自主大会やシティリーグでの入賞歴多数!ロストファイヤー/イベルタル
皆さんこんにちは。ミラクルローグと申します。
普段は北海道の帯広市でポケモンカードをしています。誇れるほどの実績はありませんが、過去にシティリーグで準優勝したことがあります(優勝ではないので格好がつきませんが)。
今回、北海道は札幌の自主大会であるアンカップ(参加者64人)、修羅ポケ(127人)に加え、バトロコ札幌狸小路店で開かれたシティリーグ(75人)でそれぞれ決勝トーナメントへと進出することができたロストデッキを紹介させていただきます。
ちなみにトーナメント進出後はベスト8.ベスト8.ベスト16と優勝にかすりもしてない戦績をしているため、「強くて実績をたくさん残している人のリストが見たい!」という方にはおすすめできません。ちょっと珍しいロストのリストが見たいという方にはおすすめです。
記事タイトルでさも強そうな見出しを付けたために期待外れかもしれませんが、引用リツイートで叩かれたら泣いちゃうのでやめてください。
拙文で恐縮ですが、皆様の通勤時の暇つぶしにでもなれば幸いです。
※シティリーグでもう少しいい成績を残せてたら有料部分を作って投げ銭方式で公開しようと画策していましたが、ベスト16でお金をせびるのはいかに卑しい自分としてもちょっと恥ずかしかったので全文無料で公開します。北海道在住の方で面白かった、参考になったって人がいたら缶ジュースとか奢ってください。靴舐めます(しかもネットリと)。
【構築経緯】
※読み飛ばし可、読み応えはちょっとあります。
さて、皆さんは好きな漢字があるでしょうか。私は「繙(ひもと)く」という漢字が好きです。糸編に番(つが)うと書いているのに、書物を開く、や明らかにするという意味です。どちらかというと束ねる、とか綴じる、みたいな意味になりそうな組み合わせの漢字なのに、意味が全く逆になっているのが面白いですよね。
少し脱線してしまいましたが、私は他の人のnoteでも構築経緯の部分を読むのが特に好きです。最終的なリストになるまでに、なぜそのアーキタイプを握ったのか、各対面への勝ち筋は、最初は採用していたけど事情があって抜けていったカードなどがわかると最終的なリストにも説得力が出てくるためです。
そこで今回は私も先人に習い、半月前くらいから試行錯誤してきた経過を詳細に書き記すことにしました。一部リストの変遷などは後半の自主大会の対戦レポに書いてしまっているので、ここでは大まかなリストができるまでを書きました。それでは読者の皆様と一緒にこのデッキの歴史を繙いていきましょう(オタクスマイル)。
今回握ったデッキは遡ること4月16日、私が住んでいる帯広市で開催された自主大会「ヨスガシティカップ」にロストファイヤーを持ち込んだことが発端でした。
当時は新弾のクレイバースト/スノーハザードが出たばかりで、すごい釣竿の登場からロストの構築の幅が広がった反面、序盤から終盤までロストに対して威力を発揮するナンジャモの登場は明らかに逆風で、正直ロストが強いのか弱いのかよくわからない状況でした。
ただ、漠然とサーナイトが強いんだろうなという気はしていたので、ボス+ファイヤーでサーナイトexを取れるロストファイヤーというリストに可能性を感じました。
元々フーパファイヤーのようなデッキタイプが好きで、シティ準優勝などを経験させてくれたガラルファイヤーに愛着があったのもデッキ選択の理由でした。この時に握ったリストがこちら
今見返すと無駄が多いリストに見えますが、当日は案外よく回り、3-2予選落ちという一応勝ち越しの戦績を残せました。
この時に2敗したデッキは白ルギア、ディンルーの2デッキでした。
白ルギアに関してはロストマインに耐性のあるカビゴンの存在が大きく、一応、相手にサイドを3枚取得されていればガラルファイヤーで突破も可能なのですが、再度場に出す際にクララが必要になるファイヤーを非ルールのポケモンに対して当てる動きのコスパが良くなく、そもそもカビゴンを取らされた時点で2-2-2のプランからは外れてしまうため不利だと感じました(崩れたスタジアムの存在もあります)。
