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市場見通しメモ 10/31朝

おはようございます。今日は月末最凶アノマリーの日ですが、日経平均先物は先週金曜日終値から+400円の水準。寄り付きは高くなりそうです。

先週金曜日の値動き

木曜日夜にアメリカの四半期国内総生産の発表があり、①年間換算+2.6%で市場予想(+2.4%)を上回る、②個人消費の伸びが予想を下回る、という結果でした。GDPの調子が良ければ企業業績にもプラスなので良さそうなものですが、今の市場の着眼点は「金利引き上げペースが緩むか否か」なので、①は株価にマイナス、②は株価にプラスの材料となり、日経平均は金曜日朝は①の影響で-365円下げて、その後②の影響でジリジリと戻していきましたが(+285円)、香港市場の暴落の煽りで後場ではジリジリと下げて(-160円)、結局対前日終値-240円の27,105円でフィニッシュ。
ただ、夜場の日経平均先物は、嘘みたいに奇麗に上げて27,530円でフィニッシュしています。

今週&本日の値動きの予測

今週はFOMC開催(11/1~2)とアメリカ雇用統計の発表(11/4)があり、通過前は様子見かなと思いますが、通過後はボラが大きくなりそうです。
日経平均先物が金曜日の夜場で急伸しているので、寄り付きは高くなりそうですが、売り玉の投げ売りが済めば買い方の利確が始まるのでジリジリと値を崩す可能性がありますね。
先週末から決算発表集中期に突入しているのですが、決算プレイは少し控えめにして、過熱感がある銘柄は「出尽くし感」で大きく下げるリスクがあるので一旦リリースしておいた方が良いと思います。

気になる銘柄

1518 三井松島HLD<P>

株探基本情報(22/10/28)

10/28の後場に「豪州リデル炭鉱鉱区延長に関するお知らせ」というリリースを出したことで株価が暴落(S安)しています。鉱区延長の環境許認可申請が否認されたとのこと。お陰で海運以外では中々お目にかからないPERと配当利回り水準の銘柄が急に出現。
さて、鉱区延長の課題は1Q決算資料でしっかり説明されております。

2023年3月期 第1四半期決算説明資料抜粋

単年度業績見通しや中期経営計画には影響がないってことなのかな? 株価はこの件を織り込んでいた可能性があるので、投げ売りが出て暴落したんでしょう。信用倍率が高くて信用買い残が10/21付けで約230万株あるので、まぁこのレベルの材料なら暴落も致し方なし。

ただ、現在の価格はバーゲン価格に見えますね。今日、半値戻しとかするんじゃないかな。どうでしょう。

3793 ドリコム<G>

株探基本情報(22/10/28)

こちらは株価に過熱感があったので、上期決算発表の利益計画進捗は標準を上回る結果でしたが翌日暴落。
『過熱感がある銘柄は「出尽くし感」で大きく下げるリスクがある』の先行事例となりました。怖いなぁ(=_=)

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