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mtg読み物解説 ファイレクシア:完全なる統一 メインストーリー第四話 圧倒的な劣勢

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要約

予定とは違った形ではあるが、美麗聖堂に到着したプレインズウォーカー達。
さらに下の階層であるマイコシンスの庭、その先の種子中枢を目指すが、美麗聖堂にファイレクシアンはおらず罠の匂いを感じながらも通過する。
マイコシンスの庭から種子中枢への道は油に濡れた肉の壁で遮られており、免疫を持つメリーラ以外には通過不可能に思われた。
しかしながらタイヴァーが皆の身体に呪い金を行き渡らせ、魁渡の念動力で油を弾き飛ばすことでなんとか通過する。
壁を抜けた先には、今まさに完成せんとする次元壊しの姿があった。一同は油に苦しむジェイスを庇いながら歩を早めた。
種子中枢の入り口には、ばらばらに解体されたカーンの姿があった。当初は機械の父として彼を祭り上げていたノーンだったが、用済みとみなしカーンを廃棄したようだった。
コス、メリーラ、ミラディン人の一団はカーンの拘束を解き修復する為に残った。
残るプレインズウォーカー達は酒杯と共に次元壊しの根に辿り着いたが、そこにはファイレクシアンと化したアジャニとティボルトが待ち構えていた。
エルズペスは導師であるアジャニを、タイヴァーは因縁あるティボルトを引き受け、戦闘が始まった。


サクサクっと美麗聖堂、マイコシンスの庭をスキップして種子中枢へ。
まさかのティボルトも交えながらプレインズウォーカーとファイレクシアの戦いは最終局面を迎える。


用語解説

美麗聖堂

エリシュ・ノーンが支配する球層。ノーンの玉座があり、アトラクサやイクセルも普段はここにいる。
今となってはノーンはファイレクシア全体を支配している為、実質的にファイレクシアの支配階級の中枢と言っても過言ではない。

骨を思わせる白磁と肉を思わせる赤を基調とした建造物が目立つ。
建造物だけでなく、ノーンをはじめとしたこの球層のファイレクシアンの多くは白と赤のデザインが多い。

建造物はファイレクシアンやミラディン人の骨や歯を建材としているらしい。趣味が悪すぎる。


マイコシンスの庭

美麗聖堂の1つ下の球層。
ファイレクシアの油より生まれた格子状の植物のような金属、マイコシンスが生い茂っている模様。


ストーリー中ではサッと通り抜けてしまった為どのような場所なのかは詳しくは分からないが、マイコシンスが生い茂っており、種子中枢への扉があるようだ。
ニューカペナのサイドストーリー「肉の庭」では美麗聖堂と繋がる庭園が舞台となっているのだが、この庭がマイコシンスの庭のことを指しているのかは不明。


種子中枢

新ファイレクシアの球層構造の最新部。
次元壊しが息づいており、プレインズウォーカー達はここを目指している。

次元壊しとばらばらになったカーン以外は特に何も無さそうな場所。
球層構造の最深部である為他の階層に比べで狭そうである。
ペンデルヘイヴンによく似た堕落効果を持つが、関連性は不明。
1/1サポートはペンデルヘイヴンの専売特許というわけでもないので、関係無いかも。


カーン

ウルザが作った銀のゴーレムにしてプレインズウォーカー。
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ファイレクシアとは長い付き合いがあり、現在物語の部隊となっている新ファイレクシアは元を正せばカーンの作ったアージェンタムという人工次元だった。
ある意味アージェンタム、ミラディンにファイレクシアの汚染を持ち込んだ張本人でもあり、打倒新ファイレクシアの使命と責任に燃えている。
酒杯の情報を単独で入手、複製に成功するが、兄弟戦争のストーリー中にシェオルドレッドに拉致され、無惨にも解体されてしまった。
解体された状態で種子中枢に打ち捨てられていたが、何故ファイレクシア病に感染しないまま放置されていたのかは謎である。
ファイレクシアンにして使役したほうが良さそなのだが……機械の母としてノーンが君臨する今、機械の父は不要ということだろうか。
ジン・ギタクシアスなんかは望んで解体、改造したがりそうである。


黄金のたてがみのアジャニ

アラーラ次元の断片の1つであるナヤ出身。レオニンのプレインズウォーカー。
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「黄金のたてがみ」と呼ばれることもあり、実はアジャニ・ゴールドメインが本名ではないか?と思わされることもある。
同様の問題は野生語りのガラクでも発生している。
団結のドミナリア時点で完成しており、ドミナリア軍に与するプレインズウォーカー達を盛大に裏切る潜伏工作員となっていた。
エルズペスとはアラーラを巡るニコル・ボーラスとの闘争からの仲で、テーロス・ブロックでもアジャニと共に戦っている。
彼女の故郷であるカペナへ導いたのもアジャニであり、迷い多き騎士であるエルズペスを導く導師としての存在でもある。
そのエルズペスが最も憎むファイレクシアの手にアジャニが堕ちてしまったことは不幸としか言いようがない。
最終局面でのこの2人の激突はもはや必然だろう。


ティボルト

イニストラード出身のプレインズウォーカー。半分悪魔の人間で男性。
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人を苦しめるのが大好きな苦痛魔術師(なんだそりゃ)
カルドハイムのストーリーの後行方をくらませていたが、まさかのファイレクシアンになって再登場。
カルドハイムにはヴォリンクレックスが来ていたのでそこで鹵獲されたのだろうか?
残念ながら登場タイミングが悪く、ファイレクシアンティボルトはカード化されていない。
全国のティボルトファンは悲しんでいることだろう。


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