ディンルーに関しては私も発売当日に率先して色々なリストを試してみたのですが、サーナイトやルギアといった環境上位のデッキに対して普通に負け越していたので、なかなか当たらないだろうとたかを括っていたところがあります。実際かなり善戦した方でしたが、そもそもアクロマをサポートの使用が可能な初動2ターンで打てず、滑り出しが悪かったため押し切られてしまいました。
ディンルーは母数が今後も増えることはないので、ある程度は割り切ってもいいとして、ルギアに負けるのは分布的に看過できるものではなかったため、しばらくは『ルギアに勝てるロストファイヤー』のリストを模索することにしました。
これが案外難しく、かなり難航しました。 ルギアに対して有効なプランを備えたロスト系統のデッキとして、ロストカイオーガや封印石入りのロストバレットなどが挙げられるかと思いますが、どちらもファイヤーと組み合わせるとなると噛み合わず、ファイヤーを抜くとサナに勝てるプランの確保に苦しむ、というジレンマ(オタクが好きな言葉)がありました。
自主大会当日の夜には札幌のトーナメントプレイヤーのごぼさん(@gobogobo7113)が自主大会で使用・Twitterで公開していた雪道4投のロストファイヤーを見つけました。
このリストはサーナイトに加えてディンルーにも強く、ロストスイーパーが多投されていることからミラーにも強いリストで、当初はここにこくばバドレックスVを採用して雪道+シャドーミストでルギアを詰ませる構築にしようと考えました。
しかし、程なくしてルギアもサーナイトに搭載されたフワンテ+お守りプランへの対抗策としてロストスイーパーを複数枚採用するケースが増えてきたため、雪道でルギアを完封するのは難しいと感じました。
○○が入っていなければ〜という採用基準は当該カードの採用率が高くなければ全然アリだと思いますが、シティリーグの上位入賞リストを見るにルギアのリストの2つに1つはロストスイーパーが採用されており、これで雪道シャドーミストでシェアトップのデッキ勝ちに行くのは"お祈り"の域を出ない、というのが結論でした。
色々なリストを探していくうちに海外大会の結果やリストをまとめたlimitlessで以下のようなリストを見つけました。
封印石バレットの中に見慣れないカードを見つけました。イベルタルです。
このカードどうやって使うんだろう?と思っていたところにTwitterでフォローしていたえーたさん(@eitapokeca)が自主大会で使用したリストを紹介するnoteが流れてきました
彼のnoteのサムネにもイベルタルが写っていたので、「これはなんかありそうだな」と思い、noteを購入して拝読させていただきました。
えーたさんのnoteは有料となっているため詳しい内容は伏せますが、イベルタルの使い方についてはDM等でも詳しく教えてくださいました。
ご存知の方は「今さら何言っとんねん」と思われるかもしれませんが、イベルタルの使い方というのは、ルギアに対してかがやくゲッコウガの月光手裏剣+ヤミラミのロストマインでアーケオスを2体倒し、はかいのさけびを宣言することでエネルギーを枯らすことができるというものでした。
また、特性によって付いているエネルギーがトラッシュされないカビゴン(意外と知らない人が多い)はガラルファイヤーで処理できるため、ロストファイヤーというデッキタイプに採用するのは案外噛み合っている(悪エネを採用するとイベルタルが下技を打つこともできる)と感じました。
加えて、カビゴンやディンルーといったカードに役割を持て、月光手裏剣を打てるロストにとって有効に働く機会の多いキャンセルコロンの採用も大きな発見でした。
ルギアに対して明確な勝ち筋を発見したことにより、環境デッキに対してはそれぞれ
・ルギア→イベルタルでエネを枯らしてからファイヤーやヤミラミで〆!
・サーナイト→ボス+ファイヤーでサーナイトexを処理。ロストマイン!
・ミュウ→ファイヤーが動けば必ず3枚は取れる!手裏剣+ロストマインでゲノセクトを頑張って取る!
・ロスト系統→キャンコロ+ボス+手裏剣で2枚取りのチャンス!
