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mtg読み物解説 サンダー・ジャンクションの無法者 第1話 復讐の誘い

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概要

アニー・フラッシュの元にシェイプシフターのプレインズウォーカー、オーコが現れる。
彼はアニーの幻飾を見破る力を求めており、半ば脅迫とも取れるようなやり方でアニーを味方に引き込んだ。

一方ケランはラルと共に、領界路を用いた通信のための機構を建築していた。
ボスに呼び出されたケランは新たな仕事を言い渡される。巨大企業スターリング本社に訪問するラルの護衛だ。
スターリング本社のあるプロスペリティは大都市だ。探している父、オーコの情報もそこにあるかもしれない。


用語解説

サンダー・ジャンクション

西部劇の荒野のような次元。文明レベルはあまり進んでいなさそうに見える。
人間はもちろん、馬やフェイなどがいるようだ。
オーメンポート、サドルブラシ、プロスペリティなどの都市、村が存在する。


アクル

地獄拍車団のボスであるドラゴン。新キャラクター。
目的のためなら犠牲を厭わない残酷な性格。
mtg界のドラゴンは知性のあるタイプと知性のないタイプに分けることができるが、アクルはかなり知性のあるタイプ。
人語を理解し人語で会話ができるようだ。
最も、本文中ではコミュニケーションが取れているようには見えないが……
知性のあるドラゴンはだいたい長命なこともあり、人間をかなり下に見ている節がある。


アニー・フラッシュ

サンダー・ジャンクション、サドルブラシのはずれに住む新キャラクター。人間女性。多分非プレインズウォーカー。
職業不詳だが悪い奴ではなさそう。懇意にしている村にはなんらかの形で援助を行なっているようだ。
西部劇らしく馬に乗っているが、愛馬のフォーチュンはどこか通常の馬とは違った雰囲気を纏っており、しかも角が生えているらしい。
それって馬じゃなくてユニコーンでは……?
サンダー・ジャンクションでも珍しい存在のようなので、領界路を通って別の世界から来た生物の可能性もある。
アニーは「幻飾」なるものを見抜く目を天使から授かっているようだ。
あまり見ない単語ではあるが、オーコの口ぶりだとシェイプシフターの変装や幻惑魔法を見抜く力のようだ。
また、アクルとは因縁があるらしい。それも復讐に値するような因縁が。


オーコ

出身地不明のプレインズウォーカー。フェイの男性。シェイプシフター。
アニーはフェイの存在を知っていたことから、サンダー・ジャンクションにはフェイがいることが分かる。
もしかしたらこここそがオーコの故郷なのかもしれない。

エルドレインの王権で好き放題してから行方をくらましていたが、満を持しての登場となった。
シェイプシフターとしての能力も健在。
アニーを勧誘していることからも、仲間を探していることが分かる。
オーコにはいつも明確な目的がなく、漠然と「偽善者や権力への一方的な報復」を行動理念としている。
今回もその理念に従い、理不尽に何かを奪っていくのだろうか。


ケラン

エルドレイン出身の男性。人間とフェイのハーフ。非プレインズウォーカーだが、領界路を通じて様々な次元を旅している。
自身の出自を知るため、父であるオーコを探している。
父の手がかりを追ってエルドレインからイクサラン、ラヴニカと旅を続けてきたが、ついにオーコのいるサンダー・ジャンクションにたどり着いた。
イラストではアニーが持っているものと似た形の武器を所持している。
これがサンダー・ジャンクションでのポピュラーな武器なのだろうか。
これまではエルドレインの妖精王タリオンから賜ったフェイの剣を武器としていたが、銃社会のサンダー・ジャンクションでは厳しかったのかもしれない。

ケランの今の仕事は次元間通信に使う中継塔の建築、及び護衛だと思われる。
真の目的は父であるオーコを探すことであるが、既にオーコの悪い噂を耳にしているようだ。
基本的に良い子なケランは父親が悪人だと知った時にどうするのだろうか。


ラル・ザレック

高所で乳首をいじりながら雷撃を受け目を輝かすその姿はまさしく変態

人間男性のプレインズウォーカー。ラヴニカ出身。イゼット団に所属し、稲妻を操る魔法を使う。
ニヴ=ミゼットがギルドパクトとなってからは、実質的にイゼット団のギルドマスターの地位に就いている。
ラヴニカ愛が強いこともあってかラヴニカから出ることがあまり無いのだが、今回は珍しく別の次元を訪れている。

サンダー・ジャンクションでの仕事は領界路を利用した通信網の中継塔を敷設すること。
現地の技術者に文句はいいつつも仕事は全うしているようだ。
戦っているところやトミクとイチャイチャしているところばかり見ているせいで忘れがちだが、そういえばラルはイゼット団の中でも有数の技術力を持っているのだった。
ニヴ=ミゼットの命を受けて動いているようだが、彼が不在の間のイゼット団は誰が面倒を見ているのだろうか。


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