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低位高配当株投資法 先週の振り返り(5/20~24)

今週の低位高配当株は、決算発表通過により資金が抜けて大幅に下落。
合計株価は一週間で▲2.2%となりました。ただ、長い目で見ると買い時ですね。不動産銘柄にリスクが顕在化しつつあるので、業績をしっかりみて売り買いしましょう。

低位高配当&配当成長期待銘柄一覧(24/5/24)

株価大幅下落銘柄

8897 ミラースHLD<大規模増資>

今週の5/20に大規模増資発表後に株価大幅下落。週足で▲95円(▲16.4%)下げているので底値になった気もしますが、減配リスクがあるから当面は触らない方が無難。

1600万株の公募増資、600万株の自己株式処分、330万株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。公募、自己株処分、売出を合わせた株式数は2530万株で、自己株式を除いた発行済み株式数の23%程度の水準となる。株式価値の希薄化が警戒される状況のようだ。なお、調達資金は連結子会社の投融資資金に充当、太陽光発電施設の取得や開発などが計画されているもよう。

株探銘柄ニュースより

前期中は本業(不動産)の業績が怪しかったので、久しく「買ってはいけない」銘柄に指定していたんですが、5/13に発表された決算では前期4Qが好業績、今期見通しが増収増益だったので「あれ?」と思ったところ、その一週間後に上記の大規模増資を発表。これは怪しい。なぜ決算発表と同時に増資を発表しないの? かなり株主を馬鹿にしたやり口に見える。
こういう銘柄は、儲かる自信があるとき以外は絶対触らないようにしましょう。当面は要観察。

7088 フォーラムエンジニアリング

週足で▲65円(▲7.1%)下落。配当性向が100%に近いが、中期期間は累進配当を表明しているので、現在配当利回り5%あるのでinしやすい状態。おススメです。

9827 リリカラ

週足で▲35円(▲5.1%)下落。5/17(金)引け後にTKPによる株式公開買付による資本業務提携を発表。TKPの買い付け金額(650円)になぜかサヤ寄せしていますね。

ティーケーピー<3479>は17日、リリカラ<9827>との資本業務提携契約の締結及びリリカラの株式に対する公開買付けの開始を発表した。
今回同社は、本応募合意株主の所有する対象者株式の一部(合計3,240,933株(所有割合にして26.31%)を取得し、リリカラを同社の連結子会社とすることを目的として、本公開買付けを実施することを決定した。
本公開買付けを通じて、両社が安定的な資本関係を構築し、かかる資本関係を基礎として両社の中長期的な企業価値の向上に資する様々な施策を行うことを目的として、本資本業務提携契約を締結する。
買付け期間は2024年5月20日から2024年6月14日まで(20営業日)。買付け価格は普通株式1株につき金650円、買付予定数は340万株(上限)。

株探銘柄ニュースより

あまりしっかり監視している銘柄ではないですが、配当方針変更したばかりなので大きな変更はないと思われますが、子会社化の影響が見えるまでは当面は触らない方がよさそう。

新規追加銘柄

3452 ビーロッド

1Q業績決算発表後に大きく株価を落としています。要因は、
 ① 不動産銘柄全体から資金が抜けている影響か
 ② 配当方針発表しているが、期末一括の配当金額を未定にしている
かなと思われます。
ただ、現在PER超割安かつ高配当で。本業は富裕層向けの不動産ビジネスで安定感がある。宮内社長はオリックス創業家。色々と筋が良さそう。現在、一番おススメの銘柄。

卒業銘柄

7247 ミクニ

5/21(火)に企業サイトでこっそり次期中期経営計画を発表。特に魅力的な内容がなく、資本効率化について言及もなし。前期の記念配当が剥落して高配当銘柄ではなくなったので卒業させましょう。

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