といった勝ち筋を用意することができるようになりました。そうしてジムバトルや自主大会を経て完成したリストがこちらです。
【デッキリスト】
最初のリストから大きく変わったような変わっていないような…。札幌でベスト8になった自主大会2大会ではもう少し違うリストだったんですが、予選+決勝トーナメントで計17回の実戦で、どうしても役割の薄いカードがあったため抜きました。
自主大会で使ったリストは後半部分で紹介します。
自分の中では↑のリストが一番使いやすくて完成形だと思って持ち込みましたが、元々採用圏で不採用になったカードにも興味がある方は最後まで読んでいただけると、デッキに対して理解が進んだり、ご自身で改良ができるかもしれませんね。
【個別紹介】※これ要る?ってところは省いてます
・ファイヤー(じゃあくチャージ)…非ルールでありながら最大270打点を叩き出すことのできる悪タイプ。弱点を付けばサーナイトexやミュウを早い段階で処理することができます。ポケカを熟知してらっしゃる読者の皆様には釈迦に説法かもしれませんね。ミュウにロストシティが採用されている現状、2枚採用でも良かったんですが、イベルタルの下技で200点を出せること、スタートしても弱いことなどの理由から1枚に抑えました。
・ゲッコウガ…リザードン型かゲッコウガ型なら入れ替え札を切らずともアクロマに触りやすいゲッコウガの方が好きです。リザードン型もポケギア打てるからこの比較は意味のないものかもしれません。ベンチにマナフィを置かなければ眼前に敗北の2文字が突きつけられる理不尽さはなかなかのもの。このリストで他のロストに優っているポイントはこいつの手裏剣を通しやすいことだけです。
・イベルタル…対ルギアの期待の星。見た目も技名もかっこいい。ミュウに対してははかいの叫びより3エネつけて†ダークフェザー†を宣言することの方が多いです。
・ボール系統…ネスト4パス4ヒスイのヘビーボール1ボウルタウン2の計11枚。ゲッコウガ型ロストのボールの平均値は9枚だと思いますが、前日に1人回ししてて全然ボールが引けなかったので増やしました。
・入れ替え札…あなぬけのヒモ4入れ替えカート4、カートはロストミラーで枚数をケチると一瞬で不利になるカードなので4確。あなぬけのヒモは最終盤でファイヤーで殴りたいこのデッキの特性上、ポケモン入れ替えの方が強い場面も多いのですが、クレッフィとかエンペルトがいたら嫌だなあと思って前日にヒモ4枚にしました。→やっぱりポケモン入れ替えの方が強い場面が多かったので2:2とかにした方がよかったです。
・キャンセルコロン…役割がいろいろあるので大事なカード。バトル場にいるディンルーやカビゴン、マナフィの特性を無効にします。有効に使えない対面(アルセウス系統、クレッフィが入ってないミライドン)などには手札干渉で山に戻るよりマシなので早めに使っちゃいましょう。
・ポケギア3.0…2枚!アクロマが引ける人には0がおすすめ。ピン刺しのサポート(キバナ、ボス、ツツジ、クララ)が採用されてるので、ここらを引きやすくするためにも必要な枠かなと思ってます。
・すごい釣り竿2枚、クララ1枚…ガラルファイヤーの特性がある以上、動かしやすさで言えばクララに軍配が上がるのですが、当のファイヤーをトラッシュに送る手段がないため、結局最初の1枚はミラージュゲートで動かすことになります。クララを連打してファイヤーで殴るだけで勝てるデッキ(アルセウス系統)であればそれでいいんですが、実際はファイヤーの高打点をボスを絡めてねじ込む必要があり、そうなればむしろクララより、サポート権をボスに残して釣り竿で戻してボール+ミラージュゲートで起動させるほうが強いと思いました。ロストミラーなどではツツジの返しにヤミラミを動かすためにクララを引きたい場面が多いので、クララ2枚目は常に採用を検討しています。
ボス…ゲーム中に1回は打ちたいけど序盤は要らないし花選びで捲れてもロストするので1枚だけ。
