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市場見通し 2/13朝 メモ

おはようございます。金曜日夜場の日経平均先物やアメリカ市場の動きを振り返っておきましょう。

市場見通し

金曜夜場の動き

金曜日の夜場の日経平均先物は、27,530円と安めに寄り付いた後、27,430円まで売られて、反発して27,590円で引けています。
寄り付き直前に、日銀新総裁候補が植田和男氏と下馬評にない方の名前が出たので、金利上昇容認のタカ派シフトを懸念して一旦下げましたが、元日銀審議委員で低金利を容認するハト派であることが分かって、下げ止まって値を戻した格好です。

金曜夜場、アメリカ経済指標である「ミシガン大学消費者信頼感指数」の発表があって、市場予想65.1のところ、結果66.4と上振れし、予想より景気見通しが良すぎるということで、金利引き上げを懸念してアメリカ市場が大幅に下げるリスクがありましたが、市場は意に介さず、ハイテク株が弱くてディフェンシブ株が堅調に推移するマチマチの展開に。
この辺は週中(2/7)にパウエル議長インタビューで「ディスインフレのプロセスが始まった」とコメントが出ていたので、まぁそんなもんでしょう。

今週の動き

問題は本日の日本市場の値動きと、火曜日夜場に控えるアメリカCPIの発表。
植田和男氏は、有力候補だった雨宮氏よりも金利誘導に中立的な立場で、長期金利のコントロールは政策調整に向かないなどと過去に発言している模様。評価が定まらないうちは大きな動きにはならない(様子見)と思いますので、過熱感も出てきているので今日は下げ目線の方が良さそう。
アメリカCPIも毎月発表されるので、リスク度合いが落ちていると思いますが、他の指標が景気が強いことを示しているものばかりなので、多分、思ったほど下げないと思います。ただ、過剰反応するリスクはあるので、月火は積極的な売買を控えた方が無難ですね。

どうなるにしろ、日本の政策金利は4月以降に上げる可能性が高く、為替(ドル円)は日本の金利とアメリカの景気の綱引きで上げ下げ、企業利益は全般的に頭打ちで年後半に中国の景気回復待ち、みたいな感じだと思います。
大きな流れで考えると、3月くらいから株価調整(下落トレンド)に入るんじゃないでしょうか。流れ的には、いきなりズドンというよりは、ジリジリ下げる感じかなと思います。ただ、いきなりズドンも意識はしましょう。

訪日外国人観光客

西新宿から歌舞伎町付近を歩いていたら、外国人の団体さんが本当に増えているのを実感します。飲み歩いて遊んでるわけじゃなくて、私の散歩コースです(;^_^A

今週15日(水)にJNTOから訪日外国人観光客の1月実績が発表されます。22年11月 93.5万人、12月 137万人と順調に大幅増加していますので、1月は200万人を超えてくるかも。
旅行銘柄やホテル銘柄はもちろん良いんですが、繁盛期にインバウンド需要が増えた百貨店やドラッグが一番恩恵があると思います。逆に越境ECはこの時期に業績を落としている可能性あるので要注意。
<気になる銘柄>6561 HANATOUR、8260 井筒屋、3328 BEENOS など


今日は以上です(^_-)-☆



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