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ウッドショックのその後、いつころ木材不足は解消するのか

こんばんは。本当に今日は暑いですね~(;^ω^) でも最近は更年期なのか、夏でも上着は長袖がいいので好んで着ているんです。今日はユニクロの薄手のカーデガンを素肌の上から羽織ってたら、「少し胸毛が見えるのが…」と嫁に激しく嫌がられました。なんだよ、いいじゃん。

閑話休題。

ウッドショック。なんだよ、「木材不足」でいいんじゃん。輸入材に頼る建築用の木材ですが、5月頃から急騰してますよね。背景は以下のとおり。

❶ コロナ影響によりアメリカの住宅需要が好転

不思議なもので、コロナ影響で郊外に家が建ち始めたという話。長期金利が超低水準なのでお金も借りやすいし、インフレ気味で売却価格も上振れしそうだから、まぁ建てるなら今でしょってことかな。リモートワーク定着で郊外の広い土地に一軒家みたいな感じで需要が好転しているということです。

新築に加えて、リノベや巣ごもりでのDIY需要も相俟って、建築材は世界的に不足してますってことです。特に製品規格が特殊な日本への輸出回復は後回しになりそうな気配…。OMG!

❷ 海外からの運搬コストが急騰

これはこのnoteでも良く書きますが、海運コストが上がっていますね。バルチック海運指数は外航不定期船(外航ばら積み船)の運賃の総合指数なので、この指標が上がると運賃が上がっているということです。まぁ木材に限らずなんですが。

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さて、ということで、回復状況は何を監視すればいいのかというと、

❶ アメリカ市場の材木先物価格

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こちらBloomBergさんのシカゴ取引所の材木先物の価格。…ん? なんだよ、もう落ち着いてるんじゃん。というか、年安値つけてないかな???

❷ アメリカ住宅着工件数

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こちらみん株さんのデータ。翌月の第3週だから今週に6月の発表かな。住宅建築許可件数はかなり高止まりしてるけど、着工件数は予想を結構下回ってるな…。あれっ?

❸ バルチック海運指数

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これはまだ高いけど、なんか天井をうった気もするんだよなー。

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指標を3つ並べただけですが、まぁ海運コストは最高圏で高止まりしてるけど、アメリカの新築住宅需要ってそんな長期に木材不足になるほどの感じじゃないんだよなぁ。しかも木材価格は値を下げている。

うん、多分ですよ。「日本?規格が特殊で面倒くさいんだよな、日本は後回しね。」ってことで、木材が不足しているのは世界で日本だけの可能性はあるな。さらに国内でも大手の方が早く木材確保が正常化するでしょうね。

あと、今の円安トレンドも問題でしょう。FRB議長がアメリカの長期金利は当面上がらないと発言した影響で少し円高に振れましたが、それでも109円台だからね。大体の企業の業績見通しの為替計算は105円とかだからなぁ(勝手なイメージです)。

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そういう指標を踏まえた上で上記のような記事を見ると、なんかクエスチョンなんだよなー。価格転嫁に2ヶ月待ったら、その時点で北米での価格は正常化してるんだからさ。マスターウォールさんはすぐにまた下げた方がいいですよ。

木材が倉庫にない=木材不足じゃないこともありうるよね。そりゃあ伊藤社長は木材不足=価格高止まりだったら儲かるんだもんね。

こういった報道は虚実入り乱れているから、何が真実で何が嘘実なのか見極める必要があるなー。

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まぁ、建築会社には、木材が不足しているのか、それとも木材調達価格が高騰しているのかを分けて聞かないと、無駄にプレミア価格を乗せられる可能性はありますな。もし今家を建てるなら、当面は木材調達が安定している大手がいいのではないでしょうか。フィックスホームさんではやめておいた方が無難ですね( ´艸`) FYI(^_-)-☆

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