でっかいおまもり

 24歳の厄年の時に父親に川崎大師に厄除けに連れていかれた年がいい年になったので、それ以降毎年厄除けには行くようにしている。今は川崎大師に行くのが少し不便なので、家から行きやすい西新井大師に行っている。
 厄除けやお護摩そのものの効力を信じているというよりは、いい思い出の反すうをすることで自分の心の中のお守りをもらうような意味合いが強いかと思う。

 2023年2月18日、オードリーのオールナイトニッポン15周年ライブが東京ドームで行われた。一応、初回放送から聴いている15年来のリトルトゥース(オードリーANNリスナーの愛称(笑))である。残念ながら現地のチケットは外れて映画館でライブビューイングでの鑑賞だった。5年前の武道館ライブも大きな箱を活かしたダイナミックな構成もありつつも、いつものラジオの感じを醸し出すアットホーム感があり、原点である漫才を楽しませてもらえる内容であったことを鮮明に覚えている。武道館ライブの冒頭、若林さんが「今日は内輪ノリをやりにきた」と宣言していたのと同様、今回も内輪ノリ全開の内容でリトルトゥースにとっては大満足の内容だった。
今回の東京ドームライブについて若林さんが従前より「1人の人こそ来てほしい」とラジオで発信していたが、ライブビューイングに行ってその意味が分かった。私も1人で観に行ったが、同様に会場にも1人のリトルトゥースがたくさんいた。もちろん隣の人と事前に仲良く談笑するわけではない。しかし、ライブが始まると拍手や笑いがシンクロする。話したこともないリトルトゥースたちが長年連れ添った仲間に感じるような空間が醸し出されている。

若林さんがライブ中に「このライブがみんなのお守りになればいい」と話していたが、まさにこのライブは私を含めた多くのリトルトゥースたちのお守りになったことだと思う。
「若林さん、春日さん、チーム付け焼刃の皆さん、でっかいお守りいただきました!」
とりあえずネトフリ契約してライトハウス全部見て、星野源さんのエッセイをkindleでポチりました(言わずもかな、若林さんのエッセイは全部持っているので…)。



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