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8/24 本日の市場見通し

おはようございます。久しぶりの市場見通し記事アップ。

28,400円の攻防

日経平均は8/17に29,000円を突破した後、アメリカ市場の市況連れと過熱感払拭で4日続落中。昨日の終値が28,452円、足元の先物が28,450円。それより下にかなり分厚いレジサポ線があるので、今日から数日は当面の市況を占う上でかなり重要になると思います。現在水準より下のテクニカル上の重要なラインを列記しておきましょう。

22/3/30高値 28,410円
22/6/9高値 28,400円
★先物直近最安値 28,380円
22/8/8高値 28,310円
日足MA25・ボリンジャー中心線 28,170円
日足MA300 27,880円
22/8/10安値 27,710円

まずは28,400円を維持できるかが最大のポイントになりますね。★を割り込んだら、次の節目の28,170円くらいまですぐに落ちて、それも割り込めば次は27,700~27,800円くらいまでという感じでドンドン落ちていくことになりそう。なので28,400円維持が重要になると思いますし、今日はその付近で揉んでいるんじゃないかな。
アメリカの金利引き上げペースの鈍化期待はすでに株価に過度に織り込んでいるので、ジャクソンホール会議通過で上げるパターンはないでしょう。ただ、海外大手の誘導で上げる可能性はゼロではない。ゼロではないけど、この辺が鉾の納め時な気がする。

まぁなので、そろそろ割高株やグロース株には逆風が吹き始めるはずなので、割安高配当株の出番かなと思います。あとは、4~6月の業績が良くても、7月以降で大きく市況が変わってきている業種があるので、市況を踏まえて業績判断していくことが超重要です。

市況が軟化しそうな業種

鉄鋼

4~6月は中国の景気対策期待で市場価格が高騰していましたが、すでに期待が冷え込んで7月から原材料価格や鉄スクラップ価格は急落しています。
評価益剥落と販売価格・数量減少など、先行きはかなり割り引いてみた方がよさそう。

アルミ・ステンレス

アルミやステンレスは良さそう。市況価格もまだ高止まり。
アルミは軽いのが特徴なので、自動車軽量化やペットボトル代替で需要が中長期で増えていきそう。ステンレスはよくわかりませんが、まぁ良さそう。
個別銘柄を見るときは、評価益の出方と為替差損もチェックしましょう。

海運

バルチック海運指数は月初から▲33%。アメリカの景気減退などを見込むと海運需要も騰勢という感じではなさそう。
海運三強はそんなことが関係ないくらいのPERなのでまだ問題ないですが、その他の銘柄は注意が必要。

気になる銘柄チェック

  • ADR銘柄は買い優勢。9201日本航空、1605INPEX、9202ANAが高い。

  • PTS夜場は+5%以上上昇 16銘柄、-5%以上下落4銘柄。

9888 UEX<S>

昨日+3%を超えて上昇し、目標株価750円にほぼ達。
改めて業績をチェックしましたが、1QのEPSを維持できれば年間配当は80~90円になるので、潜在的にはまだ割安。ステンレス鋼の価格は7~9月も上昇しているようなので、引き続きおススメ。

3721 THEグローバル社<S>

PTS夜場の上昇1位(+30.86%)。引け後にSBI証券がアスコットから株式を買い上げて親会社になることを発表。
不動産業で分譲や収益は好調ですが、ホテルが大きく足を引っ張っています。ただ、ホテルは海外旅行が戻ればという期待かな? 親会社が同業から金融コングロマリットに代わるので当面騰勢でしょう。

5380 新東<S>

PTS夜場の上昇11位(+9.52%)。ザラ場では3日連続ストップ高。理由は不明。瓦屋さんなんですが、業績も良くないのになんなんでしょう。


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