スタンダード:白緑報復招来
先日、白青アトラクサと題して報復招来でアトラクサをリアニメイトするデッキを構築した。
が、どこか物足りない気持ちがあった。
報復招来で11/11のアトラクサを作っても召喚酔いがあるため1ターンは殴れない。
返しのターンで生きて帰ってくれば11点パンチはできるが、アトラクサが処理されなければ11/11だろうが7/7だろうが勝ってしまうのではないだろうか。
すなわち、報復招来の効果で載せたカウンターにはあまり意味が無いのではないだろうか。
クアドラプルシンボルという強烈なマナコストを支払うのだから、カウンター効果までしゃぶり尽くさなければもったいないのではなかろうか?
むしろカウンター効果のほうが本体なのではないだろうか?
ということで報復招来を採用したカウンターデッキがこれだ。
デッキリスト
まずワイルドカードが足りていないのだがそれはさておきカードを見ていこう。
報復招来
今回はリアニメイト効果ではなくカウンター設置効果に着目した。
5マナで+1/+1カウンターを4個設置できるということはすなわち5マナ4/4相当ということである。
乗せるカウンターの数を水増しできるパーマネントを釣ればさらにお得感は増す。
打ち砕かれた尖塔、オゾリス
現代に蘇った硬化した鱗。
パーマネントであるため報復招来で釣ったうえで乗せるカウンターを1つ増やすことができる。
複数のパーマネントにカウンターが乗る場合はそれぞれのカウンターが1つずつ増えるため、これがある状態orこれを報復招来で釣ってクリーチャー4体に1つずつカウンターを乗せると結果として2つずつカウンターが乗る。
つまり一度の報復招来でカウンターが8つ乗るため、報復招来が5/8/8相当になる。
囁かれる希望の神
現代に蘇る際に神になった硬化した鱗。
3ターン目に1/1なんて出してる余裕なんてあるのかよという感じではあるのだが、報復招来を最大限気持ちよく撃つ為には複数枚の鱗が必要なのだ。
機能としてはオゾリスと同じだが、パワー分のマナを生成する機能がある為急にどデカいマナ加速ができる可能性がある。
3ターン目神から4ターン目報復招来に繋げるだけでも協力。
神ではあるが伝説では無い為複数並べることができる。
これ4枚とオゾリスが1枚ある盤面で報復招来を撃ってクリーチャー4体を対象に取るとカウンターが6つずつ乗る為報復招来が5/24/24になる。(?)
薄暮軍団の決闘者
貴重なドローソース。
自身へのカウンター設置に反応するが引けるのは各ターン1枚だけ。
放浪皇などインスタントタイミングのカウンター設置であれば相手ターンにもドローができてお得。
カウンターを設置する効果を引けていない場合2/2警戒の準バニラとなる点が難点。
植物の喧嘩屋
他者へのカウンター設置に反応して自身にもカウンターを乗せるエレメンタル。
これと他のクリーチャーとカウンターを乗せる手段が別途必要というとんでもない要介護カードだが、オゾリスや神と並んだ時の爆発力は爽快。
報復招来の気持ちよさ向上委員会の名誉会長として介護士を引き連れて参戦。
他のカウンターを乗せるカードが無いと2/2/2トランプルの順バニラとなる点が厳しいが、etbが自身にカウンターを置く扱いな為単体でもオゾリスや神とシナジーを形成するのは薄暮軍団の決闘者には無い偉さ。
有望な信徒
訓練によって自身にカウンターを置き、カウンターを消費することで解呪を放つ有望な人間。
自身にカウンターを置く効果とカウンターを消費する効果を併せもっており非常に優秀。
カウンターを設置するためのクリーチャーを一体でも多く展開したいため、1マナのクリーチャーはそれだけで強力。
アドバンテージの取れる起動方能力まで備えておりカードパワーの高さを感じる1枚。
包囲の古参兵
自ターンの戦闘の開始ごとにカウンターを置く人間。
マナ消費無しに毎ターンカウンターを設置できるのは魅力的。
下段のトークン生成効果は利用できれば強力なのだが吸血鬼やらスピリットやらエレメンタルやらの多国籍軍な為誘発することはあまり無い。
有望な信徒や古参兵が複数並ぶパターンもある為ギリギリインクの染みではない。
単体でも無視できない1枚でありカードパワーの高さを感じるが本当は光輝王の野心家が良かった。みんなそうか。
猿人の似姿
蘇生があるため一粒で2度美味しい。一体で合計4個のカウンターをバラまける……と書けば聞こえはいいかもしれないが、単体では地味マナレシオの貧弱ゴリラにすぎない。
更地に出すとあまりにも弱いため、他者にカウンターを乗せてナンボのカードである。
ぶっちゃけ3マナでいいカードが無かったからなんとなく入っただけのカードであり、リストラ候補ではある。
適当な賛助とかの方が強いかも。
放浪皇
カウンターを乗せるのはもちろんのことカウンターの乗せ先であるトークンを用意してくれるし挙句の果てには除去もする。
白系ミッドレンジの華にして汎用性の鬼。
相手ターンに-2で除去を撃ってから自ターンに-1でトークン生成し自壊、報復招来で皇を釣るといった動きは一瞬で盤面を強化できるコンボである。
4マナが若干重い点は欠点ではあるが、汎用性とカードパワーを買って採用。
その他採用候補
自立型組立工
起動型能力で自身にカウンターを置けて2/2/2と5/4/5のモードのある組立作業員。
カウンターを置く為にタップとマナが必要である点はネックだが、試作により終盤のトップに強いのは利点。
リアニすると4/5のモードで出てくるため報復招来適正が高い。
アーティファクトクリーチャーであるため喉首狙いが効かないのも嬉しい。(その場合隣の吸血鬼とかがバシバシ死んでいるだろうが)
獅子の飾緒
白い漁る軟泥。
墓地対できてカウンターが置けて喉首を狙われなくて換装もできるといいとこだけ書けば強そう(それはそう)
墓地にパーマネントが必要な点と起動にマナコストが必要な点を嫌って不採用。
墓地対は強そうなのでサイドボードに取った方が良さそう。
終わりに
コンボしてナンボのクリーチャーが多く、火力や除去で順当に1:1交換を繰り返していくだけで盤面がじわじわ不利になっていくのが欠点。
報復招来でオゾリスや神を釣ってカウンターばら撒いている時が一番気持ちいいので、報復招来で気持ちよくなりたい時や白緑の呪文を唱えるクエストが溜まった時にぜひ。
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