キバナ…イベルタルやファイヤー、ヤミラミを動かしやすくする1枚。最終盤に打つと大体返しにナンジャモ打たれるしな〜ってなるのでミラージュゲートや釣り竿などを引っ張ってきてアタッカーの2体目を育てることが多いです。
エネルギー…悪4水4超3。ファイヤーがそこそこ動かしやすい枚数、ミラージュゲート+手張りで月光手裏剣が言いやすい枚数、ヤミラミでロストマインを宣言しそびれない枚数って感じです。ジェットエネルギーを試していた時期もあったんですが、ミラージュゲートのバリューを下げる方が嫌だったので不採用になりました。ガラルファイヤーが特性で2枚エネ加速してジェットエネルギーでバトル場に飛び立って行く様子を見るのは好きでした。
【各対面の立ち回り】
・ルギア…キュワワー3体並べてもいいのでアッセンブルスターの返しにロストを7枚溜めてゲッコウガとミラージュゲート、水エネの3枚を揃えられるようにすることが大事です。手裏剣の後はロストマインでアーケオスを枯らし、ルギアのエネルギーをはかいのさけびでトラッシュ。カビゴンにはガラルファイヤーをぶつけるかキャンセルコロンを絡めたはかいのさけびでエネルギーを割ります。白ルギアの採用率は低いですが稀にアマージョも入っています。一応アッセンブルスターの返しに手裏剣を打てていればロストマインをアーケオスを枯らすのに計3ターンかけても間に合います。一撃ルギアは山なだれでリソース回復カードが落ちないことを願いましょう。一応、あるカードを採用すると一撃ルギアへの勝率は跳ね上がります。ただ他のデッキに対しての役割が微妙なので、一撃ルギアのシェアが低いうちは採用するほどではないかなと思っています。
・サーナイト→先攻が取れると大分楽です。ウッウは素直に倒してもらえないカードなので必要枚数以上は場に置かないようにしましょう。ロストシティが入っているデッキではないのでファイヤーは積極的にベンチに置いて相手にボスかナンジャモの択を迫った方がいいです。この対面では狙えるならマナフィにボスキャンコロ月光手裏剣を狙ってもいいですが、無理せずサーナイトexをファイヤーで取るプランもあるので、花選びの2択でキャンコロ+有効札の時はキャンコロをロストしましょう。ナンジャモ連打で動けないターンができると普通に負けることもあります。
・ミュウ→ファイヤーがいるので有利ですが、ツツジも入っているのでサイドは2→3→2などとするのが安全です。手裏剣を最初にゲノセクト2体に乗せておけると、ロストマインでいつでも回収できるようになるのでおすすめです。最初の2はミュウVにダークフェザーを打つと貰えます。ロストシティがあるので殴らないターンにファイヤーを置くのはやめましょう。フュージョン型が流行している今ミュウにはかいのさけびを通すのは無理があると思います。
・ロスト系統→ジェットエネがない分入っているリストにはロストが溜まるのが相手より遅いです。頑張ってアクロマ引きましょう。キャンコロボス手裏剣を常に狙います。ツツジを絡めたロストマインで捲れる展開も多いので、諦めない心が大事です。
・アルセウス系統→ちょっと辛い対面ですが、おとぼけスピット110+サイド3枚取得時の燃え上がる怒り170で、Vstarが倒せることは覚えておきましょう。チェレンで回収されると元も子もないんですけどね。手裏剣やヤミラミは積極的に動かしに行くようにしましょう。ダメージが足りないと負けるのでなんでもいいのでダメカン載せましょう。苦手意識があるならクララの2枚目を採用すると少し楽になるかと思います。たまにロストシティ入ってるらしいんでファイヤー処理されたら投了しましょう。
・ミライドン→最近のリストはクレッフィやレントラーが減って多少戦いやすくなりました。崩れたスタジアムに注意。対面練習が一番不足してるデッキなので僕からはなんとも言えません!そんなに不利じゃないと思います(適当)
