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忙しい人のためのストーリー解説:ダスクモーン第1話 暗く古い館を通り過ぎてはいけない

忙しい人向けの概要

神河で鼠人ナシが行方不明になった。
最後に神河で目撃されたナシは、明らかに神河のものではない奇妙な扉に入ったのを最後に行方が分からなくなっていた。
その扉は他の次元にも出現しており、放浪者はラヴニカでニヴ=ミゼットがその扉を管理していることを突き止めた。
魁渡は謎の次元を攻略する仲間を探してカルドハイムへ向かうと、かつて共に戦ったエルフのタイヴァーとテーロス出身のニコを仲間に加えた。
彼らとラヴニカへ向かい、ジモーンの案内でニヴの元へと赴いた。
件の扉の前で、さらにエトラータ、プロフト、アミナトゥと出会った。アミナトゥから魔除けの人形を、エトラータから箱形の監視装置を受け取ると、タイヴァー、魁渡、放浪者、ジモーン、ニコの5人は扉を潜った。


忙しくない人向けの用語解説

ダスクモーン

悪魔ヴァルガヴォスと彼が封じられた館の力によって、今や次元の殆どが館の内側に取り込まれてしまっている。
思考と物質の境界が曖昧になっており、恐怖や夢がナイトメアやホラーとして実体化している。
館の目的は恐怖でヴァルガヴォスの飢えを満たすことであり、そのために多数の犠牲者を必要としている。
かつてはヴァルガヴォスは多大な労力を支払って数年に一度別の次元へと扉を開けていたが、今や無秩序な領界路がヴァルガヴォスの元へ犠牲者を運んでくれるようになった。

古風なファンタジー世界が多いmtgの次元においては珍しいモダンな世界。
イラストには家電製品なども多く見られかつてなく文明の進んだ次元に見える。
ざっくり言うとゴーストバスターズみたいな雰囲気の文明感である。


漆月魁渡

神河出身のニンジャにしてプレインズウォーカー。
ファイレクシア攻撃部隊の1人であり、今でも灯を保持している。
灯元という名前の神と行動を共にしている。

同じく神河出身のプレインズウォーカーであったタミヨウを先のファイレクシア戦で失っており、彼女が我が子のように慕っていたナシにも責任を感じている。
ナシが行方不明になったことで彼の捜索に乗り出すこととなる。


放浪者

神河出身の人間。女性。神河の皇でもある。不安定な灯を持ち常に望まぬプレインズウォークを繰り返していたが、現在は灯を失い神河に留まっている。
ファイレクシア攻撃部隊の1人だが、不安定な灯が暴発してプレインズウォークしてしまったため生き残ることができた。

魁渡と同じくタミヨウの死に責任を感じており、ナシを守ることに使命を感じている。
次元や灯の痕跡を辿る力に長けており、ナシが潜った謎の扉と同じものがラヴニカにあることを突き止めた。


ナシ

神河出身の鼠人。鼠人ってなんだよと思われるかもしれないが、レオニンやエイヴンの鼠版だと思ってもらえば分かりやすいだろう。ブルームバロウのラットフォークより人間っぽい骨格をしている。
孤児であったところをタミヨウに拾われ彼女のことを実の母のように慕っている。
ドローン技術に長けているが、タミヨウの扱う物語の魔法も合わせて使っている。
タミヨウ自身の物語を持っているため、タミヨウのスタンド使いみたいになっている。
ナシが扉を通ってダスクモーンへ行ってしまったことがきっかけで魁渡たちもダスクモーンへ足を踏み入れることになってしまった。

タミヨウは強力すぎる物語の巻物に鉄の輪をかけて封印しており、今回のストーリーの冒頭で魁渡が盗んでいたものがこれの1つだと思われる。タミヨウの死後回収されてムーンフォークの元に戻されていたのだろう。
鉄の輪のかかった巻物は一巻だけではなかったようで、ナシは失われた巻物を求めてダスクモーンへ向かったものと思われる。
ホラーもので最初に怪異に首を突っ込んだ人ってだいたい碌な目に遭わない気がするのだが、果たしてナシは生きて帰れるのだろうか。


ニヴ=ミゼット

ラヴニカのギルドパクトの体現にして長寿のドラゴン。mtgにおける長寿のドラゴンは頭が良いパターンが多いが、ニヴも例に漏れず頭が良い。
領界路が開く前から多元宇宙を自覚しており、領界路によって次元同士が繋がった今それらを掌握するために暗躍している。

ダスクモーンへ繋がる扉がラヴニカに出現したためその先を調査したいと考えており、同じくダスクモーンに行きたい放浪者と利害が一致したため協力関係となった。


タイヴァー・ケル

カルドハイム出身のエルフ。元プレインズウォーカー。ファイレクシア攻撃部隊の1人。
自身の肉体の材質を周囲にある物体に置き換える一風変わった魔法を使う。ファイレクシア戦ではファイレクシア病に耐性のある呪金を身体に置き換えて感染を防いだため生き延びた。
カルドハイムの戦士らしく武勇を誇示することを好み、自らを闘いの中に置きたがる性格をしている。大変仲間思いな性格でもあるため、魁渡の申し出を二つ返事で受け入れてダスクモーンへと向かうことになった。
半裸なことをよく弄られているが、今回のストーリーではジャケットを羽織っているようだ。


ニコ・アリス

テーロス出身の元プレインズウォーカー。エンチャントである破片を操る魔法を使う。
自身の運命を否定し運命の神たるクローティスに反逆したことで運命の手に追われプレインズウォーカーとなった。
カードとしての初出はカルドハイムだが、ストーリー上の活躍は特になく謎に包まれた存在であった。謎は謎のままいつの間にか灯を失い普通の人間になっていたようだ。

破片は鏡のような見た目をしている。モダンホラーにおいて鏡はお決まりのアイテムなので今回突入部隊に選ばれたのかもしれない。


ジモーン・ウォーラ

アルケヴィオス次元のストリクスヘイヴン魔法学院クアンドリクス大学の学生。非プレインズウォーカー。
イゼット団と共同で研究をしているらしく、今回ダスクモーンへ赴くのもその関係があってのもの。
クアンドリクスは数学的な学問を学ぶ大学であり、ジモーンはいわゆるナード的な枠であると思われる。


アミナトゥ

元プレインズウォーカー。出身次元は不明。運命を垣間見て未来を変える強力な魔法を使う。
運命に逆らうニコとは相性が悪いらしい。
灯を失ってからは力が弱体化したらしいが、一度だけ死の運命を肩代わりするという強力極まりないアーティファクトを一向に託してくれた。


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