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本日の市場見通し 12/14朝

おはようございます。久々の市場見通し記事。

アメリカ消費者物価指数

昨晩の22時30分ころに11月CPIが発表になりました。

  • 前月(10月CPI) 市場予想 8.0% 結果 7.7%

  • 今回(11月CPI) 市場予想 7.3% 結果 7.1%

多少の下振れですが、前月ほどのインパクトがなかったようで、アメリカ市場は寄り付きでガンと上げた後はダラダラさげています。
問題なのは為替。ドル円が135円台と1.5%ほど円高に振れていますね。日経平均先物もアメリカ市場開場のころは28,200円くらいまで上げていましたが、足元は28,000円を少し割る水準。今日も揉む感じかなと思います。

次のリスクイベントはFOMC。15日早朝4:00に政策金利発表、その30分後に議長声明と記者会見があります。政策金利は4.0%→4.5%(+0.5pbs)でほぼ確ですが、議長声明&記者会見の方がインパクトがありそう。来年2月に予想される金利引き上げがどの程度なのか、ターミナルレートに言及があるかなど、パウエル議長の発言によって大きく相場が動きそうです。

ターミナルレート

響きはカッコいいですが、政策金利の最終到達点が何%なのかということで最近ニュースなどでよく聞くフレーズ。なお、パウエルFRB議長はこれまで、ターミナルレートついて一切言及しておらず、「12月の政策金利引き上げを0.5%にして物価の様子を見る」と言っただけだと記憶。
なので、引き上げペース緩和や引き下げの転換は市場が期待しているだけであって、政策決定者は何も語らずの状況。最近は「ターミナルレートは5%未満」と言われているようですが、2月に政策金利を+0.5bpt引き上げすると、市場関係者の夢も霧散しますね。そうなるとアメリカ市場は急落すると思います。
ただ、パウエル議長はこれまで楽観的な発言を一切してこなかったので、一番予想されるストーリーは、
① 2月の政策金利には言及せず「様子を見て決める」というスタンス継続
② 引き上げた政策金利が物価に与える影響を注視しているところで、金利を引き下げることは考えていない
って感じじゃなかろうかと思います。

そうなると、金利引き下げを期待していた分、FOMC通過後に少し下げて、押し目をつくった後は揉むか上げるんじゃないかなと思います。急落するほど悪い状況ではないと思うので…。

当面の見通し

肌感覚で恐縮ですが日経平均の現在の実力値は27,500~28,200円くらいで、それより上下に行ったら大きく相場が動くんじゃないかなと思います。
3月期決算銘柄の次回決算発表集中期(2月)までは、業績が良い銘柄の株価が上がる「業績相場」は落ち着いて、仕手性が高い相場になるんじゃないでしょうか。その間は積極的な売買をせずに、高配当銘柄の組み換えで評価額を底上げしていく感じが無難かなと思っております。あとはドル円と原油価格はしっかりウォッチした方がよいかなと思います。

気になる銘柄(保有株)

7610 テイツー<S>

ずーっとジリジリ上げて、ダブルバガー達成済み。取得単価74円で保有している1万株は、あと少しで含み益100万円に到達。
まだ増配余力があるし、長期保有のつもりです。

6632 JVCケンウッド<P>

今一番期待している銘柄。業績はアメリカ市場が牽引して上向きで、2Q決算発表で業績を上方修正しましたが、配当性向30%を謳っている配当は増配を保留。
増配発表で株価が上がった際に利確しようと思っていますが、増配が期待外れの可能性もあるので、きりの良いところで利確するかもしれません。

4765 モーニングスター<P>

株主優待で株式新聞の購読料が無料(500株で1年、100株で6ヵ月だったはず)になるので継続して保有しています。基本は3月末に500株を保有しておけば良いので、安いときに買って高くなったら売るを繰り返して、単価を引き下げています。
取得単価は一時期530円くらいでしたが、現在は460円まで引き下げて、ようやく含み損益でプラ転が見えてきました。
3月に向けてはもう少し上げてきて、3月中旬くらいに高値が来ると思いますが、高値の予想レンジは500~520円。現在株価から+10%くらいなので、3ヵ月で+10%で良ければ買い推奨です。


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