・パオジアン→手裏剣さえ通されなければ大丈夫だと思います。崩れたスタジアムに注意しましょう。キャンセルコロンはヨワシを文字通り雑魚(好きな方がいたらごめんなさい)にすることができるため抱えて持っておくといいことがあるかもしれません。こちらも実践で負けたことがほぼない(マナフィ置けずに手裏剣だだ通りして負けたことはある)ので大丈夫だと思います。
【結びに】
いかがでしたでしょうか。自分では結構わかりやすくまとめたつもりだったんですが、わかりにくいところや説明が不足している箇所があると感じたらなんでも聞いてください。DMもらえたら回答しますし、なんなら追記もいくらでもします。
個人的にはクレイバースト/スノーハザード初期であればもう少し勝ちやすいデッキだった思いますが、メタが回ってアルセウス系統や蓮ウーインテなどのリストが増えてくると勝ちづらさを感じました。
ベスト8の壁を打破-ブレイクスルー-できない辺りがこのリストの限界を感じさせますよね。
新潟CLなどの大型大会に持ち込むのはあまりオススメしませんが、自慢のプラン(イベルタル、キャンコロボス手裏剣)が通ると気持ちいいので、仲間内やジムバトルで試してみてください。
1人で考えたような顔していますが、ヨスガシティカップが終わって1週間、毎日リストを送り付けられてブラッシュアップを手伝わされた山梨時代からの旧友には感謝しかありません。
この後は自主大会2大会分とシティリーグの対戦レポを記載します。読んでも読まなくてもどっちでもいいです。そもそも対戦ごとに子細に書いている対面とそうでないところがあるので、身になる部分は少ないと思います。
ただ、こういう負け方をした、という箇所は詳しく書いたつもりなので、サナに有利って書いてんのになんでサナに負けてんの?って気になる人は疑問の解消に役立ちます(僕の見苦しい言い訳が見えます)。
あと、自主大会からシティリーグまでのリストの変遷も載せたので、これまで勿体ぶっていたカードの正体も明るみに出ます。ここまで読んで尚暇な方はぜひ読み進めてみてください。
【対戦レポと使用リスト】
○アンカップ(4月22日、定員64人) 札幌のアンさん(@gaiblaster)が主催を務める自主大会。参加者は受付時にエネルギーカードを1枚引き、同じエネルギーの色を引いた卓で総当たりのリーグ戦を行うという形式でした。初めて参加しましたが、予選が7回戦もあることに加え、当たる人当たる人が強敵揃いで本当に疲れました。ただ大会の雰囲気もよく(アンさんの人柄のおかげ?)最後まで楽しく対戦できました。 この時に使ったリストはこちら
ついにお目見えした自慢の一枚トロピウス。ディンルーに負けたのが我慢ならなすぎて採用したカードですが、採用して以降マジの一度もディンルーと当たらなかったのでシティリーグに参加した際は抜けています。草エネはまだ隠し札のコストになるけどトロピウスはマジで役割ないので花選びで有効札と一緒にめくれると考えること少なくてラッキーvって思ってました。一撃バンギをワンパンできますが、採用してから一撃バンギとは一回も当たりませんでした。
封印石とピジョットはセットで揃うと便利ですが、うっかりスタジアムを雑に掃くと雪道張られて消え去れなくなったのでしんどかったです。今見返すとこのギミックは残して良かったかも?って思います。
対戦レポに移ります。
1戦目 ギラティナ ○
先1でキュワワーに触れず苦しい展開でしたが、後攻のお相手もナンジャモから入ってきたためことなきを得ました。しかしその後もロストが貯まらずおとぼけスピットが言えず、サイドを先行される展開に。相手がサイドの3枚目をギラティナVで取った返しにツツジロストマインが宣言できたので、ギラティナは無視してベンチのヤミラミを取ってキュワワー2体に20-20とダメカンを散らしました。相手はツツジ後の手札が渋くロストマインが言えない様子で、次のターンのロストマインでキュワワー2体でサイド2枚取り。その次のターンでボスキャンコロ手裏剣でサイド2枚取りして勝てました。1戦目からカロリー重めでした。相手のおとぼけスピットをタダで受けるためにピジョットを置きましたが、ギラティナ出るまでベンチに居座らせとこ~って思ってたら雪道張られて死ぬかと思いました。チキンレースはほどほどに。
