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ジャクソンホール会議 FRB議長コメントを読む

朝起きて株価チェック。アメリカは急落、日経平均先物も28,100円と大きく下げています。ジャクソンホール会議のパウエル議長のコメントを読みましょう。

速報

  • コメントは市場予測に沿うものだった。

  • ただし、一番重要視されていた「次回利上げ幅」が0.75bptなのか0.5bptなのかは、8月の消費者物価指数(CPI)を確認するまでは判断できないというスタンスだった。(問題は先送りされた)

  • 次に重要視されていた「23年の利下げの可能性」は、高水準の金利を維持することが当面必要というニュアンスで牽制された模様。株式市場関係者が強く期待する早期利下げの可能性が大きく後退した。

所感

パウエル議長の講演はいつもどおりの「市場との適切な対話」の範囲の内容でしたが、市場が期待していた「次回0.75bptの利上げの否定」「来年の利下げの可能性示唆」がなされなかったため、株価が反応して大きく下げた、ということだと思います。
予想していた通り、海外大手が事前に期待感を煽って株価を高く誘導して、議長発言を材料に一旦急落させるというストーリーではないでしょうか。ここを起点にフリーフォールで落ちるような下げには繋がらないと思いますがその可能性は考慮しておきましょう。
今後の株価推移を占う上では、9月のメジャーSQが重要になると思います。

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