いは叶わなくても生きていればそれでいいよね……!』と希望を胸にサバイバルするムーブも出来てしまうわけですが、それだとキルは取れません、殺さなくて済むからです。
 なんとしてもフタハナにならないと生還するだけでは意味がない、という理由やモチベーションを付けるくらいの設定じゃないと難しいなと思った感じですね。


 そこに『男の娘』を合理的に、現代日本の一般人でもありえるように組み込むならどうすればいいか。
 雨宮はそこそこ悩みました、フィクション作品としてあり得る一般人として許される範囲で、殺しなどに葛藤しつつも手を最終的に出せるような設定のキャラクター。

 あ、それとえっちなコトがしたい。

 そう、フタハナはR-18ロールがオープンではない場所なら許される交流ゲームなのです。えっちなコトです。
 そもそもにしてシステム内に添い遂げる運命の相手、バディというモノが存在したり、
 いちゃいちゃしあったりバディを美味しく頂いたり頂かれたりハグしたりチューしたり命を捧げるエモエモなアクションがあったり


 えっちなコトするんですね!?!?
 と言わんばかりの要素が詰め込まれているのです。えっちしたい。
 だからえっちなコトができるPCにしよう、も今回の目標としていました。
 厳密に言えば前回のPCもえっちなRPできるよー! とプロフに明記していたのですが忙しすぎてえっちできませんでした。

 だからその点を反省として踏まえて、今回は忙しすぎるPCは作らないというのも加えます。
 具体的に言うと、よくこの手のゲームに出てくる互助会組織やリソースを管理するタイプのグループには属しません。
 仮にそういう場所にお世話になるとしても、管理役や纏め役にはならずに交渉して自分の利益を作るくらいに留めます。
 じゃないと……えっちなコトする時間作れなさそうですし……。

 という感じの事を考えながら、PCに必要な情報を纏めていくと
・男の娘を違和感なく作る
・キラーにできる動機と退路を断つ
・えっちしたい
・自分の時間を作る
・えっちなRPしたい
・男の娘だし女の子とインピオみたいなのもいいなぁ……
・キルは取りつつ女の子をゲットしたい
・でも男の娘だしBLもいいなぁ……

 こんなことを考えながらキャラメイクしていました。その結果生まれたのが綿篠央巳(ワタシノナカミ)です。
 名前の由来は『私の中身』、自分の性は何なのか、正しい人格は何なのかをテーマにしたネーミングになりました。この辺の名前つけや漢字の当て方は前回同様アイコンサーバーの場所借り兼開催中のPCエモ感情の吐き出し場として聞いてくださるMさん(仮名)と協力して制作しています。
 二重人格かつ性同一性障害の男の娘、小中学での性的いじめ『女の子ごっこ』で自分の男性性をぐちゃぐちゃにされてしまい、私の中(ワタシノナカ)には女の子しか無いんだと道を選んでしまった男の娘。
 フタハナという、人を殺してでも叶えられる状況で名実ともに誰からも女の子として認めて貰えれば自分の世界における居場所を得られる、という覚悟の下に制作しました。雨宮さんはやる気です。
 えっちもやる気満々です、もう今まで書いてきたすけべてきすと技術フル活用してえっちな男の娘書いてやるから未来のバディは覚悟しておくんだな、ふふふ。


 そんな事を考えながら計画していたら、フォロワーの蒼さん(プライバシー保護の必要が無いと判断されたため実名)がツイートで『こんな女性PCで参加するから設定合わせとかして参加してみない?』と可愛いキャラをツイートしているのを発見します。
 前回は完全孤高の滑り込み参加だった為、時間にも余裕があるから相手が大丈夫なら設定合わせにも挑戦してみようかな、蒼さんなら別ゲーでも遊んだことあるし分かってもらえるでしょう。
 そう考えて秘密裏に打診してみたところ蒼さん側からも設定を見てみて相談する、という形でOKを頂きます。結果『雨宮PCが性同一性障害持ちだから蒼PCはカウンセラーとして合わせるのはどう?』という形で決まります。
 いいですね精神カウンセラーと患者の組み合わせ。デスゲーム環境でも心の問題や悩みに関して寄り添えるロールとか出来るんでしょうか。
 あと男の娘患者と美女先生の背徳精神療養えっちとかあるのでは……!? とかふざけた事を計画段階で話していた気がします、確か。

 まさかそれが色んな意味で報復の如くカウンターとして襲い掛かってくるとはこの段階の雨宮さん(と主に蒼さん)には想像もしていなかったのです。

【もしもあれば初日編に続くし、飽きたら準備編で終わる】

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