2戦目 白ルギア ○
アマージョが入っていたものの、手裏剣ロストマイン×2でアーケオスを3ターンをかけて枯らし、はかいのさけびでルギアのエネ、キャンコロはかいのさけびでカビゴンのエネを枯らして勝ちました。白ルギアのアマージョ採用は少ないと思っていたのでかなり焦りましたが、ギリギリ間に合いました。まだ2戦目なのにこの時点で4試合くらいやったかなってくらい疲れてました。
3戦目 パオジアン ×
お相手2マリガンでパスもアクロマも打てたのに、その後はボールもマナフィの現物も触れず手裏剣を許してしまいました。後で間に合うかとパスでマナフィを置かなかったのを後悔しました。山を見ている時にボウルタウンが2枚落ちていることに気づかなかったのが悪いです。
4戦目 パオジアン ○
今回はマナフィを置けたので危なげない展開に。キャンコロボス手裏剣でマナフィを無視して180点分のダメージを稼ぎ、ロストマインで回収して勝ち。
5戦目 パオジアン ○
相手のベンチがセグレイブ2体やアイスシンボルのフリーザーなどが埋められており、流されなければ2ターン連続で手裏剣が言えそうな手札をしていたので狙いました。相手はフリーザーの打点を勘違いしていたようで、ゲッコウガが奇跡の生存。無事手裏剣の2回目を打てたのでセグレイブを枯らして勝てました。
6戦目 サーナイト ○
相手のラルトスの展開が渋く、ボールもなかなか引き込めていなかったようでスピット、ボス+スピットでラルトスを減らしたところ、ナンジャモで手札を流されましたが、ナンジャモ後の手札でアクロマミラージュゲートがそろい、手裏剣でラルトス枯らして勝ち
7戦目 ヘイラッシャ ×
おとぼけスピットを当てたビーダル、手裏剣を当てたビーダル(2体目)、ヘイラッシャをロストマインで3枚取り。サイドのツツジが拾えなかったけどしゃーなしで盤面のダブルターボ2をはかいのさけびで割ったら手札にダブルターボを持たれていたので動かれる。返しにファイヤーでヘイラッシャを倒したものの最後のダブルターボを引かれていたので負け。涙。
5勝2敗で決勝トーナメント進出
決勝トナメ 1回戦目 白ルギア ○
キュワワーを並べられず渋い展開でしたが、相手がイキリンコ、ネオラント、ルギア×2、アーケオス2でベンチが埋まったので、手裏剣+ロストマインのプランを狙いやすく。アーケオスを枯らしてはかいのさけびでバトル場ルギアの特殊エネ2枚と裏のルギアのダブルターボ剥がし、イベルタルが倒された返しに釣り竿ネストミラゲでイベルタルもう一回動かしてルギアのエネは全て剥がすことに成功。相手はボスでこちらの逃げエネを要求しつつカビゴンの育成を始めましたが、ジェットエネルギーでバトル場に出てきたカビゴンにキャンコロからはかいのさけびでバトル場のエネを枯らして、次のターンからロストマイン3回宣言して勝ち。
2回戦目 サーナイト ×
有利マッチでしたが後手でパスは打てるもアクロマにつながらず、ウッウが動かない展開に。2ターン目のおとぼけスピットでミュウを倒せましたが、以降はナンジャモ連打で手札の有効牌が山下へ。ロストマインでサナ、スピット+ロストマインでザシアンVを取って残りサイド2枚のところでナンジャモ、返しにボス+ガラファイ育成ができなかったので負け。多分ガラファイは前のターンにおいて手札干渉かボスかの2択を迫った方が良かったです。
〇修羅ポケ(4月30日、定員128人)
道内で最大規模の自主大会。私は初めての参加でしたが、これだけの人数が集まった自主大会は個人戦ではなかなか見たことがありません。進行も滞りなく進んでいてすごいと思いました。
使用したリストはこちら
