市場見通し 2/6朝 メモ
おはようございます。今週は決算集中期の最盛期で、金曜日はオプションSQ。先週までの小幅の上げ下げから、乱高下のリスクが高まる一週間になるかなと思います。
週明けの市場見通し
先週金曜日夜にアメリカの重要な経済指標の発表がありましたが、軒並み市場予測よりプラス(景気が強い)の発表となりました。
アメリカ市場はその影響で乱高下しましたが、アメリカ経済が強いということで円安ドル高に振れたため、日経平均先物はプラスでフィニッシュしています。現在、海外機関投資家がずっと「買い」に回っていて、個人投資家の「売り」のロスカットを狙っている状況なので、当面は上げ目線でよさそうですが、何かをきっかけに下落シフトする可能性は頭に入れておきましょう。特に4月の日銀総裁交代付近で利上げ観測が高まって株価を押し下げるはずだから、この状況ももって2ヶ月弱でしょうかね。
今週の日経平均のレンジは27,300~28,200円くらいでしょうか。
気になるニュース
日銀の次期総裁候補に雨宮正佳副総裁(67)を充てる案で政府が調整。2月中に国会に提示。(日経電子版 2/6 2:00)
日銀の内部昇格で副総裁になって、黒田総裁と二人三脚で異次元緩和を推し進めてきた方のようです。外部から招聘した方がよかったと思うんですが、本人は固辞しているようにも伝わっているので、どうなりますかね。
気になる銘柄
決算発表通過銘柄
8304 あおぞら銀行<東P>
10-12月期は経常利益が赤字に転落。ここのところ随分調子が悪い。
四半期配当で高利回り銘柄のため一時は保有しておりましたが、株価が2,500円台で頭打ちになって売却済み。当面は様子見で。
9831 ヤマダHLD<東P>
10-12月期は対前期増収減益の決算。中期経営計画の初年度ですが、成果を感じられない結果に。決算短信に不振の理由を7つ列挙しています。折角なのでご紹介。
① 前年度より継続している一過性の巣ごもり需要反動減
② 前年度におけるグリーン住宅ポイント制度に伴う法人需要反動減
③ 物価高及び実質賃金低下に伴う消費者の生活防衛意識の高まりによる耐久消費財の需要減退
④ 大型台風や大雨の影響に伴う店舗の休業や時短営業
⑤ 従業員の新型コロナウイルス感染による勤務時間減少に伴う販売機会ロス
⑥ 市場と連動したDX化による売上と利益の最適化に向けた改革途上に伴う粗利率の低下
⑦ 政策的なバランスシート改革取り組みによる仕入抑制が影響したことによる粗利高の減少
総括すると、前期より家電量販店の商品需要が大きく減退して、時節柄の影響で営業時間×販売員稼働が減って、事業構造見直しで粗利も減った、ということです。
これまでの家電の成長モデルが頭打ちになって、まだ事業構造を変換できていないということだと思います。ジリ貧になって窮する前にどんどん手を打たないとなぁ。好きな銘柄なので頑張って欲しい。
8230 はせがわ<東S>
仏壇銘柄。業績上方修正&増配を発表。仏壇仏具事業とオンラインショップが順調に推移したとのこと。悪くない。企業研究候補としてタンキングしておきましょう。
本日の決算発表銘柄
5009 富士興産<東S>
シティインデックスイレブンスの株主要求で現在は配当性向100%の銘柄。シティは既に売り抜けているので、いつ手のひら返しをしてもおかしくはない。在庫評価損益の影響も注視しましょう。
6651 日東工業<東P>
こちらも配当性向100%銘柄ですが、円安で部材コストが上昇して一時業績悪化。夏場に販売価格転嫁して持ち直しているものの、上期の経常利益対通期進捗率が35.2%で業績下方修正リスクあり。
ただ、次年度は持ち直しそうなので、一旦下げてくれると買いやすい。
4008 住友精化<東P>
前回の決算発表で特大ホームラン。今回はどうでしょう。業績が前四半期並みなら二打席連続HRになります。
気になる業種
服飾の小売は回復が鮮明になってきている気がします。
食品卸も気になる。
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