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Fashion History Timelineを紐解く②

続編です。
今日から時系列に、記事を読んでここに翻訳しながら要約していくことで定着を図ります:)

今日は古代。シュメール人、とのタイトル。それでは、レッツゴ〜

元記事はこちら。

Last updated Mar 6, 2018 | Published on Sep 11, 2017

SUMERIAN

シュメール文明は前史(紀元前3500-2500)とLater Sumerian(紀元前2500-1000)に大別できる。
厳格な階級制度と男性優位社会で成り立っていた。
経済は貿易を基盤としており、油やウールを輸出していた。
ウールは衣服、タペストリー、装飾品の作成に最も重要な製品だった。
女性は生地の生産者であり、ウールを紡いで布を織った。それを男性が染色することで、衣服が完成した。
性別を問わずカウナケス(kaunakes)と呼ばれているフリースのような生地のスカートを履いていた。
階級によってスカートの長さが違っており、使用人・奴隷・兵士はショートスカート、王族・神はロングスカートを履いた。このスカートは体の周りを巻き、それをウエストあたりでベルトを使って留める履き方をしていた。

シュメール文明と聞くとあまり聞き馴染みがないんですけど、メソポタミア文明として学校で習ったやつですね〜!

紀元前3世紀、メソポタミアのシュメール人は織物の文化が発達したことで知られている。この発達により、体を覆うのに十分なサイズの大きな長方形の布生地を作ることができるようになった。
シュメール文明時代の彫像やレリーフが、当時の人々が織物やふさふさした生地、両方のスタイルのスカートを履いていたことを示しており、まだ織られていない生地(毛皮など)から織物への移行を示す好例となっている。
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下の画像は、テル アスマル遺跡で発掘された象で、左側は織られていないロングスカートを履いたアブ神。右側は、織られた生地でできたドレスを着ている女性の神。像が示すように、長方形の生地を巻いて垂らすように着用されていた。
女性もウエスト周りを巻きスカートのようにして着る方法が最も一般的だったが、時代を経て、上から他の長方形の生地を垂らし、ふくらはぎ辺りで留められる着方がされるようになった。
これらの衣服は、アッシリア、ギリシア、エジプトの民族の衣服に影響を与えた。
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階級に応じてスカートの長さが変わるのは面白い。
確かに、ロングスカートの方がよりたくさんの生地も使うし、体を守れる範囲も広いもんなー。

あと、訳していて気になったのが、
fabric
textile
の違い。

fabric: 生地。コットンなどが含まれる。

textile: 織物。
(ついでに)

garment: 衣料品。

clothes: 衣服。着用されるもの

この例文、違いを覚えるのに分かりやすかったです。

My mother made a shirt for me with textile fabric.
母は、織物(の生地)で、私にシャツを作ってくれた

Done! Thank you.

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