アンカップのリストから封印石とピジョットが抜け、ビーチコートなど入れ替え札に変更がありました。トロピウスはまだ抜けませんでした。今見るとトロピウス以外はだいぶいい感じのリストですね。
予選
1回戦アルセジュラ ○
お相手イキリンコスタートでしたがイキリテイクせず、手札に有効牌が多そうな展開。しかし、こちらもミスをしてしまい、おとぼけスピットを当てたイキリンコをいつでも取れると放置してたらチェレンで回収されてしまい、アルセウス、ジュラルドン×2を取らなければいけない苦しい展開に。ただ、相手が序盤に博士で闘エネを2枚トラッシュしており、2体目のジュラルドンに闘エネがつかない状況でした。アルセウスを突破し、1体目のジュラルドンVMAXを気絶させるターンにツツジを合わせ、お祈りしてたら3ターンもらえてギリギリ勝てました。後で聞いたらエネの現物はもうなく、キバナだけが回答札のようでした。1戦目からカロリーを使うゲームでしたが、白熱して楽しかったです。
2回戦 ロスギラ ×
後攻1、2ターン目にアクロマに触れず、3ターン目にやっと打てたサポートがキバナでした。かなり厳しい展開でしたがお相手が3枚目のサイドを取るタイミングでギラティナVの引き裂くで番を返してきたのでツツジ+おとぼけスピット。相手は剛腕で手札3枚にボスを引き込んでおり、ボスでマナフィを取ってきました。バトル場は進化していなかったのでマナフィを置きつつ次のターンにボスとキャンセルコロン、手裏剣を揃えれば勝ちだったんですが、山を掘っても釣り竿やクララにつながらず、スピットでギラティナを気絶させた返しにアクロマから手張りの水エネ、ミラージュゲート、入れ替え札を揃えられて負けました。厳しい展開から一筋の光明が見えていただけに、めちゃくちゃ悔しかったです。
3回戦 パオジアン ○
相手先行でバスラオスタート、ベンチにセビエ1体しか置けていなかったのでスピットで楽な展開に。その後の展開も渋く採用されていたセビエが60だったので、進化する前にロストマインを当てて勝ち。
4回戦 アルセドラゴ 〇
お相手エネが引けずドラゴの動き出しまでにかなり時間をもらえたためウッウやヤミラミが好き勝手して、サイド取らせた後にファイヤーがちゃんと動けたので勝ち。
5回戦 白ルギア ○
お相手後攻で2ターンの間カビゴン手張りしかできなかったため種切れで勝ち。
6回戦 パオジアン ○
相手ネオラントサーチのためにハイボでセイボリーを切りましたが、ネオラントがサイドに落ちていたため一転してセビエが1体しか置けない展開に。こちらは順調にロストを貯めてなんやかんやして勝ち。
3~6回戦にかけてかなり楽をしてしまいましたが、5-1でトーナメント進出。
トーナメント1回戦 ミュウ ○
悪エネを隠して立ち回っていたら110当てたミュウVMAXが盤面に居座ってきたので、イベルタルの下技(†ダークフェザー†)でミュウVMAXを取ることに成功。しかしここでガラルファイヤーをベンチに出すミス。返しにボスとロストシティでファイヤーが還らぬ人となりました。ツツジかボスかの択を迫ろうと雑に考えてのプレイでしたが、ミュウに対して最も打点が出せるファイヤーをロストシティが見える前に出すのは浅かったです。ただツツジは撃たれなかったので返しでミラージュゲートを大量放出。手裏剣でゲノ2体を削りながら、ベンチに超エネ付きのヤミラミ2体を用意することもできました。その時点でかなり詰み盤面を作れていたので、そのまま勝つことができました。ただ、お相手はポケモンキャッチャーまで採用していたので、コインが表だったら普通にファイヤーの処理と手札干渉を同時に行われていたので負けていました。ミュウ相手は殴らないターンにファイヤーを置くのはご法度です。
2回戦 ロスト ×
トロピウスを抜くことを決意しました。
〇シティリーグ(5月3日、75人)
リストは【デッキリスト】で載せたものと同じです。マナフィを置けなくて手裏剣がだだ通りする展開や修羅ポケトナメ2回戦目のような悲劇が起こらないようボールを増やし、アクロマに触りやすいようポケギアも増やしました。
