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市場見通し 3/12夜 メモ

こんばんは。メジャーSQ通過後は見事に荒れました。

先週の日経平均の値動き

先週の日経平均はメジャーSQ通過まで5連騰で約+1,200円上げた後、金曜日に約▲480円下げました。下げ幅がちょうど4割。
日経平均先物は夜場でさらに下げて27,500円前後で引けています。SQ通過後は6月ギリに切り替わって3月末配当権利落ちを反映しているので、27,800円くらいの水準だから、ザラ場引け後からさらに約▲330円下げている感じ。
思いがけずに深い押し目になったので、今週の焦点は、このまま下に向けてブレークしていくか、底をうってまた上昇していくか、になると思います。

なお、金曜日夜場の下落に拍車をかけたのは、①アメリカ雇用統計(予想より強かった)、②アメリカシリコンバレー銀行(SVB)の破綻、の2点。全米16位の銀行らしいので悪材料なのは間違いないんですが、中規模銀行の破綻で金利引き上げがしづらくなったとの見方も出ていて、見方はマチマチですね。

SVB破綻メモ

  • 総資産2,090億ドル(日本円で28兆円)は、破綻した銀行の中では過去2番目の大きさ。1番はリーマン・ショックで2008年に破綻したワシントン・ミューチュアル。

  • 金利上昇直前に積極的に債券投資を積み上げたが、金利上昇で債券価格が下落したことから、SVBの財務が急激に悪化したことが主な要因。

  • 「巣ごもり需要」の反動でアメリカのIT企業の業績が悪くなって、SVBの顧客企業に預金を切り崩す動きが広がったのも要因のひとつの模様。

今週のイベントと重要な価格帯

今週の主なイベント

  • 14(火)夜 アメリカ消費者物価指数/前月6.4%、今月市場予想6.0%

  • 15(水)夜 アメリカ生産者物価指数/前月6.0%、今月市場予想5.1%

重要な価格帯

金曜日夜場の日経平均先物の安値が27,500円(日経平均の27,800円相当)、ボリンジャー中心線が27,410円(27,710円相当)。
ということで、まずは週明けは27,700円を大きく割り込まなければ、という感じかなと思います。

気になるテーマ・銘柄

chatGPT関連銘柄

急に盛り上がっていますが、落ち着いて考えたらAI関連のテーマが再燃しているだけのことに感じてきました。
人工知能(AI)は2021年に最も盛り上がったテーマですが、AIはビジネスではすぐに儲からないことがわかったので市況悪化とともにテーマは下火になりました。それが、新たに精度が高い対話型AIボットが出てきたので再燃の兆しを見せていますが、「AIがビジネスではまだ儲けづらい」本質は変わっていないから、今年の後半には下火になってるんじゃないだろうか。うむ。

AIが儲からないのは、AIが提供するサービスに誰も大金を払いたがらないことだと思うんですよね。小金くらいならいいけど、大金は払わないでしょう。AIで儲かるビジネスモデルってまだないんですよね、多分ね。

ただ、グロース銘柄の資金流入が期待できるのでテーマ投資では儲けられる可能性があると思います。以下、注目の銘柄。ただ、急騰したらすぐ急落すると思うので、利確は素早くが基本。

2468 フュートレック
3719 ジェクシード
2158 フロンテオ
4388 エーアイ

銀行銘柄

SVBの件もあるし、日銀新体制では当面金融緩和維持の方針なので、しばらくは良くないでしょう。アンチャッチャブル。

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