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[株式投資] 2023年 市場見通しと投資方針(4~6月期)

4月になりましたので、年初に設定した市場見通しと投資方針を更新していこうと思います。

当面の市場見通し

安全資産としての円や日本株の見直し基調

年初に最大の懸念事項であった日銀総裁交代による異次元緩和終了リスクについては、4/8に新たに日銀総裁になる植田氏が基本は異次元緩和維持の姿勢を示しているので、当面は意識しなくてよさそうです。ただ、さらなる緩和ができない以上はいつかは出口戦略議論が始まるので、日銀の政策動向については常に意識する必要があります。まずは長期金利に影響を与えている「イールドカーブコントロール(YCC)」見直しから着手するはずなので、しっかり動向をチェックして勉強していきましょう。

4月は欧米の金融不安による円や日本株の見直し基調からスタートするので、この市況が続けば4月末からGW明けの決算発表集中期は「業績相場」で臨めそうです。

欧米の信用不安と景気後退リスク

アメリカは金利引き上げが徐々にインフレ抑制に効いてはきていますが、人手不足などを背景に雇用がタイトにならないので、当面は高金利維持が続くと想定されます。年後半にターミナルレート到達がメインストーリーかなと思います。
大枠の構造は、コロナ対策で市場にばら撒いたキャッシュが需要を喚起して歴史的なインフレが発生、政策金利を引き上げでも雇用が強いので中々需要が減退せずにリセッションが始まらない、金利引き上げが急すぎたので債券価格下落で銀行のBSが大きく傷み信用不安が発生、という感じ。大きく景気が後退している感じはしないので、信用不安さえ押さえ込めれば、経済のソフトランディングは上手くいくと思います。

アメリカよりも厳しいのはヨーロッパ。ウクライナ情勢の影響による資源高なども響いてインフレが急加速、アメリカ発の金融不安による銀行株暴落で信用不安が発生しています。戦争が終わらないことには、経済は浮揚しないと思います。当然のことながら、人道的にも経済的にも早期に戦争が終わることを祈りましょう。

欧米のインフレ&信用不安が白熱しているので、中国の話はこのところあまり耳にしないですが、コロナ封鎖をやめて経済が動き出しているなら、年後半は中国中心になる可能性。ヨーロッパとは逆にロシアから安く資源を購入出来ているらしく、急ピッチで経済回復が進む可能性があると思います。世界のサプライチェーンの中心なので要注目。

纏めると、ヨーロッパが一番厳しく、アメリカはフラット、中国は良くなっていく可能性が高い。日本は別に悪くはないですが、海外依存が高い企業は欧米よりは中国の比率が高い方が良さそうです。

業種ごとの見通し

※別途追記します

4~6月の売買方針

※別途追記します

<参考> 年初の見通しと方針


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