1回戦 ミュウ 〇
お相手イキリンコスタートでカミツレを打ちましたが、フュージョンシステムから入れ替え札につながらないターンが2ターンあり、ヒモで出てきたミュウVをイベルタルで取れたりもしたので危なげなく初戦に白星を挙げることができました。
2回戦 サーナイト 〇
先行が取れたので多少楽な展開。しかし花選びの2択が常に究極で、ミラージュゲートやアクロマ、釣り竿、ファイヤーなどの有効牌が常に同時に捲れてしまい、リソースが苦しくなりました。依然としてナンジャモがつらい展開でしたが、ギリギリロストマインが間に合ったため勝つことができました。ファイヤーはなかなか置く機会がありませんでした。
3回戦 白ルギア ×
先行取られテーブルシティやキャプチャーアロマがすべて相手の意のままかのような出目をしており、お相手に博士やバーネットではなくボスやナンジャモを宣言される展開に。先2のナンジャモがクリティカルで手裏剣が打てず、ボスでゲッコウガを取られながらもなんとかロストマイン→手裏剣の順でアーケオスを枯らすことに成功。しかし花選びでイベルタルと一緒に釣り竿が捲れてしまい、イベルタルの起動が不発になり敗色濃厚になってしまいました。花選びの前にボウルタウンからイベルタルを出していれば避けられたはずの2択だったので、運負けではなくミスでした。
4回戦 パルキア(パオジアン) 〇
マナフィが出されず手裏剣でダメージを稼げる展開だったので、ロストマインやファイヤーで詰めて勝ち。お相手がバトル場でポケモンが気絶した後にベンチからポケモンを出さずに山札を引いて手札と混ぜてしまうジャッジ案件がありましたが、ジャッジの確認の上、戦況に大きく関わるトップではなかったようなので続行になりました。お相手の動揺がすごかったのであまり引きずってほしくないな~と思っていたんですが、後ほどここのお相手もトナメに上がっていたので内心ほっとしました。
5回戦 ロスト ×
2試合前の卓が斜向かいだったのでお互いロストとわかっていたのでじゃんけんに勝って後攻を選択しましたが、そういうゲームにはならなかったです。ボールやポケギアの枚数を増やした結果の初手がこれで、かつこの時は階段が崩れれば予選5回戦目でそのまま終了の可能性もあったため、めちゃめちゃ萎えてました。
6回戦目 ロストギラティナ 〇
この方も卓が近くてロストなのはわかっていたのでじゃんけんに勝って後攻を選択。先行でライコウVスタートした相手はしゅんそくからマナフィを引いたようでそのままベンチに出して終了。こちらはボウルタウンより先にアクロマをプレイしたところ5枚の中に有効札が多く、ヒスイのヘビーボールをロストしたらゲッコウガもマナフィもサイド落ちしていてひやひやしていました。幸い手裏剣が打たれる展開にはなりませんでしたが、はじめにヒモ+おとぼけスピットでマナフィを処理できていただけに手裏剣のイージーウィンを狙えなくなったのは苦しかったです。かなりの接戦でしたが、最後はロストマインで逃げ切ることができました。
予選4-2 11位で決勝トーナメントへ進出
トナメ一回戦 インテウーラ ×
キョダイウズマキでサイド1枚取られた次のターンにダブルシューター×2、ペインスプーン、ヨガループからのキョダイレンゲキでサイドを一気に4枚取られてしまい、場のポケモンがヤミラミ1体、サイドは6-1の状況に。
ツツジ+ロストマインでエネ引かれなければあと何ターンか生きられそうでしたが普通に引かれてたので、場に残っていた水の塔で逃げられてキョダイウズマキで負けました。
対面練習不足!というかロストでどうやって勝つんですか?これ
こんな感じで対戦レポは終わりです!楽した試合もあればなかなかの接戦を制した試合もあり、楽しかったです。ここまでお付き合いいただいた方は相当の物好きです。よく頑張りましたのスタンプがもらえてもいいと思います。読んでくださった皆様に最大限の感謝を。
お疲れさまでした!